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ライフシフト・ジャパンの原点

ライフシフト・ジャパンの豊田です。CROという見慣れない肩書をつけていますが、RはReseachのR。リクルートワークス研究所の設立メンバーで、今も研究員の一員なので、CROとしましたが、実態はReseach & Development、それもDevelopに寄っています。

さて。そんな私もライフシフト・ジャパン創業メンバーの一員なのですが、完全に「巻き込まれ」でした。リクルートに長く籍を置きながら、事業はもちろん新たなサービスを立ち上げたこともなく、キャリアの後半はノンプロフィットセンターにいた私ですから、「一緒に会社つくろう!」という話には乗らなかったと思いますし、そもそも話なんて来なかったでしょう。ところが。

CEO大野さんの記事「ライフシフト・ジャパン誕生!」にもある通り、この会社の創業の発端は、「人生100年時代を題材に本を書こう!」という話でした。キャリアの研究者であり、憚りながら、何冊かの著作もあり、大野さんと私は、リクルートブックとガテンの編集長と副編集長であったこともあり、「豊田~、一緒に本書かない?」と飲みながら誘われ、その気になって参上した初めての会合の場で、ファザーリング・ジャパン代表の安藤さんから「会社作るんで、来週までに印鑑証明送ってね」と言われ、気がついたら創業メンバーになっていた、という次第。

てすが、この「本を書く」ということが、ライフシフト・ジャパンという会社が実質的に始動する原点になります。そして、その原点の芽は、大野さんコラムにも出てきた「ライフシフト・ジャパン設立のつどい」にありました。このパーティーで、おほろげながらも「こんなことをしていきます」というプレゼンテーションをしたわけですが、参加者のおひとりである松永真理さん(iモードで有名ですが、大野さん、河野さん、私の“上司”であったこともあります)から、「出版事業がなぜないの?」という突っ込みが。長年編集という仕事を生業にしてきたのだから、本ぐらい書きなさいよ、という叱咤激励です。また、この会場には、大野さんとつながりのあったNHK出版の江藤さんも参加されていました。そして、パーティーが終わってからほどなくして、江藤さんから「こういう本を出したいので、力を貸してもらえませんか?」というお声がかかるのです。

本が世に出るまでには紆余曲折ありました(ここには書けませんがw)が、翌2018年12月に「実践! 50歳からのライフシフト術」が無事出版の運びに。そして、この本の編集を通じて、私たちライフシフト・ジャパンのメッセージの、そしてサービスの根幹となる「ライフシフトの法則」が生まれたのです。江藤さん、機会を頂きありがとうございました! 

表紙を開くと、「さあ、人生の主人公へ。」というフレーズが。
綿毛のビジュアルとともに、ライフシフト・ジャパンの
アイデンティティーになっています。

本の話から会社が生まれ、本を作る中から会社の根幹が生まれた。それが私たちの原点です。といいながら。その後、本を出せていません。ネタはあるんだけどみんな忙しくて、先送りにしてきました。今年は何とかしようね、本を出そうね、と話しています。

そのネタの棚卸し記事も、もうすぐnoteて始めます。乞うご期待!


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