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人目の人って誰、世間体の世間って誰? #39

『人目を気にして』とか、『世間体が気になる』という言葉をよく聞きます。この場合の人目のヒトって誰なんでしょうか?  世間体の世間のヒトって誰なんでしょうか?  その目って何でしょうか?

なぜ他人の目や、世の中の人の評判が気になるのか

一度くらいはオシャレな洋服やファッションを見て、自分もあんな風に着こなしてみたいとか、高級感あふれる自動車に乗ってみたいと憧れたことがあると思います。

なぜそんな洋服を着たいと思ったのでしょうか? どうして高級車に乗りたいと思ったのでしょうか?

他人からカッコイイと言われたい。事業で成功したからベンツに乗っている。そう見られたいという気持ちがあるからではないでしょうか。

このような感情は誰にもあると思います。それ自体は何も不思議なことではありません。

人目、世間体 は他人ではなく自分自身

想像して欲しいのですが。
あなたは自分が着てみたいと思っている洋服を着て電車に乗っている自分の姿を想像してください。ベンツに乗って颯爽と街中を運転して走行してる自分の姿を想像してください。

あなたは周囲の人になって自分自身を見ています。では質問です。あなたは
・その時あなたは自分自身をどう見ていますか?
・あなたはどんな眼差しで自分自身を見ていましたか?

恐らくあなたは何も感情を抱かなかったのではないでしょうか?

このシーンを想像して分かることは、人からカッコいい人と思われたかったからオシャレをしたのに、事業で成功した人と思われたくてベンツに乗ったのに、他人から見ればどうでもいいことでした。こんなハズではなかったとガッカリしましたね。

この方法で分かったことは、人目や世間体を気にしていたのは、自分自身だったということです。

そうです。気にしていた『人目の人』『世間体の世間』は他人ではなく自分自身だったのです。

他人と比較して自分の位置を決める

人は自分以外の人と比べることで、人より上か下かと立場や立ち位置で物事を判断する傾向があります。さらに人から下に見られないように振る舞うクセが身についています。

時に優越感や劣等感という感情で自分と相手を見比べます。そもそも比べたり比較する立ち振る舞いをしなければそういう気持ちになることはないのですが、これは持って生まれた性分みたいです。

人から「うらやましがられたい」という欲求であり、その欲求は自分自身に潜んでいるものだったのです。

人目や世間体を気にしているのが自分自身だと分かったら、もはや何も恐れることはありません。堂々と前を向いて歩いて、己が道をただ行けば良いのです。

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