従業員を放し飼いにして、会社を成長させる放牧経営 #11
そもそも仕事は楽しいものではありません。朝起きて、電車やバスに揺られて通勤するのはイヤなものです。
サラリーマンなら生きていくためには、出社しなければなりません。だったら楽しく仕事をしたいですよね。居心地の良い会社にするにはどうしたら良いでしょうか。
会社と仕事に人生なんてかけない
一度きりの人生の大半を会社や仕事に捧げるわけです。会社へ行くこと、さらに仕事が楽しければ有意義な人生になるはずです。
仕事に納期や期限があれば、義務感や脅迫に押し潰された気持ちになり、睡眠不足に陥ったりします。やがて出社することが嫌になります。
そうならないために、納期や期限を無くせば、悩みや苦しみ、ストレスの大半が無くなります。経営者は、できる限り納期や期限を減らすことに努めましょう。
従業員を放し飼いにすれば人は育つ
理想は放牧経営です。人を動物に例えるのは不適切かもしれませんが牧場に例えるなら、放し飼いです。
放し飼いをすると人は成長は自立して成長します。本当に?と思われるかもしれませんが、そう信じることで経営者と従業員がストレスを感じることがなくます。
みんな笑顔になります。今までより良い人間関係が芽生え仕事が順調に回り出します。
焦らず、慌てずに時間をかけて任せれば人は育ちます。仕事が遅いからとか、できないからと怒ってはいけないのです。
会社主催の飲み会は廃止、接待は社長にまかせる
会社主催の飲み会は定時を過ぎると残業扱いになるので、会社主催の飲み会は即廃止します。残業ゼロを目指す会社なら当然です。
顧客の接待も中止にします。これを内外で告知すれば、顧客も納得します。どうしても接待したければ社長か役員が接待をすればいいでしょう。
残業ゼロにしたいなら、従業員を放牧せよ
残業ゼロの会社にすることは意外に簡単です。退社ルールを変えれば解決します。
具体的には、定時の1時間前から退社を自由することをルール化します。定刻が18時なら17時以降は退社可能にします。この方法でほぼ残業は無くなります。
そもそも誰も好き好んで残業なんてしたくないという考え方を基本にしています。早く帰っても定時帰社になるなら誰でも嬉しいはずです。
どうしても残業しなければならないときは、前倒しした早帰り時間と相殺すればイイからです。それなら文句はないでしょう。
それでも残業がなくならないなら、定時の2時間、3時間前から退社可能ルールにすれば残業はなくなります。それでも残業がなくならないなら、会社の仕組みに問題があります。
放牧経営は、従業員の自由な働き方と引き換えに自立させて、会社を成長と責任を求める経営手法です。
具体的には、
・会社、仕事に人生をかけない
・納期や期限を減らす
・従業員を放し飼いにする
・会社主催の飲み会を廃止する
・定時の1時間前から退社を自由にする
という5つのポイントを押さえることが重要です。
この経営手法を導入することで、従業員のモチベーションが上がり、責任を促し、仕事の質が向上し、残業が減り、会社が成長する可能性が高まります。
このブログを読んで、放牧経営に興味を持った方は、ぜひ実際に導入してみてください。私は実践しています。
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