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第34話 豊臣の花嫁

まず、この時期にきちんと天正地震を入れ込んでくる脚本家に
「あっぱれ!」と思いました。
いつ起こるかわからない大震災に正しく怯えて日々を過ごすことは、
大事ですね。
自分の身を守ることができなければ、誰かの力にはなれません。
震災に関しては、まずは自分を守ることを考えたいものです。

評定の最中にお愛の方が登場。
お愛「わたくしには、難しいことはわかりません。
   なれど、お方様が目指した世は殿がなさぬものなのですか?
   ほかの人が戦なき世を作るなら、それでも良いのでは?」
われこそは、天下をとり平和な戦のない太平の世を作ろうと考えていた
家康と徳川家臣団。
お愛の言葉にプライドが傷ついたことでしょう。
しかし、石川数正出奔の件をそれぞれが思い悩んでみ結論が出せない、
もやもやとした中で本心を話すことできなかった中で時間を過ごしていた、
家臣団にとって
酒井忠次「数正にはそれが見えておったのかもしれんな。
     自分が出奔すれば、戦がしたくてもできぬ。
     それが殿を皆をひいては徳川を守ることだと。」
お愛の言葉で数正の行動に意味を見出し、家康がこだわっていたこと
すら、解決することが出来ました。
こだわりって、持ってても良いのだけど問題を解決することを
忘れちゃうことがあるのですよね。
この大河ドラマの家康も徳川家臣団も優しくて他人がうれしそうな顔を
することが大好きな人たちの集まりだからなぁ~。と思います。

自分が持っているこだわりで自分を辛くしていることはありませんか?
交流分析では「駆り立てるもの」として、
「それさえしていれば自分は存在していても良い」と心をしばり、
辛い思いをしていることはありませんか?

例えば、自分のことを後回しにして他人のために尽くすことに必死になり、
気が付けば、お礼を言われることもなく、うざがられ、邪険に扱われ、
裏切られて「私はこんなにしてあげたのに・・・」となげき、
次に何をしたらよいかわからなくなり、
何もやる気が起きなくなってしまう。

人から質問されたことを完璧に答えようと考えたので、急いで資料等を
用意していたにも関わらず「ざっくりでいいんだよ。君はいつもやることが遅い」なんて言われた時に「なんで??」と気持ちが落ち込むとき。

何事も一生懸命に頑張り入念な準備をしたにもかかわらず、
ここぞという時に体調を崩してしまい結果を出すことできない。
質問にはきちんと答えたいと考えているが、きちんと答えたいと
考えれば考えるほど、しどろもどろになってしまい準備していたにも
かかわらず、答えが出せないとき。

何をやるにしても早くて、ちゃちゃっと様々なことを片付けてしまい、
歩くのも早く合理的で「~ながら」でことを済ませていくが、
凡ミスが多い時。

びっくりしたり、悲しかったり、怒りを感じているのに表情に出せず、
どうしてよいかわからずに困っているのだけど、周囲から助けてもらえず、
「何を考えているかわからない」と言われてしまうほど感情の出し方が、
わからない時。

少しは経験したことがあることばかりかもしれませんが、
そこからなかなか抜け出すことが出来ず悩んでいるときが、
ありませんか?

そんな時、ちょっとした心のクセがでてしまうのかもしれませんね。

ちなみに、私はとても「急げ」の心のクセを持っているので、
いつも読んでくださる方は目につくと思いますが、
「誤字脱字」の嵐です。

日常生活の中でそのクセにとらわれていると安心することが多いので、
見ないふりをしてしまうこともありますが、
自分が安心するだけで他人に求めることは避けたいところです。

「急げ」の私は急ぐ用事がなくても、人込みの中を歩くときに
「なんで、ちゃっちゃと歩かないかな?イラつくなぁ~」と
ストレスをためることがあります。
とは言え、周囲の人に「早く歩いてよね!」って、
言いたくなることがあります。言いませんけど・・・。
でも、この瞬間に私の心のクセは私の中で出ています。

ビジネスのチーム作りの中で、塩梅よくこのクセを持っている、
方々でチーム作りをしてみるのも良いかもしれませんね。


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