見出し画像

第37話 さらば三河家臣団

北条攻めと国替えの打診が同時に伝えられる家康。

ちょっと知ってるから自慢げに伝えちゃいたくなってくるのが、
優越感い浸りたい私なので失礼いたします。
この時、鎌倉市にある玉縄城を家康の別動隊が落としたのですが、
その後、城主となったのが本田正信。
この回でも本田正信は、家康の側を離れずしっかり軍師してました。
玉縄城に散策がしたい気持ちでいっぱいですw

さて、本田正信から依頼されて大久保忠世が国替えの件の説得の
役を担ったのですが、どのように伝えたのか場面ではでていませんが、
家康「我らがここまでやってこられたのは、わしの知らぬところで、
   そなたが影日向となってこの暴れ馬どもをつないでくれて
   おったからじゃ。」
と、評価するように大久保忠世の表に出ない動きがあったことが、
理解できます。

組織の中では、
リーダーシップ役
慈悲を持つ役
傍観者役
アイディア発信役
協調性を持ち支える役

この役の力は皆が持っています
ただ、状況や環境によっての得手不得手があります。
多くの人は全てがそこそこにちゃんと出来ないといけないと
教えられて育っているかと思います。
その教えが色濃く出れば出るほど、自分も頑張り必死になれば
なるほど認めてもらえる達成感や成功体験を積み上げています。

そこそこ、成功体験は大事ですし1度は頑張ってみることも
良い経験や糧となります。

しかし、皆が皆おなじではないので
「自分は頑張ってできたこと」が他人も頑張ればできるわけではありません
得手不得手があるのです。
人によって、
完全に近い状態を目指すことに一生懸命な人
他人を喜ばせるのに一生懸命になる人
感情を表に出さないように一生懸命になる人
一生懸命にプロセスに一生懸命になる人
何事も急ぐことに一生懸命になる人
一生懸命になる場所が違うこともあるのです。

徳川家臣団は、それぞれの一生懸命になる場所を認めながらも、
行き過ぎる時は、大久保忠世のようにうまく立ち回って、
コントロールしながらなかったことにするのではなく、
納得するまで付き合う人も必要となってくるのです。

つまり、それぞれの良いところを活かして活躍しつつも、
自分の弱みもさらけ出し助けを求めあうことができる、
自分を知っている人たちが徳川家臣団となっていることが、
わかります。

完全に近い状態を目指すには、自分をまず知ることが必要です。
その上で自分の弱みを認める力も必要となります。
自分の弱みを見つけることや認める行為が出来るようになると、
人の弱みも認めやすくなっていきます。
人の弱みを認めることができれば、強みもまた受け入れることも
出来るようになってきます。
これで、それぞれの個性を認め合える関係です。

その土台ができて初めて他者と本音の語らいができるようになり、
完全を目指すチームの一員になれるのではないでしょうか?
うまくいかないチームになった時に少し参考になるとうれしいです


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?