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こじれる時間

活動仕事までお話を進めましたがここまでもそれなりにストロークの交換があります。
ところがここからお話しする時間の構造化は心理ゲームと言われる時間となります。

今までお話ししたことの中で言ってしっかり押さえていただきたいなと思うのは閉鎖引きこもりは自分の世界の中で自分が自分に対しストロークを与える時間です。

そして儀式儀礼は人と最低限のストローク交換をする時間です。

雑談気晴らしに関しましては、儀式儀礼よりは濃いめのストローク交換となりますその次の活動仕事になりますと目的を一致した仲間と共に行う時間ですのでストロークは雑談気晴らしよりは濃いものになります。
結果を出すためには多くのやりとりとディスカッションが必要となってきますのでかなり濃いめのストローク交換となります。

ところがこのストローク交換というのは普通にある程度上手にストローク交換できてるといいのですが自分が望んだ通りのストローク交換ができてない場合ネガティブであっても欲しがってしまうという特徴がございますそこで次に出てくる時間が心理ゲームと言われるもので。

ゲームはこじれた会話のことを言いますゲームを仕掛けるのは規定的なものでも良いからストロークを得たいと思う心理から働いております言葉は悪いのですが私は「かまってちゃん」という言葉をよく使います。

私自身もうだいぶ前になりますがマクドナルドで店長代理をしていた時期がございますその時に「16時に買ったポテトが冷たくなっているんだけれども」夜中の2時に受け取った電話です。普通に考えて16時に買ったポテトが夜中の2時まで暖かかったらおかしいと思うんですよねそれが冷たいというクレームできました皆さんもご存知のように夜中というのは人恋しくなるといいますが起きているとなんとなく寂しい感じがしてくる時間なんですよね。
よく話を聞いてみますと「一人で冷たいポテトを食べているのは寂しいんだだからあったかいポテトも食べたかったんだ僕は一人でこれを全部平らげなきゃいけないのか今すぐあったかいポテトを持ってきてくれないか?」そんなクレームでした 。

一人でポテトを食べてるのが寂しかったんですよね誰もそばにいてくれないから自分っていうものがどんな存在なんだろうかそんな不安も感じられていたのでしょう。
だからクレームをつけて誰かが温かいポテトを持って来て欲しいそう思われたんだと思います。
私も心理学交流分析を学んでおりましたのでこれはストローク不足なんだろうなぁ~、淋しい人なんだなぁ~と思ったものです。

もっと言い方をきつくするとストローク飢餓の状態になるんだろうなとは思うのですが夜中の2時に男性の家に温かいポテトを持っていくということはやはりできませんで後日改めての対応となりました。

しかしもしこの対応の時に私が「16時に買ったポテトが暖かかったらおかしいでしょ。あなたおかしいんじゃないですか?」なんて喧嘩腰で言ってしまったら相手の思う壺なんです。

実は心理ゲームの多くの理由はストローク不足またはストローク飢餓というものから始まります本当に欲しい人からはなかなかストロークはもらえないので代わりに誰か他の人からもらおうとなるとクレーム以外なかなか思いつかない人が今の世の中多いのかもしれません。
そしてネガティブなストロークをもらってまた腹を立て自分の思い通りにならなかったそして辛い思いをしていく嫌な思いをしていくそれが心理ゲームなんですね。

本当にそのストロークは欲しいのですか?
後味の悪いやりとりに時間を潰していいのですか?
人には24時間しか平等に時間はありません。
少し、考え方を変えてもいいですよね。


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