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45. 重症妊娠悪阻

スピリアルライフナビゲーター
マルコヒロミです。
こちらのブログを選んで下さいまして 
どうもありがとうございます。

まとめ記事

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夫と一緒に、お蕎麦を食べに行った日から
急激に体調が悪化して
家事が全く出来なくなってしまった私は
そのまま実家のお世話になりました。


妊婦の私が階段の上り下りは危険ということで
両親から2階にある私の部屋を使うことを
禁じられてしまいました。
(両親は極度の心配性+過干渉なので困ったものです)

ということで
私の寝起きする部屋はリビングの隣にある
和室になりました。


食事など必要最小限の動きしか出来なかったので
一日の殆どを和室で過ごしました。


悪阻(つわり)とはどういうものか?

一般的に、よくあるイメージとして
テレビドラマのワンシーンで
急に吐き氣がしてトイレに駆け込む場面があります。
たしかにそれもあります!

しかし 私の体験した悪阻は
吐き氣だけではなく、もっと沢山の症状がありました。


胃の中に食べ物が無くなっても吐き氣が続き
一日に何度も胃液を吐いた。

24時間3ヶ月間びっちり
昼も夜も布団で横になっていても全く関係無く
眩暈がとまらない船酔いに似た状態になった。

炊きたてのご飯の匂い等、匂いに異常な程敏感になる。

テレビで「にんにく卵黄のCM」を見ただけで吐いていた。

食べられる物が激減、チャーハンと海苔巻き
ソーダと果物しかダメになり
妊婦なのに体重が5キロ減の
40キロ台ぎりぎりまで落ちてしまった。

髪の毛が異常な程抜けまくり
洗髪時排水溝が詰まって大変なことになった。

テレビのニュースが見れなくなった。
当時誘拐事件、竜巻等の自然現象のニュースが多く
嫌でも自分の身に起こった時のことを想像してしまうので
怖くて仕方がなかった。

体調が最悪になると、自動的に心も最悪の状態になった。
苦しい心のうちを聴き、理解してくれる人が
居なかったのが本当に辛かった。

たとえ聞いてくれたとしても
見当違いの答えが返ってくることが殆どで
とにかく死にたいということばかり
頭の中に浮かんできた。

目がかすんで、周りがよく見えなくなったり
鼻血が止まらなくなる身体症状があった。

沢山の症状が出てきて様々な過酷な経験をしました。

あまりにも辛すぎて
毎日人知れず涙を流していました。

妊娠って、なんて激しく苦しくて辛いものなんだろう。
もう二度とこんな嫌な体験はしたくない!!と思いました。

でも、今こうして死を思いとどまり
辛さを乗り越えられたのは
お腹の中にいた赤ちゃんの存在でした。

生まれるまで性別の分からなかった
赤ちゃんのことを
「うりちゃん」(いのしし年生まれなので)と名付け


「うりちゃん、おかーさん今ちょっと辛くて大変なんだ
でも、うりちゃんのこと精一杯守ってあげるからねー!」
と毎日お腹に向かって話しかけていました。


次回は 46.一週間の入院生活
です。


最後まで お読みくださいまして
ありがとうございました。

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