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食雑記

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日々の食卓、食卓での会話、食材やレストラン、食に関する本や映画、イベントなど、食にまつわることだけ書く日記のような「食雑記」。節気毎に更新。
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2021年9月の記事一覧

運命の無花果と出会う

ついに出会ってしまった。食べられる庭に植えたい無花果に。 8月以来、無花果にどれだけ気持ちとお金を費やしただろう。毎週買い出しに行く、兵庫六甲JAのファーマーズマーケットには、朝採れの無花果が並ぶ。今年は収穫量が少ないらしく、ちょっと出足が遅れると、もう棚が空っぽだったりするけど、とにかく、そこにあれば買う。見たことない種類があれば、それを優先して買う。そうやって、この夏、無花果を食べ続け、保存し続けてきた。 そして今日。昨日は快晴、今日も晴れ。いい無花果が必ず出てるはず

うるめいわしの梅煮

スーパーで、ずいぶん丸々としたいわしがいると思ったら、島根産のうるめいわしだった。残念ながら、頭と腹は落としてあって、うるんだ目は見られなかった。 いわしは大好きで、よく食べる魚のひとつだけれど、北海道でも、東京でも、生のうるめいわしは見たことがない。調べると、やはり暖かい海で回遊するという。また、いわしの中でも鮮度が落ちやすいので、鮮魚ではあまり出回らないらしい。 和食で食べたかったので、梅煮にしてみる。今年は梅干しを自家製したので、量を気にせずジャンジャン使える。

無花果の酢煮

お隣の川西市は無花果の産地で、近所のスーパーでも朝採れの無花果が普通に買える。無花果の実らない北海道から引っ越してきたので、とにかく嬉しくて嬉しくて、買い物の行くたびに、狂ったように無花果を買っている。 今は、この喜びを長く味わい続けるために、保存の方法を考えている。昔、同じく関東では無花果の産地である南房総の食のイベントに参加したときに、友人が提供していた無花果の酢煮を思い出し、瓶詰め保存できないか実験中。 この無花果の酢煮とバニラアイスを合わせると、素晴らしく幸せな気