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札幌の果樹庭

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札幌市内の住宅地の中にある、さまざまな果樹を植えている庭について。サクランボ、梅、ブラックベリー、ブドウ、アーモンド、柿、キウイなど。
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果樹庭の歳時記

札幌の果樹庭では、花や実の、美しく愛おしい姿に、たくさん出会います。とはいえ、旬という言葉通り、最高の瞬間はいつもほんの10日ほど。年によっては見逃してしまったこともたくさんあります。私自身、その最高の瞬間を1年通して見てみたくて、この数年間撮りためていたものを、歳時記としてまとめてみました。 梅の花、はじめてひらく|4月下旬 桜桃の花、はじめてひらく|5月上旬 葡萄の新芽、出でる|5月上旬 林檎の花、やわらかくひらく|5月中旬 すべての花、咲きそろう|5月中旬

果樹庭の一年

いつからか、果樹庭で全景の定点写真を撮るようになった。2019年は比較的抜けている時期がなかったので、並べてみる。とはいえ、7月と8月が抜けているけど。7月は梅の収穫期、8月下旬からブラックベリーの収穫期。 3月20日積雪がまだ残っているうちに、桜桃、梅、アーモンド、梨、柿の春剪定を行う。 4月22日桜桃の蕾が少しずつ膨らんでくる。葡萄の芽も膨らんでくる。 5月3日桜桃は開花直前。梅はもう咲いている。 5月15日桜桃の花が満開少し過ぎたくらい。 6月27日桜桃の収穫

庭主になるまで

2011年の秋、札幌の実家から歩いて30秒のところにある、500平米ほどの果樹庭の庭主になった。前年の秋に亡くなった父が所有していたものを、妹とともに正式に相続したのだ。 父がこの土地を購入したのは、確か1996年頃だったと思う。賃貸アパートを建てるつもりだったらしいけど、近隣との日照権などの問題で断念。ちょうど、実家の庭のさくらんぼの樹が駄目になりはじめたからか、水道を引いてないので畑にすることができなかったからか、父は果樹の苗を植えることに決めた。植えた年のがいつだった