見出し画像

実践してみて役立った英語脳の作り方!

 ここ数年、雑誌や情報サイトで「英語脳」というフレーズを目にする事が多くなっているような気がします。そもそも、この「英語脳」という言葉の意味ですが、少し調べてみると、日本語に変換しないで英語を理解するという意味のようです。要は、自分というコンピューターがあったら言語設定を完全に英語にしてしまおうという事のようです。

 簡単に「英語脳」を作るといっても、どんな事から始めたら良いのだろうと思うかもしれませんが、私が留学中に経験した内容で、そういえばこれはまさに「英語脳」を作るための基礎だったのかと思う事があったので紹介したいと思います。

 私が留学した際は、先ず、大学のESL(English as a Second Language) と言う語学学校に通いました。この語学学校では、英語の4科目 Reading, Writing, Listening, Speakingの基礎科目と、更に文法や発音に特化した追加の授業等がありました。授業を受けるにあたり、勿論それぞれのクラス向けに教材を購入します。そんな中、教材と合わせて必ず購入するように言われたのが英英辞典でした。この英英辞典の活用こそまさに「英語脳」を作るための基礎だったと感じています。すべての授業において、分からない単語が出てくると英英辞典で調べる事になります。その為、まさに「英語脳」と言う言葉の定義通り、知らない英単語を日本語に変換しないで、英語で理解する練習を繰り返すのです。そうする事で、調べている単語だけでなく、それと関わる英語の語彙力も増え、英単語のニュアンスも、よりネイティブに近い感覚で理解ができるようになるのです。

 この体験を振り返ってみると、当時は、時間もかかるし面倒だなあと思いながら英英辞典を使っていましたが、まさにこの方法が「英語脳」を作るための一番の方法だったように感じます。少し話はそれますが、英単語を学習する目安として、成人のネイティブの語彙数は、約30,000ほどというデータもあります。そして、ビジネスで困らないレベルの語彙数は、約10,000ともいわれております。ぜひ、この目標値を頭におきながら、次回から分からない単語が出てきたらなるべく英英辞典で少しでも意味を理解し、語彙力を増やしてみてください。

 因みに、私の経験からもどの言語で考え理解する癖を付けるかは、語学を学ぶにあたって非常に重要な要素だと思っています。例えば、私はアメリカへ留学中、スペイン語を第三言語として習っていました。その際、クラスでは、英語でスペイン語を学ぶ為、私は日本人であるにも関わらず、今でもスペイン語の単語が出てくると必ず同じ意味の英単語が一番に頭に思い浮かぶのです。例えば、perro=dogと一番に思い浮かび、perro=犬とはならないのです。ですので、改めて英英辞典を活用し「英語脳」を作ることは、効率的に英語を学ぶ助けにもなるかと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?