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これからの日本に必要なアメリカ人の○○力!

 近年、インバウンド需要が増えている日本ですが、海外の人から見た日本には、和食文化だけでなく伝統文化に始まりPOPカルチャーまで、魅力的な日本独自の文化が発展しています。そして逆も然りで、日本人から見た海外にも魅力が沢山あり常にトレンドと言う形で影響を受けています。そんな日本とアメリカの両方で生活をした経験から、特に今回は、アメリカ人のここがすごいと思った事をお伝えしたいと思います。

 アメリカ人の凄さの一つとして認識しておくべき事は、やはりラスベガスではないかと思います。世界でカジノと言えば、必ずラスベガスが上がります。このラスベガスですが、これだけ世界から集客できる物をつくり、ブランディングに成功したのもすごいですが、それ以上に言える事があるかと思います。

 自分が初めてラスベガスを訪れた際は、飛行機で向かいました。飛行機でラスベガスを目指すと、到着するまで本当に何もない砂漠だけの退屈な景色なのです。そんな中、空港に近づいてくると、あのネオンで明るいいかにもエンターテイメントの町ラスベガスが突如として現れてくるのです。繰り返しですが、皆さんがイメージするラスベガスにつくまでは、本当に何もない単なる砂漠で、こんな所に人が住んでいるのかと言っても言い過ぎではない環境なのです。元々ラスベガスは小さな町であまり知られておらず、1929年に起こった大恐慌の失業者対策の1つとしてフーバーダムの建設が始まり、ゴールドラッシュ以降、再び人が集まり出した町なのです。(ゴールドラッシュ時代は、カリフォルニアに向かう人たちの中継地点でもあった)それに近いタイミングの1931年に、ネバダ州は賭博を合法化しました。しかし、当時は、カジノも数か所しかなくさほど大きな町ではなかったようです。しかし、そこに目を付けたのがハリウッドへビジネスを広げていたニューヨークマフィアのベンジャミン・シーゲルと言う方だそうです。その何もない街に、ハリウッドの様な豪華な町とカジノを結び付けたら面白いと創造したのです。

 この「創造力」こそ、アメリカ人が次から次へとヒット商品・トレンドを作るエネルギーになっているのだと思います。現にこの何もない所から、0➡1で創り上げていく創造力の凄さによりラスベガスが創り上げられたのです。この破壊的な想像力は、今、あまり活気のなくなっている日本が、今後の発展の為に学ぶべき事なのかもしれません。

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