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ますます重要になる人的資本経営

企業が保有する人的資本に関して、情報開示を迫る動きが水面下でうごきだしている。2020年8 月、米国証券取引委員会(SEC)が開示義務としたこともあり、21年6月に東京証券取引所もコーポレートガバナンスコードに開示項目として追加され、22年夏までに政府が情報開示指針をつくる方針であることが報道されており、この流れは有価証券報告書への記載が義務づけられるもそう遠くないことだと思われる。

人的資本の動き
1990年代日本の人口ピラミッドは釣鐘型であったのが、2022年現在から未来にかけて、年齢が下に行くほど鍋底型になっているのが分かります。
※グラフは「統計ダッシュボード」を使わせていただきました。

1990年人口ピラミッド
2025年、2045年人口ピラミッド

人的資本はどんどんなくなっている事が分かります。
これからは一人一人の生産効率を上げていく必要があり、優秀な人材は取り合いになるのは必至です。
1990年代までの人材をとっかえひっかえしてきたビジネスモデルはすでにオワコンなのが一目でわかりますが、実際にはそれが分からない経営者が非常に多いのが現状です。
これからは、人をどのように育てるかが重要なことはあたりまえで、それ以上に経営者の人としての資質が問われる時代になってきます。
リーダーとしてどのような決断をしていくか。
「会社の器は経営者の器以上にはならない」
よく言われたことですが、常に大きな器を持つようなか自分自身の資源を磨いていくことが必要な時代です。


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