今年2023年の自殺予防週間の報道を見ていきます。
朝日新聞の9月9日「声」欄に、石川県の医師の投書「自殺予防、命の門番を増やしたい」が掲載されました。市井の「声」は、体温が感じられます。
「孤独感」支えたい ――。記事の見出しも大切です。
自治体も懸命に知恵を絞っている様子が伺えます。神奈川県は、自殺対策カラーを「生きる力の回復」を表すグリーンと定めています。「自殺予防週間:生きる力、緑で回復を 自殺予防、ライトアップへ」。2023年9月9日の毎日新聞神奈川版です。
宮崎県は、自殺予防サイトのQRコードを載せたウェットティッシュなどを配りました。2023年8月29日の読売新聞宮崎版です。
自殺対策の現場も人手不足に悩んでいます。少しでも解消に役立てれば、という思いが伺える記事も目立ちます。
世界自殺予防デー、自殺予防週間は、官・民・報一体となった取り組みで、社会に浸透してきました。これからも、さらなる浸透が望まれます。
写真は、藤田喬平ガラス美術館にて。