ライフリンク・メディア報道・2009年11月
2009年は政権交代が起きた年です。新政権の内閣府は、福島瑞穂・消費者・少子化担当大臣ら政務三役と有識者2人による「自殺対策緊急戦略チーム」を発足させました。有識者として、ライフリンクの清水康之代表と秋田大学の本橋豊・医学部長が加わりました(2009年11月6日、秋田魁新報)。当時、国内で自殺で亡くなった人は、2008年まで11年連続で3万人を上回り、2009年も3万人超が確実な状況でした。
さらに、清水康之代表は、内閣府参与に任命されました。非常勤の国家公務員として自殺対策を大臣に助言することになりました。就任にあたり、清水代表のコメント「民間団体の立場で扱えなかった警察の自殺者データなどを詳細に分析して、具体的な提言をしていきたい」が紹介されました。(2009年11月12日、毎日新聞)
清水康之代表が加わった内閣府自殺対策緊急戦略チームは、「100日プラン」をまとめ発表しました。100日間を目途に集中的に自殺の実態解明や防止対策を行うという画期的な内容でした。ハローワークに総合相談窓口を設置し、うつ症状や多重債務などで自殺のリスクが高いとみられる人をワンストップで対応する仕組みが提起されました。また、2010年3月を自殺対策防止キャンペーンを展開する「強化月間」にする方針を打ち出しました。
清水康之代表の内閣府参与としての活動は、ラフリンク・ヒストリーでも紹介しています。
写真は、東京・上野の国立西洋美術館で開催の「ピカソとその時代」展から
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