2023年を振り返るシリーズの最終回です。生きる力が届き、生きる支援につながる報道もみられました。2023年3月14日読売新聞は高校時代に自殺を図り、重い障害が残った詩人、豆塚エリさんの「生きてください」という訴えを伝えています。
豆塚エリさんの著書「しにたい気持ちが消えるまで」には、深い言葉が数多く綴られています。ライフリンクのマガジン「きょう心にしみた言葉」でも紹介しています。
学校での「指導死」が大きな問題になりました。2023年4月3日朝日新聞は連載「学校での指導死を追って 居場所の部活、弟は叱られた翌日」を掲載しました。
ネットの中傷は、残念なことい今年も大きな社会問題であり続けました。ネットで誹謗中傷を受けて亡くなったプロレスラーの木村花さんの母響子さんへの名誉棄損容疑で、愛知県に住む40代男性が書類送検されました。4人目です。2023年2月3日毎日新聞が報じました。
大手広告会社、電通の新入社員だった高橋まつりさんが過労のため自殺してから12月25日で8年になりました。母親の幸美さんが手記を公表し「過重労働などで命を落とす人がいなくなるよう心から願っています」と訴えました。NHKニュースが報じました。
ライフリンクは自治体との連携事業を進めています。その取り組みを季刊誌「毎日フォーラム」秋号が伝えました。記事では、18自治体とありますが、現在は24自治体に増えています。
今年最後のnoteへの投稿です。みなさん、いいお年をお迎えください。
写真は、岩手県立美術館にて。