ライフリンク・メディア報道・2013年1月
評論家の荻上チキさんとライフリンクの清水康之代表がいじめ問題に取り組んでいること報じられました(2013年1月7日、琉球新報)。
自殺対策の現場に大きなニュースが届きました。「自殺者3万人下回る 15年ぶり 都市部で大幅減」(2013年1月17日、朝日新聞)。3年連続の減少、そして、ついに「3万人」という岩盤を破りました。新聞各紙が大きく報じ、清水康之代表のコメントが掲載されました。「自殺は社会全体で取り組みべき問題との意識が広まり、対策が進みだしたことが背景にある。特に都市部の対策が進んだ」(朝日新聞)▽「基本法の制定で、タブーだった自殺に社会全体で取り組み始めたのが大きい。自治体別統計も公表され、都市や山間部で違う実績に合わせた対策のモデルもできた。しかし、1日70人を超える人が自殺で亡くなっており、楽観する状況ではない」(毎日新聞)▽「自治体の取り組みに格差が生まれており、社会全体の底上げが必要」(日経新聞)などが紹介されました。
当時の状況については、ライフリンク・ヒストリーでも紹介しています。
「SOS気づき生きる支援へ 自殺者減らせー 足立・荒川区の取り組み」「職員”命の門番”研修 他機関と連携 未遂の実態把握も」の記事(2013年1月20日、熊本日日新聞)で、足立・荒川区とライフリンクの先進的な取り組みが詳しく紹介されました。清水康之代表のインタビュー記事「啓発と実務的支援の両立を」も掲載されました。清水康之代表は「協定締結後、最初に取り組んだのは自殺の地域診断。自殺の多いハイリスク群を洗い出し、関係機関の連携を強めながら総合相談会などを展開していった」「救急搬送後、行政が介入することで、借金など自殺を図る原因となった問題の解決が入院中から始められるようになった」「対策は啓発と実務的な支援の両輪でなければならない。死にたくて死んでいる人はいない。支援が届けば生きる道を選んでもらえるはず」と答えています。
ライフリンクと足立・荒川区との連携については、ライフリンク・ヒストリーでも詳しく紹介しています。
写真は、東京・上野の国立西洋美術館で開催の「ピカソとその時代」展から
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