日記 2020/10/14 VanMorrisonで踊る!

Van Morrisonのアルバムをかけながら洗い物をしていたら、気づけば後ろで娘がご機嫌に踊っていた。

かけていたのは『Three Chords And The Truth』で、娘が踊っていたのは「Early Days」である。
アップテンポのご機嫌な曲で踊りたくなる気持ちはわかるが、バリバリのでロックンロールである。いまどきの曲ではない。渋い。そんな渋いロックンロールで踊っているということが僕には嬉しくて仕方がない。
踊り方を見ていると、アンパンマンで覚えた振りを使ったり、その場で振りを作ったりもしていてダンスになっている。その場でダンスが作られている瞬間に立ち会った。僕には到底思いつかない踊り方をしていた。
その次の曲「If We Wait For Mountains」はしっとりとした曲調ではあるが、「Early Days」でダンスモードに入っているので、曲調の変化にしっかりと対応して、踊りもゆったりとしたものになっていた。ゆっくりと、手を上下させながら、くるくると僕の周りを回っていた。

Van Morrisonで踊ることができる娘。であればと、『Moondance』の「Caravan」をかけた。洗い物は切り上げて僕も一緒に踊る。
僕の頭の中にはラストワルツのVan Morrisonの姿があって、Van Morrisonの歌い方を真似たり脚を上げたりしていたのだが、そんな僕を見て娘も同じような動きをしていた。サビのlalalalaのところでは2人で大合唱(娘はなぜ歌えるのだろう?)。なんとも最高な時間であった。


僕の下手くそなVan Morrisonの真似が、娘が自由にダンスするのを妨げていたのではないかと一瞬反省したのだが、しかし僕と同じような動きをしたことで大合唱にもつながったわけで、それはお互いに楽しい時間だったはずだし、娘に僕の動きを真似するなとも言えない、娘がどんな動きで踊るのかは娘の自由なのだと思い直す。何が正しいのかはわからない。

僕は調子に乗って、その後The Bandをかけてみたが、The Bandは渋すぎるらしい。一生懸命Levon Helmの真似をしたりしたのだが、いまいち響かなかったようだ。

でも、娘にロックンロールは響く。Van Morrisonが響く。ロックンロールで踊ることができるということがわかっただけでも大きなことである!

The Bandでもっと踊りたいアピールをしていたので、星野源のライブDVDを取り出して「恋」をかけた。踊っているお姉さんの動きをしっかり見て、その踊りを真似している。「恋」の振り付けはとてもスピーディーで、僕も一緒になって踊ろうとしたが動きが速すぎて無理だった。せいぜいサビの有名なダンスをするくらいである。だが、娘は一生懸命映像を見て、1曲通してなんとなく形になっていた。すごい。

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