日記 2020/09/26

朝から家族3人で公園へ。3人で公園行くのは数週間ぶりか。

外に出ると、家にいるだけでは知ることができない娘の一面が見える。今日初めて知ったことの一つが、娘は滑り台を怖がるようになっていることだった。一度滑ったときに変な着地になったとかで、それから滑らなくなったとのこと。あれだけ「びゅー」と言って滑り台が好きだったのに。何度も滑り台の前に行くのだが、そこから階段を降りて引き返していた。一度妻の膝の上に乗って滑っていたが、顔はこわばっていた。滑り台は怖くないと自分で気づくしかない。いつかは気づくのだと思うが、できる限り早く楽しく滑り台で滑るように戻ってほしい、と思うのは親のエゴだろうか。

公園に行って遊ぶのは必ずしも遊具だけではなく、空の上を何度も飛ぶ飛行機を眺めたり、地面の蟻を眺めたり、単純に走り回ったり。地面から空まで、公園の敷地内を端から端まで、娘にとっての公園は広大である。娘と一緒に蟻の観察をしているだけで、時間がゆっくりと流れるようになる。

先日、積ん読になっていたECD+植本一子の『ホームシック』を一気に読み終え、それから、これまた積ん読になっていた植本一子の『家族最初の日』を読んでいる。植本一子は『かなわない』を数ヶ月かけて読み終え、その後『家族最初の日』を購入したままになっていた。『かなわない』はとても面白かったが、読み終えたときにずっしりと重い感覚があって、次に進むことができていなかった。ところが、『ホームシック』があまりにも面白く、その後のECDの生活が気になったこともあって、時系列としては『かなわない』の前にはなるが『家族最初の日』を読むことにした。

一度読み始めると止まらない。毎日書き綴られる日記を一気に読んでしまうことは時間を早送りしているような感覚にもなるが、止まらないのである。1日1日で完結しているし、小説を読んでいるときほど集中力を必要としないから、娘と遊びながら、テレビを観ながらでも読むことができるのもいい。あと数日で読み終えてしまいそうだが、『家族最後の日』は既に手元にある。

数ヶ月前に確認したときにはなかったはずなのに、『ホームシック』を読んでいたときにSpotifyで確認したところECDの音源が聴けるようになっていた。調べると今年の6月にサブスク解禁になっていたらしい。

初めて本格的にECDを聴いたのだが、すげーかっこいい。
声がよくて、何を歌っているのかとても聴き取りやすい。ECDや植本一子の本を読んでその生活の一部を追っていることもあって、歌われている内容に親近感を覚える。隣人の歌を聴いているような、不思議な感覚である。
ビートもめちゃくちゃかっこいい。刺激的なビートで、でありながら聴き疲れることがない。

電子書籍で『いるべき場所』も購入した。ECDからまた新しい音楽世界が広がる予感がしている。

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