㉓タイプの話
友達のことをずっと書いてきて、三週間以上になりました。『友へ』と題した文章で終わらせるつもりが、書き足りない気持ちがあってそのまま続け、そのあと『また逢おうね』という文章を書き終わって終わらせるつもりが又続けている…。
今の心境はどんなか…と言えば、以前のような強い苦しさというのは無くなったように思います。今年の1月下旬、「ゆう」というアカウントと友達のアカウントのログアウト時間が同じことに気が付き、今も続いている友達の「足あと」は友達本人が付けているのではない可能性が高まって、神経や心を擦り減らしてきた今までの自分は何だったのだろうなぁ…と思うようになった…ということがあります。友達のことを巡って今も続いているこの状況は何なのか、確かなことは何も分かりません。このようになる前に、きちんと友達と話をつけることのできなかった自分もいけなかったのかなぁ…と思います。
友達が mixi の場から突然居なくなって、寂しい思いをした。その気持ちを mixi の自分のプロフィールに書いておいた。友達がその一年と四ヶ月後に、僕の所に戻ってきた。それはいま考えても、本当に嬉しいことです。あの時に彼が mixi を一旦退会してしまった、その理由は分かりませんが、友達と僕との間にあった何かが僕たちを再び繋げてくれたのだと思います。
友達についてもっともっと知りたいことは沢山ありました。それでも短いやり取りの中で知り得たこともそれなりにありますから、友達との思い出としてこれからもそれらをずっと大切にしていきたいと思っています。
友達はゲイバーなどで、よく「古田敦也辺りがタイプでしょ?」って言われたそうです、何故だか。でも全然違うんですって。そのことを書いた彼の文章が本当に面白かった。前にも書いたように、彼がいいな…と思っていた野球選手は駒田徳広さんだそうです。
それから…2019年に最初にやり取りしていた時に、市川雷蔵が好きで、昔よく雷蔵さんの映画祭に通っていた…という話を聞きました。僕も大好きです。
それと教育学者 (という肩書きで良いのかな??) の齋藤 孝さん。
これは珍しく、友達が発信していた呟きを覚えています。彼が「齋藤 孝さんが素敵だなぁ…」というような呟きを書いてらして、僕が画像を一つ見つけてきてコメントに貼りました。これはその時の画像です。友達が「ありがとうございます。早速保存しました」というような返事を書いてくれたことを覚えています。友達のキーワードの一つは「知的」という言葉だと思います。コメントの中に、この言葉が出てくることが多かったです。彼自身、知的な人だったと僕は思っています。
三つ続けて、これも2019年の時の話。やり取りをそのまま載せます。
こう見てくると、友達と僕は好みが似た所があるように思えます。
⬆ のやり取りに続けて、「好きになる人にも種類があり、或る特定の期間だけ好きになるタイプと、ずっと飽きずに好きでいられるタイプと、二つあります」…と彼はコメントに書いていました (この秋山さんなどは後者のタイプとのこと) 。それを聞いて自分も、“あぁよく解るそれ!!” って思いました。
もう一人、篠田三郎さん。篠田三郎さんを藤沢の駅で見かけてボーッとなった…というコメントを日記に書いてくれたことがありました。
こう見てくると駒田さん以外、みんな2019年のやり取りの時に出てきた話ですね。
ひょっとしたらですけど…僕ももしかしたら…もしかしたらこの系列 (駒田さん以外) の端っこぐらいには入れてもらえるかも…などと思ったりもしてしまうのですが、でもだめですね 😄 友達はどんなに顔がタイプだとしても、“背が高くなければ駄目” なのだと、友達のもう一人のマイミク、Aさんが教えてくれました。
でもですね……友達との電話のやり取りで、僕は彼にこう訊かれたんです。
「身長はどのくらいですか?」
165cm…と答えましたら、彼はこう言いました。
「丁度いいな…」
僕はその時、一応嬉しくその言葉を聞いたんですが、Aさんからの情報をあとで聞いて、あれは“落第宣言” だったのだ…と、のちのち思いました…😰
(そう言えば「丁度いいな」という彼の言葉の間合いというんでしょうか、そこに何か感じさせるものはありましたよ、確かに…。何か答えとして違和感があるというか…。落胆を隠すように、急いで繋いで言ったような…)
「丁度いい」というのは、高からず低からず、丁度いいということらしいです。ゲイバーでよくそう言われるんだそうです、友達によれば。
でもですよ (…としつこく) ……身長について訊かれた…ということは、少しは気に入ってもらえていた証拠なのかもしれない…って思います。第一条件ぐらいまではクリアしていたのかな…🐳
ちなみに友達は、僕よりも10cmぐらい上の身長です。
(そうだ…友達はもう一人のマイミク、Aさんの顔も好きだと言っていた。友達が mixi を退会しても何度もAさんとマイミクになっていたのは、一つにはきっとそのことがあるからだ…と自分は思っています。Aさんと一度会ってみたい…という気持ちも少しあります)
友達はきっと、ドラマチックで切なくて…っていう、そういうのが凄く好きだったのではないかな…と思います。例えば音楽にしても、ドラマにしても。
今まで友達との思い出に連なる音楽の動画を貼ってきましたが、今日もそうしたいと思います。
彼自身大好きで、来日コンサートにもよく行っていた…と話していた ミルバ。その中でもこの曲は一番好きな曲です…とコメントに書いて、紹介してくれた思い出の動画です。ミルバさんは一昨年、友達とやり取りをしていた間に亡くなりました。そのことも、何だかとても心に残っています。
『🎶愛 遙かに ~Da troppo tempo~』YouTube動画
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