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新卒の時に感じた「無能感」の話

今回は自分にとって辛くもあり、大切な経験になった「無能感」の話をまとめようと思います。


唐突ですが皆さん自分が「無能だな〜」と感じた時はありますか?

僕は印象的だったものだけを考えると3回あります。

① 大学時代の飲食店でのアルバイト
② 大学時代のアカペラサークル
③ 新卒で入社した時

①,②は未経験で飛び込んだので、当然無能なのは当たり前と思っていたので、挫折感の混じる無能感は感じませんでした。

たちが悪いのが③の新卒入社時。

大学で学んだことが活かせる職場にも関わらず、仕事のスピード感や上司からの要求の高さについて行けず圧倒的な「無能感」を感じました。

でも、これは僕に限ったことではなく、多くの人が社会に出た時に感じることなのかなと最近では思います。

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出典:厚生労働省 新規学卒者の離職状況より「学歴別卒業後3年以内離職率の推移」

なので、これから社会に出る人、また今その「無能感」で悩んでいる人の参考になるように、この「無能感」との向き合い方について書いていこうと思います。

無能感との向き合い方

真っ向からバットを振る人もいれば、お酒に逃げる人、また絶望に浸りきってしまう人。

「無能感」との向き合い方は人それぞれ、僕は一通りやったように思います。

その中でも個人的にやって良かったと思う方法は「バットを振りつつも、前に進んでいると思える好きなことに逃げる」ことです。

どうしても「無能感」を克服するには打席に立って、真摯に仕事に向き合うしかない。

だからもてる限りを使って、僕は挑んでいました。

でも、金曜日を迎えると精神は擦り切れるし、日曜日は月曜日に絶望する。

その精神を回復させ、日曜日の絶望を和らげてくれたのが筋トレ勉強、そしてブログでした。

筋トレをすれば体が、勉強をすれば知識が、ブログを書けば記事が、それぞれ自分が少しだけ前に進んでいることを実感させてくれました。

それだけで本当に救われていました。

時間が解決する

そんな生活を1年間続けたら、ほとんど「無能感」は感じなくなります。

思えば新卒が「無能感」を感じるのは当たり前で、会社に入れば何十年とその仕事でご飯を食べている人と一緒に仕事をすることになります。

大学で学んだ4年間なんて、たかが知れちゃいます。

それでも、真摯にバットを振り、自分でメンタルをケアすれば1年後にはまさに「板」についてきます。

だから心配しなくても大丈夫。

名前を出すのも恐れ多いけど、けんすうさん(@kensuu)も同じようなロジックで、新卒入社の辛さを下の記事で書いています。

ちょっと勇気の出る話

そんな僕は先日、今の仕事よりやりたいこと、そして自分の理想の生き方に近づくために転職をしました。

そして、年末にはお世話になった職場の方達に退職の旨を伝えていました。

その中に「頼りにしていたから..」「寂しい..」と泣いてまで僕が退職することを悲しんでくれる人が1人じゃなく、何名もいました。

迷惑ばかりかけていたと思っていたので、本当に嬉しかったです。

少なくともその何人かには「信頼」と「価値」を提供できていたのだと感じることができたのも素晴らしい経験でした。

最後に

読んでいただいている人の中には「無能感」を感じて、今に絶望している方もいると思います。

安心して欲しいのは、その「無能感」は時間が解決する場合がほとんどです。

当時に注意して欲しいのは、その「無能感」にきちんと向き合わず時間だけを解決策とするのは自分の成長の機会損失になります。

僕はこの「無能感」に真摯に向き合ったことで、様々な経験ができたと思っています。

もし、あの絶望的な「無能感」を感じた時に、真摯に仕事をしなかったら、自分の好きなことを見つける努力をしなかったら、僕の「今」はありません。

なので、ぜひ今感じているその感覚を大切にし、向き合ってみる努力をするのが良いかと思います。

長文失礼しました。やなでした。

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