丸くなるな、星になれ

世間はまんまるばかりだ。

まんまるの集団がいびつな丸を見つけると、排除しようとする。
自分達と違う、と。

生物の生存にとっては当然のことだろう。
得体の知れない、危険な可能性のあるものには近づかない方がいい。
リスクは少しでも回避したほうがいいからだ。

それは歴史が物語っている。
自分達と違う者は排除。

よくわからない者たちは蛮族。
排除するのみ。

しかし、それでは社会維持するだけだろう。
進歩はない。

古来から、進歩とは得体の知れない者たちが成し遂げてきた。
一見おかしな人たちだ。

まんまるじゃない人たち。
幼少期はきつかっただろうな、と思える人たち。

まんまるじゃなく、トゲトゲだったかも。
出る杭すぎたかも知れない。

でも多くは、まんまるたちの圧力に負けて
「自分はおかしい、普通になろう」とまんまると目指していく。

そのまま偽まんまるになれる人もいるだろう。
でも、それって悲しいよ。

せっかく持って生まれた自分の形を、最後まで貫こうよ。
学校生活は、そりゃ辛いだろう。
みんなまんまるに寄せてくるから。

でもいびつな僕らは、社会維持型ではなく、境地開拓型なのだ。
僕らが世界を作っていくのだ。

出る杭になれ。
自分の形を誇れ。

丸くなるな。
星になれ。

尖らせろ。
自分の個性を。

そんな世の中にしたい。