なんか思いついた何にもなれない言葉

「愛にならなかったけど、愛」


あたしの使わない色がついた唇にキス


こっそり見た携帯にいいことなんて
ひとつも落ちてないよ


愛したのは随分昔の話だ
でも愛されていたのはもっと昔の話


浮気?したことあるよ 最低な女だね


本気だったら抱いてない
でも嫌いだったら抱いてない


好きな人ができたから別れよう
知ってたよ彼女だから、と最後の嘘は


「青春に落ちる前の時間」


好きですの代わりにもならない
おはようの四文字も碌に


太陽が強く焼いて影が薄くなった
相対的に僕が消えているだけ


記憶のどこかにある匂いがするのに
思い出せないから孤独


ささくれをむいた後に咥えた指
血の味がするそれは僕の命だ


背の高い波の影からサーフボードが
頭に刺さる だから夏の恋は危険だ


嫉妬したことはないけどお前になれなら俺だって、と思ったことはある


もしかして私もホットヨガに通ってたら
もっと君に近づけたかも


#短歌   にもなれず、 #俳句  にもなれず

#詩       にもなれなくてただ落ちる言葉


 2019.8.1

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