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単純だけど自分をフロー状態に持っていく、5つの方法。

単純なことではあるのですが、集中力を高めて自分をフロー状態(ノッている状態)に持っていく方法を書いてみました。


1.1文字書く。

これはPC作業をする時の例ですが、とにかく最初の1文字を書いてしまう。ということです。
重い腰を上げてしまう前にはもうスタートしている状態を作り出してしまいます。

最初の1文字を書いてしまえば、次の2文字目も書き出せてしまうものです。あとは、次の3文字目、4文字目・・・といったように、フロー状態に突入していきます。

筋トレであれば寝転んで起き上がる(腹筋の1回目状態を作り出す)。
勉強であればとりあえず自分の名前を紙に書いてみる。

とにかく、もうスタートしたよ!という「既成事実」を脳に与えてあげることが重要です。

ものごとというのは、やりだすまでの時間が圧倒的に長くなるものです。作業が早いかどうかよりも、ノってくるまでの無駄な時間が短ければ短いほど、当然ですが時短に繋がります。

いきなり複雑な計算式を解こうとせず、最初の最初は何も考えなくてもできるような「とっかかり」からはじめて、自分の中のエンジンを温めていくことが重要です。


2.イヤフォンをつける。

集中力を高めるために音楽を聴く。という方は多いですが、どうしてもその時の気分と音楽がうまくマッチしないことってありませんか?
レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンを聴いても、モーツァルトを聴いても、ヒーリングミュージックを聴いても、RadikoやPodcastを聴いても、なんだか気が散ってしまう。

そんな時は、何も音を鳴らさずに無音のイヤフォンを付けてみましょう。実は、これだけでも集中力は劇的にアップします。
人の耳は左右についており、前後左右の情報を拾いやすい作りになっていますが、耳を覆うことで、正面の1方向のみに集中しやすい状態を強制的に作れてしまいます。

人によっては完全無音のほうが良い人もいれば、多少の環境音が聞こえたほうが集中力が増す人もいます。
ノイズキャンセリングイヤフォンなどをうまく使いながら、自分がフロー状態に入りやすいものを見つけてみて下さい。


3.通知はOFF。

当然ですが、スマホのプッシュ通知はOFFにしましょう。
せっかく入ったフロー状態も、スマホの通知ひとつで簡単に途切れてしまいます。

本来はスマホの電源を切ってしまうことがベストですが、ボタン長押しなどの時間に手間取ったり、電源を切ることで逆に大事な電話がかかってきていないかと気を取られてしまうケースもあります。
作業を開始してフローに入れそうだなと思った時には、手早く機内モードにしたり、スリープモードに切り替えることで、簡単に通知はOFFにできます。

あらかじめスリープモードのホワイトリストを設定しておけば、家族など大事な人からの通話だけを許可にすることもできるので、電源を切るよりも実生活では使いやすいテクニックです。


4.タイマーで区切る。

1~2時間の集中ではなく、一日トータルでの生産性向上を目指すなら『ポモドーロ・テクニック』がおすすめです。

タイマーをセットして25分間集中し、タイマーが鳴ったら5分間の休憩を取る。
そしてまた、25分間集中し、タイマーが鳴ったら5分間休憩・・・
これを繰り返すだけで、集中しながらも過剰な脳の負担を軽減でき、トータルで見るとフロー状態の時間を長くすることができます。

25分で強制的に集中を途切れさせられることには最初は違和感を感じるかと思いますが、作業が中断して気持ち悪さが残っているため、次の25分の開始時にはすぐに元の作業に突入しやすくなるのです。

また、長時間集中モードでは、没入しすぎて後で見返したときに細部にこだわりすぎてしまうというデメリットが生まれやすいですが、5分間少しクールダウンすることで、俯瞰した目線を取り戻すこともできるので、結果的に時短で完成度の高い作業が実現しやすくなります。


5.AIを活用する。

フロー状態に入って集中するというのは、メリットだけではありません。
裏を返すと「あまりに没入しすぎて、まわりのことが見えなくなっている状態」とも言えます。

フロー状態に突入するコツを掴んでしまうと、電車の中でスマホをいじっている時にでもフロー状態に突入して電車を乗り過ごしてしまったり、気がつくと朝まで作業をして身体を壊してしまったりという諸刃の剣でもあります。
これでは結果的に時短でも何でもなくなってしまいますね。

そんな時のために、あらかじめ電車の乗り換えを通知してくれるようなGoogleマップの機能をセットしておいたり、カレンダーアプリのリマインダー機能を使ってセーフティーネットを作っておくことも重要です。

いまは上記のようなGPS機能やリマインダー機能だけではなく、雨が振りそうな時とか、渋滞予測とかを通知してくれるAIもあります。

フロー状態とプッシュ通知はアクセルとブレーキの役割ですので、広告系の通知はOFF、自分にとって重要な通知のみをONにするなど、うまくカスタマイズをして事故を起こさないように気をつけましょう!


まとめ

こうして1つ1つを見てみるととても単純なことばかりなのですが、
自分なりの「フロー状態に入れる方法」を見つけておくと、いつでも最高のパフォーマンスを発揮でき、何事においても成果が出やすくなります。

また、短い時間でやるべき作業が完了できると、毎日に余暇が生まれます。
そのぶん、プライベートな時間も大切にでき、人生の質を上げることに繋がっていくので、単純とはいえなかなか侮れないスキルであると思います。

自分なりのフローに入る方法を、ぜひ見つけてみてはいかがでしょうか?


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