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AIにド変態を暴かれた!?


人工知能(AI)の恐ろしさは、職を奪われることでも暴走するリスクでもなく、実は「ド変態」っぷりを暴かれることではないか!?

という、お話。


前々から「そうなるのではないかな・・・」と思って個人的にこっそりとあらゆるリサーチを重ねてきてはいたのだが、昨日「やはり!」という出来事に出会ってしまった。

AIといっても国家兵器に使われるような最新鋭の壮大なものではない。むしろ、古くから存在するものだ。


「見てみて、これが面白くてさー」

「え、どれどれ?」

|ω・`)チラ


そう、私がリサーチを続けていたのは、友人・知人たちのYouTubeホーム画面。


これまでは、流行っているYouTuberというのは有名チャンネルに限られており、みんなが見ているものにはそれほど差が無かったように思うが、2019年を皮切りにどうやらその状況は一変したようだ。

売れる、売れていない、再生回数やチャンネル登録者数に関わらず、YouTuberと呼ばれる人たちが一気に増殖したことでいったい何が起きたか?

それは、レコメンド機能の向上だった。


レコメンド機能とは、Amazonで言うところの「この商品を購入した人は、この商品も購入しています」といった、アレだ。

ご存知のことと思うが、YouTubeに表示される「おすすめ動画」「次の動画」などにもこのシステムが使われている。


AIは、データがまだ少ないうちは機能しない。
データを「食わせる」ことで、どんどんその性能を増していくのが最大の特徴だ。

YouTubeチャンネルやコンテンツの種類が少ない間は、どれだけ高性能なAIがあったとしても「オススメできる動画」のバリエーションに限りがあったのだが、

ここ1年で一気に膨大な動画コンテンツが増えたことで、Google謹製の優秀なAIがとうとう本気モードに入ったようだ。


お笑い系動画が好きな人にはお笑い系動画を、

理系の勉強動画が好きな人には理系の動画を、

世界のミステリーが好きな人にはミステリー動画を、

スポーツハイライトが好きな人には、スポーツ動画を、

ASMRが好きな人、VTuberが好きな人、アニオタの人、ブリティッシュロック好きの人、鉄オタの人、落語好きの人、ゲーム好きな人、ムフフな人、、、


といったように、ありとあらゆる種類のコンテンツがYouTuberの手により無尽蔵に造られることで、AIが提案できる動画も無限。

YouTubeのAIの側からすると、エースやジョーカーをいくらでも自由に出せるポーカーのように、もはや反則的な無敵状態だ。


彼ら(AI)は、あなたの趣味趣向にパーソナライズされたおすすめを「これでもか!」と提案してくる。

あなたのフェチ・ヲタ・ド変態っぷりを、YouTubeのAIは完全に知り尽くしている!


これにより、我々にどんな変化が起こるか?


というと、

実は、1人1人の「知識の専門性」が特化してくることになる。


これからの時代に我々が個性を発揮し、社会で活用していくためには、「ド変態的な専門性」が必要になってくる。

そのために必要な知識を、YouTuberは無限に提供してくれるのだ。


しかもそれは、あなただけにおすすめされたものなので、他の人が知らないニッチな知識がどんどん増えていく。

一般常識のような当たり障りのない「幅広い知識」ではなく、一つの分野に特化した「専門知識」が得やすくなっている。

YouTube時代のイノベーションとは、こういった「知識の深化」にあるのだ。


AIというと、いまでは宇宙にロケットを飛ばすために使われたり、自動運転技術に使われるような最新鋭のAIも存在すると思う。

いまこの時点でも、各国のエリートたちが切磋琢磨してスーパーAIを作り、活用しているところだろう。

しかし、
古くから存在していたレコメンド(おすすめ提案)の機能がもたらした「知識のイノベーション」というのは、もしかすると我々が思っている以上に、人類にとってとてつもないインパクトを持っているのかも知れない。


そんな「アフター令和」のAI時代、我々はどのような戦略で、成功や幸せを得るべきなのか?


少しでもそのヒントやきっかけになるのではと思い、以下の本にもいろいろと記していますので良かったらこちらもご覧ください。

(Kindle Unlimited の方は無料で読めます)

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