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DAY4:初めての寝台列車~サンタクロースエクスプレス~

フィンランド北極圏入り口の街ロヴァニエミでの滞在を終え、いよいよヘルシンキへ移動します。

朝食と身支度を済ませて向かう先は空港・・・ではなく、ロヴァニエミ駅。

そう。人生初の寝台列車に乗るのです。ワクワクどきどき♪ とはいえ、出発は午後なのでそれまでまたのんびりと過ごします。

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たまたま広場で見つけた青空市。新鮮なお野菜や果物やカラフルなお花たちが目を引きますね!こういう所、地元感が溢れていて好きです。

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その向かいではフリーマーケットも開催されていました。冬が長いこの街ではこうやって青空の下、物を広げて人々と交流できる機会ってとっても貴重なんだろうな。

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お昼はここで、隣に座っていた地元住民の一ミリも聞き取れないフィンランド語をBGMとしてホットドッグをいただきました。写真では伝わりづらいですが気温は相変わらずの+14~15℃。座っているのはなかなか寒かったですね。

その後の長旅に備えてサンドイッチなど食料を調達しにスーパーを少し探索して、いよいよ駅に向かいます。

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この車通りの無さ。街の穏やかな空気感が伝わるのではないでしょうか。それにしても緑がステキ。

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駅に着きました。改札はなく、人もまばらで、ぱっと見は閉店中のここ。私がイメージする駅とはあまりに違いすぎてこれが本当に駅なのか疑ってしまいましたが、黄緑色の「VR」の文字があるので間違いありません♪

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来ました。これ。サンタクロースエクスプレス。そう呼ばれてはいますが、サンタクロースがペイントされているわけではありません。見た目はいたって普通です。

いよいよ人生初の寝台列車に乗車します。普通の座席に座る方もいるようですが私は横になりたかったのでベットの部屋を予約しました。2階にある部屋までの通路はこんな感じ。なんかかっこいい。

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いろんなものがとても効率的にまとめられていて、狭いスペースではあったけれど、シャワーブースも含めて必要なものは全て揃っていました。感動。

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一通り部屋を見終えて出発まで窓辺に座って一息ついていたら、誰かがドアをノックする音が・・・

誰だろ・・隣かな。まぁいっか。

無視していたけれど、またノックしています。

恐る恐るドアを開けてみたらなんと、チケットチェック!

そうだ!チケット確認まだだった!そういえばここまで係員誰とも話していなかった!

”フィンランドってすごいなー。そういえば駅の窓口も閉まってたもんなー。みんな予約とかもろもろ全部オンラインでやってるんだろうなー。乗るまで係員に会う機会がないってほんとすごいなー。日本の駅て何であんなに混みあってるんだろー。”

そう思わずにはいられませんでした。

狭い空間で知らない誰かと相部屋になるのかと少し緊張もしていたのだけど、幸い最後まで誰も来ませんでした。というか、よく分かりませんがそもそも相部屋にはならないようになっているのかもしれませんね。

いよいよ列車が走り出し、名残惜しくもロヴァニエミを後にします。

途中、いくつかの駅に停車したり仮眠をとったりしながら列車に揺られること約13時間。

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オウル駅

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出発時の天気も悪くはなかったけれど、南下していくほどに空は晴れていき、窓から見える7月のフィンランドは夜になってもまだ明るくていつまでも見飽きないほど空と緑がとてもきれいでした。

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駅が都会っぽくなってきましたね。

時間はあっという間に過ぎ、翌早朝。まもなく首都ヘルシンキに到着です。

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ここでも改札はありません。

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ご自宅でB&Bをされているという日本人女性をインターネットで見つけ、連絡をすると、早朝にも関わらず駅まで迎えに来てくださいました。ありがたいですね。

(この方に今後すこぶるお世話になるなんてこの時はまだ知る由もありません。)

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ヘルシンキ駅

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