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making the cutを見終えて。

おうち時間にも慣れてきた今日この頃。

絶賛アマゾンプライムを楽しんでいる。


一番上にPOPUPとして出てきた「making the cut」。


「メイキング・ザ・カット」シーズン1では、ハイディ・クルムとティム・ガンの元に世界中から12人のデザイナーたちが集められる。彼らはパリや東京を経て、次の世界的ファッションブランドになるべく審査を争っていく。毎回行われるショーの審査で優勝した服は「メイキング・ザ・カット」のAmazonストアで販売され、最終的に頂点の座に上り詰めた者には、ブランドに投資するための100万ドルが与えられる。

amazonの戦略はすごいな、、と思いつつ、デザイナーたちが毎回の課題に向き合って、対決していく様子が非常に興味深い。

その中には自分のブランドを既に持っている人もいれば、数か月前までファーストフード店員だった人、パリコレでモデルをしていたり、大学教授まですごい顔ぶれ。

一般人からは考えられないスピードとアレンジ力で何とか毎回の課題をこなしていくのだが、バチェラージャパンのような誰が残るんだろうというよりも出演者の葛藤やもがいている姿が必死で胸を打たれた。何度もらい泣きしたか。


ぜひ最後まで見てほしいのだが、

一番に思ったのはデザイナーとしての必要な能力が本当に膨大であること、また洋服の持つ力を再確認できたこと。


まず課題を与えられた出演者は、そのコンセプトやどういうコレクションにするか考え、形にするため素材を仕入れ、組み立てる。型紙を起こし、ミシンを使い縫製もやる。そして休む暇もないままモデルに衣装合わせする。(時間がなさ過ぎてピン止めしたり、巻き付けて終わる人も)そしていざランウェイで発表。その後は審査員に対して、自分の作品のアピール、込めた想いを熱弁する。そのスピーディさに脱帽。これだけで相当な処理能力なのにすぐさま次の課題が襲ってくる。常人はメンタルがまず持たない。


デザイナーという言葉の範囲が広すぎる。ただただ尊敬。



そして2点目の洋服の持つ力、それは見た瞬間に心を奪われ美しいと思ったり、それを着た先の未来がきっと素敵なんじゃないかと思わせること。

洋服の点数を減らす前は、そこまで考えなかったりなんとなく流行っているからオンラインでぽちっとしてみたりしていた。服が作られる過程をまじまじと見ることで適当に作った作品は何も生命力がないように感じたし、ちゃんと心がこもっている作品は見た瞬間に審査員にも伝わっているようで、私も本物をぜひ見てみたい、と心が躍った。


競争が激しいファッション業界の裏側には、必死で自分の人生をかけてもがいているデザイナーがいる。ファッションへの尊敬が高まる。



そしていかに自分の想いを伝える力があるか、軸を持つことの重要性も感じたし、登場人物の成長とともに自分がその立場だったら?と服作りをしていない人も考えさせられる番組だった。




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