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「産業保健」てどんな仕事?(前編)

こんにちは。はじめまして。

私は産業看護師をしています。産業看護師は産業保健にかかわる看護師です。


では産業保健てどんな仕事でしょう?

実は私もこの仕事につくまで、知りませんでした。それどころか未だに一言では説明できません。
そんな事もあって、今日から産業保健とはなんぞや、について自分も学びながら発信していきたいと思います。

ではまず、最初の答え合わせから。

産業保健とは…“企業において、従業員の安全と健康を確保し、生産性の向上を図ることを目的として実施される活動。″です。漠然としすぎて、ここまで聞いてもわからなくないですか?

では早速細かく見ていきます。

まず、「従業員の安全と健康を確保し」の部分ですが、これは職場の健康診断やストレスチェック、長時間残業者の面接、労働者の安全に配慮した職場環境作りなど、大まかにはこんなところです。組織に属する方、経営者の方には意外と身近に感じませんか?

これらは最低限実施されてはいるのですが、実施の真の目的までは果たされていません。

健康診断の結果を踏まえて、保健指導を行い、習慣生活病の予防機能を果たす事ができれば、医療費の低減に繋がります。個人にも(健康寿命の延長)会社にも(人材確保)社会にも(医療費低減)(自殺予防)貢献できます。
ちなみに、従業員が病気で休職、退職し代わりの人員を採用するとなると以下のようなコストがかかります。

マイナビが公表した「中途採用状況調査」(2019年3月)によると、2018年の中途採用費用実績値のうち、求人広告費用の平均は1社あたり284.7万円。
これに加え、退職者の仕事をカバーするために残業した社員への残業代、中途採用者の教育コストなどが追加されます。
このコストを考えるら、産業保健スタッフを置いて対応する方が断然良いですよね。これはメンタルヘルス対策にも同様の事が言えます。

長くなりそうなので、続きは次回にしたいと思います。
では、また!

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