性教育後進国だからこそ、我が子を守れ
こんにちは。なるです。
親御さん方に質問です。
もし子どもに『赤ちゃんってどうやってできるの?』
と聞かれたら答えられますか?
まさかとは思いますが、「コウノトリが運んできたのよ」「橋の下から拾ってきたのよ」なんて答えていないですよね?
因みにわたしの母は、「お母さんのおなかの中にできるのよ」と生理の話はしましたが、物心ついた時にはすでに父親がおらず男兄弟もいなかった(一人っ子)こともあり、あまり深く考えずそれ以上は気にもなりませんでした。
しかし、母の性分からしてもし、「どうやってお腹の中に赤ちゃんが来るの?」「精子ってどうやって入ってくるの?」と聞いていたら、
「そんなふしだらな事きくもんじゃない」といったように剣幕になるか、はぐらかしていたと思います。
ところで、日本が性教育の後進国だというのは知っていますか?
WHOでは5歳までの性教育開始を推奨しているようです。
実はわたしもこの二つの事実を知ったのが30歳過ぎたころ。
でも、知ったところで何の不思議もありませんでした。
保育園、幼稚園、両親、親族だれか子どもに教えていますか?
今子育てしている世代でも、『性に関してオープンでない』『その話自体タブーにしている』『性の話自体を卑しいと思っている』そう感じている人が多いのではないでしょうか。
しかし、タブーな話にして避ければ避けるほど正しい知識を持つ確率が低くなり、苦しむのは子どもの方。
今を生きる子どもたちには幸せな10代を送ってほしい!!そう思うからこそ養育者はたくさんに知識を学んでほしい。
そういう気持ちでこの記事を書いています。
わが身で感じた正しい認識のなさと大人の態度
わたしは何を隠そう中学校3年生まで、そういう行為があること自体知りませんでした。
知ったのは、親からでも先生でもない。スカパーで月に一度の無料の日チャンネル回しをしていて不運にもそのチャンネルに行きついたとき、そのタイミングだったという不遇。あの時は絶叫しそうになりました(笑)
そして、両親、男子兄弟がいる女子生徒がちらほら、そういう経験はまだかというはなしになって、早い遅いをささやく子も。
交際という経験はあったものの、その頃はそういうのは無縁のものでいけない事なんだとどこかで思っていました。
現在、わたしの子どもたちと仲良くしてくれる女子中学生。そういう動画ばかり見てて面白おかしく笑い飛ばしたり、「えーこんなことするのーすげー」みたいな反応。
そのこたち曰く、クラスには、未だに「コウノトリが赤ちゃんを運んできた」という幻想を信じて疑わない子もいるようです。
学校教育での性教育、親の意識は20年たった今でも変わっておらず、
そして、こんなに、危険が沢山、知るのは時間の問題と言われるのに、まだ教えるのは早い。そんな恥ずかしい事なんて教えられない。そんな理由ではぐらかしたり、避けたりする養育者、教育関係者がかなり多いと実感しています。
もちろん、そのこたちにはしっかり夫婦で正しい性教育をしました。わたしたちに出会えたことで女性であることで傷つくことがなければと切に願うものです。
自己否定と間違った知識がもたらす悪夢
2018年12月に「ルナルナ」上で女性を対象に実施したものの統計が
「避妊に失敗したと不安になった経験あり」6割
「パートナーが避妊しなかった経験あり」半数以上
「避妊してほしいと言い出せない」3割
妊娠が不安でも「何もしない」3割
とあります。
たびたびわたしの記事で書きますが、アダルトチルドレンの割合が8割の日本において「大好きな人に嫌われるのが怖い」と感じる女性が多いのは当然の事でしょう。
だからこそ、避妊して欲しくても言い出せない女性が3割以上もいる。
その女性たちが避妊に失敗した後、
相談できる人もいない、
アフターピルの存在すら半数しか知らない。
男性に捨てられる恐怖から相手にすら相談できない
ずっと不安と恐怖のどん底
次の生理がきた瞬間やっと心から安心できる
でも心が満たされないからまた求められても断れない
さぁ、子育て、教育機関に勤務している大人に質問です。
望まぬ妊娠をして傷つくのは誰ですか?
望まぬ妊娠をさせて傷つける側は誰ですか?
このどちらもが、わたしやあなたの大切に育てている我が子に起きえる事なんです。
そしてカミングアウトしますが、わたしも1度中絶を経験しています。
実母も相手の男性もわたしのことより世間体を、自分の身の上ばかりを気にしていました。
今でも思い出すたびに涙が出ます。
わたしには、今5歳の娘と3歳の双子の息子がいます。
娘にはそんな思いは絶対させたくないし、息子も大切な人を大切にできる男性に育ってほしいそう思っています。
なる。家での性教育
「性教育なんかビデオで十分だ」多くの大人の男性がそういいます。
AVも女性の気持ちとも相いれない間違った知識、情報だらけです。
そもそも男性の快楽のための作品です。リアルな女性が求めているものとは相いれるものではありません。
正しい知識を教えてくれるのは、今のところいろんな書籍やサイトで勉強することができる大人。親であるあなただけです。
では、最後にわたしが家庭で子どもたちに何をしているかをご紹介します。
・息子にも生理を隠さず教える
・親がまず正しい知識を本や本を出している著者のサイトで勉強する
・子供用の絵本で一緒に勉強する
・子どもが授かったと分かった瞬間からの出生の話を愛おしさマックスで語る
・子どもの性に関する質問はまず「いい質問だね」と答える。そして、「どうしてそう思ったの?」と聞き返す
・子どもがなんでも話してくれる関係性を守り築いていく
・タブーは絶対作らない
・子どもを信頼する
といったところでしょうか。
特に上記のしたから3つ
なんでも話してくれる関係性を守り築いていく
タブーは作らない
子どもを信頼する
これらは大前提と言っていいでしょう。
性に関することだけでなく、いじめでも、毎年多くの子どもが、あるいは未婚で親と同居しているであろう若年者が自ら命を絶つという悲しいニュースを耳にします。
わが子が悲しい思いを背負うくらいなら
世間なんて、親がどう思われるかなんてどうだっていい。
寝る時間ですらどうでもいい。
我が子をむしばむ常識なんか捨ててしまえ。
そういう姿勢でこどもと向き合ってほしい。
何度も言いますが子どもを守れるのは、学校でも社会でもないあなただけです。
記事を読んでいただいて有難うございました。
この記事がきっかけで幸せな親子が増えますことを切に願います。
では、また。
なる。が影響を受けた本↓
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