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悪魔の罠から抜け出す方法

こんにちは、ハサミです✂

みなさんはハリーポッターと賢者の石を見たことがありますか?

映画の最後、ハリー、ハーマイオニー、ロンの3人が賢者の石を見つけに、さまざまな試練を乗り越えるというハラハラドキドキの名シーンがありますよね!

そのうちのひとつに、「悪魔の罠」という、植物のツタに絡まれる試練がでてきます。

この「罠」は、恐怖で暴れれば暴れるほど、ツタが身体に絡みついて、絞めつけられていくというものでした。

この試練を突破する方法を覚えていますか?

そう。
恐怖に打ち勝ち、”Calm down.”(落ち着いてじっとする)ことでした。

久しぶりにそのシーンを思い出す機会があったので、今日はそこからの学びを綴ります。

現代の「悪魔の罠」

この「悪魔の罠」、案外、私たちの日常の中にも存在しているかもしれません。

何か失敗した。誰かに批判された。自分に絶望した…
「これじゃダメだ。このままだとやばい…!」

そう考えた瞬間、私たちの身体は瞬時に "恐怖" を感知し、警戒信号を出します。すると、無意識のうちに戦いのモードに入り、私たちの冷静な思考はどこかへ置き去りにされてしまいます。

がむしゃらに戦う、頑張る、という方法が功を奏すこともありますが、それはたいてい、戦略あってこそのものです。

特に日本では「頑張る」という概念が美化されている傾向にあり、無理をしがちです。

恐怖を感じたとき、私たちはたいてい、何か状況を変えなければと考えるはずです。でも、恐怖に駆られて「何かしなくちゃ」と焦り、その気持ちに圧倒されてさらに落ち込む。そんな経験をしたことはありませんか?

そんなとき、ジタバタすることは必ずしも賢明ではない、ということを覚えておきたいなと思うのです。

Calm down. 落ち着いていこう。

恐怖にも思える体験。それは変化の前兆でもあります。
私たちは、自らがもつ知恵、賢さ、創造性を発揮することで、どんな体験も成長するチャンスとして活かすことができるのです。

何か思わぬ出来事に遭遇したとき、外からのフィードバックとして受け取ってみてください。

そして、自分の状態、周りの環境をよく観察し、主観と客観を行き来しながら、そのときの自分にとっての最適解を導き出す。

そのために、まずは落ち着きを取り戻すこと。

深呼吸をする。
軽く瞑想の時間をとる。
自然の中を散歩する。
ノートに書き出してみる。

どんな方法でも構いません。何か不安なこと、心が揺さぶられるような嫌な出来事が起きたとき、自分が落ち着くための工夫を持ち合わせてみてください。

きっと、不安なまま考え出した選択よりも、自分にとっても相手にとってもいい方法が見つかるはずです。

おわりに

書きながらふと、山でクマに対峙したときの瞬間を想像しました。

今回お伝えしていた「恐怖・恐れ」の類は身の危険が迫ったとき、というよりかは日常の生活や仕事のなかでのものを指していたのですが、案外、本当に身の危険を感じたときに得る、妙に冷静になる感覚。その野生の勘のようなもののことを言っていて、昔の人たちは自然に持ち合わせていたのかもしれない、と思いました。。

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