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がん再発5ヶ月目 再発後、はじめての効果判定

【あらすじ】
2年5か月前に直腸がん診断され、治療により一旦、『がん』が消失したかに思えましたが、約4か月前に『がん局所再発』しました。手術ができず、抗がん剤治療で手をこまねいてます。そんな中、再発後はじめての抗がん剤効果判定でした。

【本編】
先生より、「がんは58mmから54mmになってます。転移や増大がないですので、抗がん剤は効いていると判断しています。」とのことでした。本当に不安でした、おみくじで二回連続『凶』がでた後に、昨日の診察待ち番号が『42』という不吉なことばかりでしたが、ジンクスや神様なんて当てにならないもんだぜ。そして色んな質問を先生にしました。

Q.「現在の抗がん剤はどれくらい効きますか?」
A.「一年くらいですが、個人差があります。」

Q.「抗がん剤は何種類ありますか?」
A.「5種類にくわえて遺伝子検査をして適応となる薬もあります。次に使う抗がん剤はオキサリプラチンになります、それは現在の薬と同じくらいの効果が見込めます。3種類目から効果は少なくなります。」

Q.「すべての薬がうまくいった場合、2年半から3年くらいが薬の効く平均期間ですか。(つまり余命)」
A.「そうです。追加治療しなければ(放射線や手術)」

Q.「抗がん剤の効果がある、という基準は?」
A.「がんの増大が30%未満であれば、抗がん剤が効いていると判断します」

Q.「放射線や手術はできそうでしょうか?」
A.「他の医師と相談をしてみます。その結果を伝えたうえでのセカンドオピニオンがよいかと思います。」

Q.「手術をすると完解の可能性がありますか?」
A.「そのための手術なので、ただ手術で膀胱や仙骨の一部、前立腺をどうするのか、難しい手術かと思います。」

Q.「手術で膀胱瘻(ぼうこうろう)になることもありますか?」
A.「温存できるかもしれないですし、そのあたりはセカンドオピニオンでその先生の判断となります。」
※膀胱瘻は膀胱を切除して体外の袋に尿を出すこと

といった感じでした。つまり手術ができたら『希望をもっていい』ということでしょうか、と尋ねると『そうですね』と返答をいただきました。まだ希望があるのかな。しかし、そうなると『ストーマ(人工肛門)』『CVポート』『膀胱瘻』とさらに改造人間率が高まります。死ぬよりましか、と考えるしかないですよね。

しかし、びっくりしたのが『がんが30%増大していなければがん剤は効いている』と判断することです。抗がん剤を使っていなかったら、そんなに『がん』は成長するんでしょうかね。抗がん剤を否定する方もたくさんいらっしゃいますが、わたしは信じてますよ、抗がん剤の威力を。

余談ですが、転移・がん増大がなく「抗がん剤でがんはコントロールできてます」と聞き、泣きそうになりました。安心で人って泣くんですね。不安でしたよ、そりゃあ。『死』がよぎってますから。

さあ、仕事、どうしようかな。

今回の休薬期間にできたこと
■ 懇意にしていたご夫婦と飲めた
■ 母とランチできた
■ 家族で花見ができた
■ 子がそれぞれ進級したこと
■ 子と外で焼き肉を食べた
■ 『生活リハビリプランナー』の講師を継承できた
■ 近くに飲み屋ができて飲みに行けた
■ 祇園花月でミルクボーイ・すっちー・島田珠代を生で見られた
■ 後輩の成長を見られた
■ 訪問リハビリの元利用者さんに会えた



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