#23 京都旅 両足院・座禅体験からの学び。
先月、京都にいってきました。
数年ぶりに再会する友人たちと、それはそれは楽しいひとときを過ごしてきました。
母となり11年目。初めて1人で泊まりの旅行にいかせてもらい、こんな時間がくるなんて。と喜びもひとしお。
その時間は、きっとずっと思い出すたびに心が躍る素敵な時間となりました。
noteには京都での座禅からの学びを残したいと思います。
はじめての、座禅体験。
京都での朝、
友人が探してくれた座禅体験へ。
新年から座禅なんて、なんだか気持ちよさそう。
でも、どうやってやるのかな、
寒い場所で、ただひたすら沈黙の中目を閉じて、自分に向き合う時間なのかな…
そんなイメージだけを持ち、座禅体験に参加。
結果…
禅僧の方のお話がとてもわかりやすく、
座禅について深い学びの時間となりました。
大人になってから、知らないことを知ること、
知らない世界に触れることは、とても贅沢な時間だなと感じます。
そこで感じたことを、忘れないように後からメモしていたので、そのメモをたどりながら、ここにキロク。
座禅とは、知ること。
なんでここにきたの?
座禅とはー?
参加者へのそんな質問から始まった座禅体験。
参加者が返した言葉を受け取り、禅僧の方が、座禅について言葉を噛み砕いて、わかりやすく答えてくれました。
人の発言をこんなにもしっかり聞き取ってくれるんだ、とびっくりしたほど。
感覚が研ぎ澄まされているからなのかな。
・そもそも座禅って、何のために?
では、座禅とは何のためにするもの?
自分のため?なんて思っていたわたしですが、
その答えは、とってもシンプルでした。
知るために。
自分と、周りの世界を知るために。
知るために、
○観察する。
ゆっくりと、
今の自分と、自分の周りの世界で起きていることを観察する。
○知る。気づく。
観察を進めていくと、わかることがある。
気づくことがある。
座禅とは、自分の内側に入って深く深く観察し、気づきを見つめていく時間なのかなと思いました。
わかるとは、あきらめること。
○あきらめる
「あきらめる」とは、「諦める」ではなく、「明らめる」=事情や理由がわかること。すると、自分の中の迷いや悩みが晴れるということ。
「明らめる」と調べると、
事情や理由を明らかにする。
はっきりさせる。
心を明るく楽しくする。
気持ちを晴れやかにする。こんな意味がでてきます。
あきらめる。いい言葉だなぁ。
悩みが晴れるようなイメージ。
あきらめて、
○納得する
納得する。腑に落ちる。頭と体で納得すること。
自分はこんな時にこう感じるんだ
こんなときはこうなるんだ。とわかってくる。
自分の取扱説明書を携えるイメージだと話してくれました。
つまり、自分の扱い方がわかるということ。
自分の扱い方がわかるから、自分を制御、コントロールできるようになるということだと。
そこまでいったら、
○ 手放す(わかってるから、悩まない)
コントロールできないことが多い世の中で、自分のことをよく知り、コントロールできたら、きっと生きやすくなるし、行きたい道を選べるようになる。
自分を知り、世界を知り、わかっているから悩みを手放せる。
そうやって、生きやすくなって、
自分の進みたい方へ進めるようになるのでは。
あぁ、座禅って奥深い。
・一度きりの人生、自分の道をゆくために
自分が進みたい道をゆくために、
自分を知る、世界を知るって大切なんだなと。
コントロールできないことが多い日々の中で、
座禅を繰り返し、
自分自身と世界を
①観察
②知る、気づく。
③明らめる、納得する
④手放す。
自分や世界を観察する。
自分が何に関心をもっているか知る、
気になっていたり、心にひっかかっていたり、モヤモヤしていることに気づく、
それとじっくり向き合う。
すると、だんだんわかってくる。
そしたら、
心を軽くして、
自分の道を楽しむために歩めるようになるのかな。
自分の一度きりの人生を楽しむためにできることに、座禅があるとわかったら、
なんだか座禅をしたくなりました。
ずっと一緒にいる自分のことすら、まだちゃんとわかってないことも多い。
わたしはまだまだこの世界で知りたいことがたくさんあることにも気づきました。
瞑想と座禅の関係。
座禅体験中、この二つについて質問した方がいて、禅僧の答えがまたわかりやすかった。
瞑想と座禅は、スポーツと野球の関係。
瞑想の中にさまざまなジャンルがあって、
マインドフルネスだったり、ヨガだったり。
座禅はそのひとつだと。
足を組んでするだけが座禅ではなく、どこでもできると。
例えば、お風呂の中でボーっと自分と向き合う、
電車の中で無になる時間。
歩きながらでも、布団の中でも、
座禅と同じことができる。
座禅とは、難しいことじゃなくて、自分の意識の向け方で、どこでもできるんだなと。
「書く瞑想」という言葉があるように、
わたしがこうしてnoteを書くことも、瞑想の一つなのかも。
自分の考えや感情を観察し、気づき、それを書き出すことで、自分自身をあきらめる作業でもある気がします。
座禅という体験は、
自分だけの人生の味わい方を教えてくれる時間でした。
時に立ち止まって、ゆったりとした気持ちで、
自分を観察し、自分を知り、自分が進みたい道を、選べるように。
座禅時間を取り入れてて行きたいなと。
・感情を味わい切る。
ネガティブなときの自分の感情を味わい切る、という言葉も印象的でした。
いいことばかりじゃない毎日だからこそ、
困った時、ネガティブなとき、
自分が今どんな状態か観察し、気づくことができたら、
その自分を自分自身でコントロールできるようになったら、
きっと生きやすいんだろうな。
そんなことを禅僧の話を聞きながら学び、
朝の凛とした空気の中での座禅は、とっても気持ちのよいものでした。
歴史あるお庭も美しかった。
京都に訪れたら、
早起きして、座禅体験してみると、自分と世界への向き合い方が、ちょっと変わるかもしれません。
・経験するからわかること。
12月のリトリートでの瞑想につづき、
1月の京都での座禅。
なんだかいい経験ができました。
わたしは座禅という形は初めてでしたが、
深く深く考えていくのが好きなのかもしれません。
といいつつ、頭を空っぽにして、立ち止まる時間って、忙しくしてるとなかなかない。
止まっているようで常に何かをぐるぐる考えたりしています。
まずは、深呼吸して、気持ちを整えて、自分と周りの世界の観察からはじめてみようと思います。
先月観た映画PERFACT DAYSにも通じるものがあり、
自分のルーティーンを持つことは、
自分を整えたり、変化に気づいたりするような、
瞑想に近い気がしました。
なんだか色々つながってるなと思う日々。
まだまだ知らないことばかりだから、人生って面白いんだろうな。
おまけ。この旅で感じたこと
・笑うことはしあわせを呼ぶ
・人との出会いは何よりもの宝物
・いい刺激をくれる友だちって最高
・一度きりの人生、楽しんだもんがち
・動くと運も動き出す
・会いたい人に会いに行くべし
・心が動いた時に行動する
・新しいことをしてみる
・学びは人生に喜びを与えてくれる
・大人っていい
今回の旅は、再会の喜びも、みんなからの刺激も、旅先での出会いも、わたしの中に新しい風を吹き込んでくれる旅でした。
そんな時間を持てたことに感謝しつつ、
これから先、また旅の時間を人生に織り込んでいけたらなと思います。
巡り巡ってそんな気づきをくれた座禅体験でした。
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