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ノンクリスチャンに訊く“クリスチャン企業で働く”ということ

こんにちは!
今回は「ノンクリスチャンがクリスチャン企業で働くこと」をテーマにお伝えしていきます。
クリスチャン企業の定義は、前回の記事でお伝えした通り。

株式会社ライフワークスは、キリスト教専門葬儀社ですので、代表含め、プロテスタントのクリスチャンスタッフが多く在籍しています。

ですが、内約2割のスタッフはノンクリスチャン。
中途社員としてライフワークスに入社してから、キリスト教葬儀に触れた人ばかりです。

そんな弊社のノンクリスチャンのスタッフに、クリスチャン企業で働いてみて実際どうか?という現場の声を訊いてみました。
もしも、弊社の求人が気になっているノンクリスチャンの方がいらっしゃいましたら、是非参考にしてくださいね。




★30代男性 セレモニースタッフ(入社3年目)

Q.クリスチャン企業で働き始めるにあたり、不安に思っていたことはありますか?

最初はキリスト教についての理解の浅さから、教会でのマナー違反やNGワードのような観点で失礼な振る舞いにならないか不安に感じていました。

ですが、そもそも常識の範囲で行動すれば失礼はないですし、クリスチャンの先輩スタッフがキリスト教について様々なことを丁寧に教えてくださったこともあり、その不安はすぐになくなりました。
また、教会の皆様も優しい方ばかりで、「ノンクリスチャンではありますが、キリスト教について勉強させていただいています。」「伝道のために、ノンクリスチャンの雇用も進めているんです。」とお伝えすると、温かく迎え入れてくださる方ばかりです。

最初の不安が嘘のように、今では教会へ挨拶に伺うのが楽しみのひとつになりました。


Q.働き始めてから、困ったことはありましたか?

困った…というか申し訳ない部分なのですが、讃美歌を知らないことです。

弊社では、「葬儀社の方も一緒に讃美してくれているのが嬉しかった」というアンケートをよくいただきます。
歌えないことは特段問題にはならないですが、礼拝の一体感を損ねている気がして申し訳なく感じてしまいます。

ですが、メロディーを知っていれば歌える曲も多く、何度も聞いているうちに思わず口ずさむようになった曲も多いです!


Q.クリスチャン企業に入ってよかったと感じることは?

キリスト教は、仏式とは「死」の捉え方が違うため、”葬儀”や”人が亡くなる”ということに対して、以前よりしっかりと向き合えるようになりました

宗教による考え方はそれぞれですが、「死」を避けて遠ざけるのではなく、向き合うことで今の人生をより豊かにできるのではないか、と感じるようになりました。大切な人の死が悲しいのは当然のことですが、それよりもしっかりと見送ることを重視する姿勢は良いなと感じます。



★30代男性 セレモニースタッフ(入社2年目)

Q.ノンクリスチャンだからこそ困ったことはありましたか?

教会にも行ったことがありませんでしたので、初めて教会に行って牧師先生や教会の方と接するにあたり、何を話していいのか分からず無意識に自分で壁を作ってしまったことでしょうか。
しかし、葬儀を通じて牧師先生や教会の方にわからない事を訊くと、快く教えていただけましたし、先輩スタッフからも分かりやすくキリスト教のことや、信仰のことを教えてもらいました。
ノンクリスチャンだから困ることよりも、葬儀の知識が無く困ることの方が多かったです。(もちろん、葬儀の知識もしっかりと先輩スタッフから教えていただきました!)


Q.興味深かったことはありましたか?

働き始める前は、”キリスト教”や”教会”と聞くと、誰でも入っていい所ではない、敷居が高い…といったイメージがありました。
 しかし、牧師先生などにお話を聞くと「いつでもウェルカムですからお気軽に来てください。」とノンクリスチャンだからといって一線を引かれることはありませんでした。ノンクリスチャンだからこそ教会に足を運んでほしい、キリスト教をもっと知ってほしいという教会の考えに驚きました。


Q.働き始めてから、戸惑うことはありましたか?

僕は以前、小売業で販売スタッフとして働いていました。一日に何十人と接客をする仕事でしたが、ライフワークスに入社してから、牧師先生やご遺族の方と蜜に接することで、一人一人、しっかりと寄り添ってお話をすることの難しさを感じました。
悲しみの中にいるご遺族様にどんな言葉をかけるのが正しいのか、間違いなのか分からず不安な気持ちになりましたが、先輩スタッフのご葬儀に同行していく内に、寄り添う気持ちが一番大切だという事が分かりました。
ご遺族様から感謝のお言葉を頂戴できる事がやりがいに繋がっています。

 

Q.働き始めて良かったことはありましたか?

牧師様やご遺族様より 「○○さんに担当していただいてよかったです。ありがとうございました。」とお言葉を頂戴できる時が一番やりがいを感じますし、良かったなと達成感を感じます。
 また、色々な牧師様やご家族とお話をさせていただき、自分の視野や考え方が広がったと思います。



★30代女性 総務セクション所属(入社2年目)


Q. 一般企業で働いていたときと、なにか違いはありますか?

なにか違いを感じることは特にないですね。
関わる方々がキリスト教の信仰を持っているだけで、例えば労働についての契約など、当然ですが今まで働いてきた会社と全て同じです。(笑)

キリスト教ならではの難しい部分といえば……教会ごとに教団に所属されていることでしょうか(単立の教会もありますが)。同じ名前の教会でも教団が違うと全く別の教会です。そのあたりをしっかりと認識しておかなければ、ご家族様や牧師先生にご迷惑をお掛けしていまいます。
しかし、なにか新しいことを覚える…という行為自体は、転職すれば必ず発生する業務ですので、本当に特にこれといった違いは感じずに働いています!

 仏教徒でない人が仏式で葬儀をする現代日本の文化には疑問を感じていたので、故人様自身の信仰を尊重して執り行われるキリスト教葬儀は意義があっていいなと常々感じております。



Q.働き始めて戸惑うことはありましたか?

戸惑ったこともとくにありません!逆に、クリスチャンの方は穏やかな方が多いので、ありがたい環境で働けていると毎日感じています。

ミーティング前に行われる礼拝の時間も、純粋に良い時間だなと感じています。
日々を健康に生きられている感謝は私個人としても純粋にあるので、そういった想いを持って黙祷をしたり、お祈りをきいたりしています。



まとめ

回答は三者三様でしたが、クリスチャン企業だからといって、働くにあたって特に一般企業と違うところは感じない、というのが共通の意見でした。
(ちなみに筆者もノンクリスチャンです。※30代総務セクション女性)

もしも終活や葬儀に少しでも興味を持たれた方は、是非お気軽にお問合せくださいませ。
選考の前に、まずはお電話面談でカジュアルにお話できればと思っております!


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