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✔︎物事の明るい面を見る。

不妊治療中、夫が海外駐在となり、 ワンオペ育児をしていた時期があります。 治療もなかなかうまくいかず、子育てにも疲れていた私は、コーチングを受け始めることにしました。

コーチをお願いしたのは、不妊治療経験がある方でした。あるとき、 治療に関することをテーマに話をしたことがあります。私はいつもクリニックに行くと緊張してしまい、 採卵時期などは毎回入試を受けているような気分になりました。そして、合格または不合格に向き合う現実にどっと疲れを感じていました。

でも、そんな発言の私に対し、コーチからこんな話がありました。
「私の場合の話をしてもいい?私は、毎回クリニックに行くのが楽しみで、クリニックは赤ちゃんに近づく場所だと思っていたの。 」
この話を聞いた時、正直目から鱗でした。私自身も不妊治療を開始した当初、同じようなことを考えていたことがあったかもしれませんが、治療が長期化し、忘れていた気がしたのです。

コーチからこの考えを聞いてからは、クリニックに通うことが少し楽しみに変わりました。採卵でたとえ良い卵子が取れなかったとしても、赤ちゃんに少しずつ近づいていると思うことができるようになりました。

「物事の明るい面を見ようとする。」私も忘れかけていたことでありますが、これって本当に大事なことだと思います。自分が辛い時、どうしてもネガティブになりがちですが、そんな時は誰かと話してポジティブな気持ちをもらえると、通院や治療にもプラスに働くのではないかと思いますし、今の自分が置かれた環境にも光が差すはずです。

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