緊急事態宣言との正しい向き合い方
3度目の緊急事態宣言が発令されましたが、どうやら街の人出は昨年の緊急事態宣言下と比べるとそんなに減っていないようです。人出が減らない理由、そして3度目の緊急事態とどのように向き合えば良いのか考えました。
理由①政府はもはやオオカミ少年
「緊急事態です!」「自粛してください!」「医療逼迫してます!」小池知事に吉村知事、そのほかの首長からこの1年どれだけこの言葉を聞いたでしょうか。確かに、事実そうなのかもしれません。
しかし、小池知事は自粛していましたか?吉村知事は?菅総理は?本人たちは責任ある立場ですし陣頭指揮を取らなければならないので、現場にいなくちゃいけないのはわかりますが、都庁や霞ヶ関の働き方は変わったのでしょうか?自分たちがやってもいないことを平然とお願いされても聞く気が起きないのは当然です。
「オオカミがきたぞー」と言われ続けてしまうと街の人たちは慣れてしまうだけでなく、言っている本人たちに危機感が見られないんだから「またまたー」という反応になってしまいますよね。せめて演技でもいいからもうちょっと本気感出して欲しい。
理由②あれ?意外と大したことなくね?
1度目の緊急事態宣言は「命の危機」を感じている方も多かったように思います。志村けんさんをはじめ、有名人も複数お亡くなりになりました。しかし、徐々にコロナの正体も明かされてくると、意外と死亡率が低く、特に年齢が若いほど死亡や重症化リスクが低いこともわかってきました。それもあって、第3波の時には20代30代の感染者が急増しています。今回の第4波も若者の外出が多くみられますね。
理由③自粛、飽きた
東洋経済オンラインの記事にもありましたが、
最初の緊急事態宣言はどこかイベント感覚があって新しいことをやってみようというちょっとした新鮮さがありました。しかし、これも頻繁に2度3度続くと流石に飽きますよね。政府や自治体も毎回壊れかけのラジオみたいなおんなじ「お願い」ばかりですし。もうちょっとコミュニケーションの取り方工夫して欲しい。
向き合い方①政府は頼るな
もうね、何がどうなろうと政府は自分都合なのだということがわかりました。4月25日に行われた補選を思い出してみてください。大阪や東京に緊急事態宣言が出るよというタイミングで政治家たちは北へ西へ大移動。各所で人を集めて大演説。緊急事態宣言を投開票日の25日に設定したのは、選挙活動をやるからに他ならないと考えています。だって県を跨いでの応援できなくなっちゃうじゃん。そんなもんリモートでやれーーーーー!!
オリンピック開催もそうです。昨年から緊急事態宣言なり、まん延防止措置なりやれる手を早々に打たなかったのはオリンピック開催を睨んでいるから。なぜか。その後に控える衆議院総選挙で与党が有利に立つためです。羽田参議もお亡くなりになっているのに懲りない政治家ばかりです。自分たちは特別だし感染しないと思っているのでしょう。そして今彼らが考えているのは選挙のことだけ。政府に頼らず自分の身は自分で守りましょうね。
向き合い方②死ぬかもよ?
僕自身がイベント等でリスクマネジメントをするときは、最悪のケースを想定します。その上で出来うる対策を練っておくのです。もちろん想定外のことは起こりますが、大概は想定したトラブルの備えを応用すれば事足ります。
今回、コロナにおける最悪のケースは何か、それは「死ぬこと」ではないでしょうか。死ななくても重症化すれば相当苦しいですし、後遺症が残ることもリスクです。また、家族など身近な人に感染させてしまえば大切な人が死ぬかもしれません。そういったことを考えた上での行動を自分自身で決めるのが良いと思います。判断基準を政府や会社の社長など誰かに委ねずに、自分で決めること。これ重要です。
向き合い方③働き方、暮らし方の工夫
今回のコロナ禍は悪いことばかりではなかったと僕は思っています。例えば、働き方改革、特にリモート勤務などへの移行が急速に広がったことです。おかげで働き方の選択肢が広がり、家族との時間が持てるようになった方も多いのではないでしょうか。レジャーもキャンプやフィッシングなどアウトドアが人気になりましたし、工夫しだいで豊かに暮らすことは可能です。
僕自身、6年前から行っている都会と田舎との2拠点生活もどちらかといえば田舎の方に比重を置くようになりました。プライベートも充実しはじめています。緊急事態宣言をきっかけに、仕事ばかりじゃない豊かな暮らし方生き方を見直してみるのはいかがでしょうか。
ありがとうございます!これを励みに執筆活動頑張ります!