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もう頑張らなくてもいい。自分のキャパシティを感じること

先日、久々に泣きました。
ボロボロと涙が溢れ出てしまいました。
しかも子どもが通っている幼稚園で。
流石に人前で泣き崩れるわけにもいきませんので
一人、駐車場に戻り車の中でむせび泣きました。

頑張りすぎていた自分に気づく

この日は早朝から仕事で、
朝3時半に起きて出勤して
帰ってきてから子どもたちと幼稚園に行ったのでした。
前日は子どもの友達が数人お泊まりしていて、
子どもの誕生会の準備やらで慌ただしくしていました。

仕事のこと

2024年の年が明けてから、
仕事が忙しくて、休みはほぼ週1でした。

しかもイベントが控えており、
営業に回った先で
挨拶した早々、理不尽に怒られて1時間半も説教されたり、
関係性が重い取引先とのトラブルの調整を行い、
神経をすり減らしたりしていました。

そして冒頭にも書いたように
この日は朝3時半起きで出勤でした。

子どものこと

そういえばここのところ
子どもたちのお弁当含めて
朝昼晩3食用意していたし、
家事などもほとんどこなしていました。

小学校に上がる子どもの体験入学もありましたし、
幼稚園卒園に向けたイベントの準備なども
色んな係に所属し担当していました。
ある係では人間関係のトラブルもありその調整を図ったり。
乱立したLINEグループから毎日
通知がピコピコとひっきりなしに鳴っています。

夫婦のこと

今月、妻は出張ばかりで家を空けてばかりでした。
出張から夜遅くに帰ってきた日も含めると
2月は14日間家にいなかったことになります。

妻との関係は大寒波の真っ最中なので
いないはいないでも良いのですが、
結局その間、家のこと子どものことは僕のワンオペです。

仕事も忙しい中でのワンオペ
ほぼシングルファーザーは相当キツイ。
従来は頼れる存在のはずのパートナーが
全く頼れないというのはかなり堪えます。
自分一人で全て背負うということですから。

そんな中で疲労が溜まりに溜まっていたのかもしれません。

もう頑張らなくてもいいというシグナル

これまでの自分だったら、
自分がキャパシティを超えて頑張りすぎていることに気づかず、
熱を出したり、ぶっ倒れるまで頑張り続けていました。
体が限界を迎えて活動停止に陥るまで。

今回、体力面でもかなりきつかったのは間違いないのですが
特に酷かったのは精神面。
精神的に追い込まれていたのかなと感じました。

きっかけはある人とのLINE。
大したことじゃないことでもすごくイライラして
その人にイライラをぶつけてしまいました。
そのことに自分で気づき、

「あっ、疲れているのかも」

と思った途端、涙が込み上げてきて
園舎の外にある車へと駆け込んだのでした。

自分で疲れているんだと認めてあげること、
これが重要なんだと気づきました。

そして自分を労る気持ち。
誰かに頑張ってるねって認めてもらえなくても構わない。
まずは自分自身で認めること。
それが必要です。

シグナルを超えた時どうなるのか

実は僕はその先の世界のことも体験したことがあります。
つまり、頑張りすぎて疲れて涙が溢れても
それでもやらなくちゃいけなかった時。

僕には2度あります。

電車に飛び込む気持ち

都内の広告代理店に勤めていた時でした。
トラブルの処理に追われ、
週7で毎朝10時出勤、朝5時退勤を繰り返していた頃、
上司やクライアントに会うたびに
心臓がギュッと痛くなるくらいに
体にも影響が出ていたのに、
それを無視して「やらなきゃいけない」を優先していたら
朝仕事終わりに始発に飛び込みたくなる衝動に駆られました。

それは、
明日(5時間後)出勤するより楽かもな
という軽い気持ちでした。

行方不明になりたい気持ち

もう一度は2011年のことでした。
311が発生したことで
日本も経済が1週間ほど停止しました。
おかげで仕事先の中国の現場が大混乱して
トラブルが続出。

地元である南相馬が大変な時で
実家の親兄弟も避難を余儀なくされる状況の中、
僕は中国に飛ばされて1ヶ月以上帰れず、
さらには雪だるま式にトラブルが増えていき、
他の担当者の案件までなぜか管理するハメに。

朝もなく夜もなく、
上司から5分おきにかかってくる確認の電話。
毎回違う案件の違う内容。
次々と指示を飛ばすも追いつかなくて
ブチ切れてしまいました。

そしてふと
「チベットに行って出家しよう」
という意味不明な行動を本気で取ろうとしました。
電車に乗って深圳からチベットへ行く方法を調べ、
チケットを買いに行きました。

この時は中国で存在を消してしまえば
仕事しなくて済むんだ
という気持ちになりました。

シグナルを無視する危険性

体や心が悲鳴をあげているのに
それを無視して動き続けると
一気に何かがプツッときます。

そして楽になるために命を断とうとしたり
突拍子もない行動に出たりします。
僕は幸運にもなりませんでしたが
鬱になることも。

そうなる前に自分の限界に気づき
疲れているんだ
もう無理だ
と泣けた自分はよかったなと思います。

自分は疲れているから
イライラしてるんだと気づけたから
それをぶつけてしまった人には
きちんと謝ることができました。

ありがとうございます!これを励みに執筆活動頑張ります!