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笑顔で過ごすために/在宅勤務・自宅待機中の育児中社員へ向けた応援メッセージ【part3】

 こんにちは。ライフ・ポートフォリオの前原です。

 part1・2の記事では、家庭保育と在宅ワークの両立のために、パートナーとの業務状況のすり合わせ等の“チーム編成”と、子どもの生活の整え方の例を中心に書きました。それによってはじめて、家庭保育と在宅ワークの調整が可能になると考えるからです。

 今回は、心身共に健やかに過ごすための工夫について紹介していきたいと思います。

 外出の自粛など制約の多い暮らしが続く中、子どもだけでなく大人もストレスがたまる状況だと思います。こういった状況では「当たり前のことをしっかりとやる」ことが大きな力を発揮します。

 夜更かしせずしっかりと眠る。日の光を浴びる。換気をする。きちんとした食事をとり、お酒は控える。身体を冷やさない(体が冷えるとそれだけでネガティブになります)。
 少しストレッチをして身体を動かすことも大切です。ラジオ体操は肩こりにも効くのでお勧めです。アプリをダウンロードすれば、自分のタイミングで取り組むことができますよ。なわとびも、玄関先で簡単にできる運動です。

 散歩は心身ともにリラックスできる活動です。“ウォーキング”ではなく、ゆったりと散策をしましょう。ヘッドホンは付けず、季節の風の香りや新緑の緑、抜けるような青空を眺め、鳥の声や風のそよぐ音に耳を傾けてみましょう。それだけで気持ちのこわばりがほぐれます。これを機に、地元のベスト散歩ルートを探すのも良いですし、そのなかで新しいお店の発見もあるかもしれません。雨の日も、雨音に耳をすませば心が穏やかになります。

 スマートフォンはほどほどに、コロナ関連ニュースやSNSを読み続けることは止めましょう。不特定多数のコメントが集まる場は、攻撃的な言葉や悲しいニュース、不安をあおる憶測が飛び交いがちです。そういったサイトからは距離を置きましょう。ネットリテラシーを養う良い機会です。

 特に、自宅待機の方は、気持ちと時間のやり場が難しい面もあると思います。ぜひ、自身の気持ちと身体に向き合って丁寧にメンテナンスをすることを心がけてください。(特に男性は、一般的に意識が外の活動に向きがちで自分の身体・心をケアする習慣が少ない傾向がありますから、この点はしっかりと意識してほしいと思います。“トレーニング”ではなく、“ケア”を行ってください!)また、日ごろは忙しくて手を付けられなかった業務の情報収集や自己啓発など、長期的な成果につながる取り組みはできるかもしれません。未来に向けてひとつずつ行動をしているという感覚も、心身の健やかさにつながるはずです。

 上記のような物理面の取り組みを意識することで、かなりストレスが緩和されると思います。そのうえでさらに意識していきたいのが「ありがとう」の言葉です。
 トゲトゲしたマイナスの言葉を使えば、トゲトゲしたマイナスの感情が返ってきます。ありがとうの気持ちでプラスの言葉を使えば、あたたかなプラスの感情が返ってきます。
 家庭という閉じた狭い環境では、ひとりひとりの言動が大きく影響をします。感謝の気持ちで・・・というとありきたりで陳腐に聞こえるかもしれませんが、「ありがとう」の力は絶大なのです。

 我が家では、私ひとりが意識するだけでなく、子どもや夫にも「家族のおやくそく」としてくりかえし伝え、家族お互いに気を付けられるようにしています。

 例えば、夫が食器を洗っているときにTVの音が聞こえないために子どもが「音がうるさいよ」と言ったりしたら「まず、食器を洗ってくれて『ありがとう』だよ。音が聞こえないなら今だけ音量を上げようね」とたしなめます。それと同じように、何かあってもまずは「ありがとう」が最初です。子どもが食器を運んでいて割ったとしても、「お手伝いをしてくれてありがとう。ケガはなかった?気を付けようね」です。(怒るのはガマンです!私もとっさに怒ってしまいつつ、…あぁ~~!でも、ありがとう!!運んでくれてたんだもんね!運ばなければ割ることもないもんね!まずは運んでくれてありがとう!!!と訂正しています・・苦笑)

 子どもにそうやって教えていくと、そのうちに子どもが大人に指摘をしてくれるようになります。パートナーの小言や愚痴が気になるときは、子どもを味方につけて「家族のおやくそく」でけん制していきましょう(笑)

 一方で、どうしても「ありがとう」という気持ちになれない時もあると思います。そのときは、まず「イライラした気持ちになっている」ことに自分で気が付き、周囲に「イライラしているから少し感じが悪いかもしれない。ごめんなさい」と伝えてから、飲み物を飲んだり身体を動かしたりして少し気分転換をできるようになりましょう。自分のイライラを意識的・無意識的に周囲にぶつけないようになるだけでも、ずいぶん状況が改善します。

 もしパートナーがイライラしているなら、少し煮詰まってないか気遣いの言葉をかけて自分の状態に気づいてもらってから、リラックスできる活動を勧めましょう。
 「イライラに気が付く」「心身のコンディションを整える」「ありがとう」この3つで、ストレスフルな生活をかなり整えることができると思います。

(続く)

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