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【重要】あなたの「本当の」MBTIについて

たくさんMBTIについて発信する中で
「私のMBTIはなんでしょう?」という質問を
たくさんいただきます。

自分の本当のタイプを知ろうとすることは
大切だと思います。
ただもう一つ、
大切にしていただきたいことが、
知る覚悟があるのか?
タイプを知ってどうするか?
の視点です。

「性格診断をする」ということは
意識しない本当の自分がいて
そこに自力で到達できないということです。

(自覚できないところに到達できているのなら、恐らくすでに豊かな生活が手に入っており、性格診断をしようと思うきっかけがないでしょう。)

ただ、タイプ論のベースには、
ペルソナ、シャドウの概念があります。

「意識してる自分」「意識しない自分」というものです。

本当の自分がわからないから
診断しているのに

それに無自覚
あるいは直面する勇気がなくて…

自分は意識できるという前提で診断して
出てくる答えは、当然
「自分が意識してる自分」です。

本当の自分は現れません。

自分の認知がわからないと、思い込んだり、誤認したりしている自分に気づかないという怖さがあるということですね
自分の認知スタイルについて理解を深めたあとに、ようやくさまざまな場面でMBTIが使えるということですね

MBTI教会

ゆえに、本当のタイプに
なかなかたどり着けません。

診断の目的は「知ること」の先に

少し話は逸れますが、
最近(?)流行している言葉に
イエベ、ブルベ、があります。

イエベ、ブルベどちらも
肌の色は関係ありません。

よく誤解されているのですが、
身につけるものの審美性によってどちらのタイプなのかが決まります。

要は、「あなたの肌の色の診断」というよりもむしろ
あなたが身につけるものを知るための診断」ということです。

したがって、「本当の肌の色」がどうであれ、人生が豊かになれば正直関係ないといっても過言ではないでしょう。

そしてこれは、MBTIにも同じことが言えます。

「診断して終わり」のものではなく、その後どうするかが重要なのです。その後の課題を知るためにあるのです。

知るだけで今の自分が可愛く
「自分を変えない」「変わらない」のであれば
それはいずれ不要なマウンティングを生むと思ってます(長くなるのでまた別途記事にしたいと思います)。

人の認知のゆがみと正常な判断の難しさ

そして、診断の目的がズレている他に
診断自体も難しいのです。

一般的に、ブルベが名誉のような謎の風潮があります。
(MBTIでいうとE型、N型が謎の名誉な風潮、ありますよね…これについては別途記事にしたいと思います。)

どうかブルベであって…と思うと、
血管も本当は緑なのに、青に見えてくるものです。人の認知ってそのくらい、いい加減なのです。

(お気軽に現実を歪めて「無を有」にして繁栄したのが、我々ホモ・サピエンスです。)

自分で診断結果を曲げたり
その曲げた診断結果を自慢したり。

例えば、どこからどう見てもイエベで、かつ
さらに肌色以前の問題(肌荒れ体重etc…)をたくさん抱えている人が
青みピンクを多用した明らかに浮いているリップをつけて
「私、ブルベだから透明感有りすぎちゃって…」とか言う人がいて。

もっと上手なメイクがあるでしょ!

(…?)
と思っても、そっと笑顔で胸のうちにしまわれるだけです。
そうして誰からも指摘されないので、一生勘違いを抱えて生きていきます。

MBTIでいうと、自称E型とか、N型とか
本当はそうでもないのに言っていたら、指摘しようかどうか迷います。

しかし、そもそも自分を客観視できない人のほうが圧倒的に多いので
(というかできてる人は1%くらいしかいないイメージです。)
いちいち反応していたら疲労困憊してしまいます。

例えば、
どこからどう見てもINFJの人が
「私はENTJだから人が非論理的で馬鹿に見えるし毒舌なんだ…」と言っても
うーん、MBTI以前の問題ね。
と心のなかで思うしかないのです。
(だって、正しいことを伝えても「この人が馬鹿だからわからないのだ」と思われるだけですもの。)

「自分は自分を認知できない」
「だからMBTIをやっている」
を自覚し、
「本当の自分を直視する勇気があるのか」
をまず謙虚に探らないと、何も始まらないのです。

「本当の」というものは存在しない

そして、最後に大事な概念です。

イエベ、ブルベの話をしましたが、
実はその真中(イエベブルベどちらでも審美性が担保される人)
である「グリベ」というものもあります。

真中があるということは、
イエベとグリベの真中もある
ということです。

骨格診断もそうです。
求心顔、遠心顔もそうです。

大半の人は「なんだか中間の人」です。

「求心顔」という人間はいないのです。

なので、「本当の」がありません。
名称がつかないのですから。
(ここの理解は少し難しいかもしれません。)

なので、「EかIかわからない」という場合、
大抵が「どちらともいえないね」みたいな感じなのです。
(求心顔とも遠心顔とも言えない、平均的な位置)

「え、個性ないってこと?」と思うかもしれませんが、
平均顔が最も美しいとされているので、むしろラッキーだという捉え方ができる私は思います。

全然イケてるね(掲載元

結論

結論、MBTIは、
「こうしたらもっと楽しい人生が待ってるよ♫」を
教えてくれるツールです。

知ってそれで終わりではなく…
また、「本当」はなにか、を頑なに知るものでもなく…

「ちょっと求心顔なのがわかった!」
だから、ちょっとアイライン長めにひこうね。」

「イエベなのがわかった!」
だから、オリーブ系の髪色に挑戦してみよう。」

それでいいのです。
変わってみても
自分では「似合ってないな」と思うかもしれません。
しかし、周囲が「すごい!似合ってる!」と評価し、自分もそれを気に入って、人生がうまくいったら、診断をしてよかった!と思えるはずです。

本当のタイプを知ることが目的と言うより、
自分の見たくない自分を暴き出し、
活かすためにあると思います。

自分の長所や短所を活かしたり補ったりしたメイクや服装をして
「あ、美しい人だな!」と人をハッピーにさせ
自分も美しい自分と一緒にいれてハッピーになれたら

それが一番なのです。

MBTIも、そういうためにあると思うのです。


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