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悪者不在の「悪」

皆のもののおかげで

いつでもどこでも

電気がつくようになった。


ありがとう!

本当に、ありがとう。


でも、心は?


闇に飲まれそうなとき

手軽に光って

笑うのは、簡単なような気がして

とっても難しい。

乗り越えられないとき、人、状況がある。


水道ができても

心はいつも浄化できるわけではない。


交通機関が発達しても

心がすぐに打ち解けるわけではない。


それでも、万能感は残るから


ギリギリまで心を

暗くして、汚くする。


ライブはもはや

色とりどりに光るライトがなければ

成り立たなくなった。

心だけでは。


どうしてくれるんだ。


誰もが、誰かの笑顔を見たい。

期待に応えたい、それで、頑張る。


頑張った。


頑張った先に、

不自然な世界。


どうしてくれるんだろう。


誰が悪いんだろう。


どこに向かってるんだろう。


明るい浴室でネット、怖くなる。


便利な生活の裏、

一体何が犠牲になるんだろう。


しかし止められないね、

もう私は、

夜ライトをつけないと

毎日お風呂はいらないと

皆とつながってないと

生きられない。


でも同時に

怖くて、怖くて、

どこかが絶対、おかしくて。


なんで、何も、誰も悪くないのに

いつも

こうなってしまうのだろうね。

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