暮らしを整えることは、小さなこと。

「暮らしを整える」という言葉。
どのようなイメージがあるでしょうか。

私の仕事は、家事の効率化・収納についてアドバイスを行い、お客様の暮らしのバランスを整えることです。

今日は、「暮らしを整える」という言葉の意味について、
私の想いを綴っています。

■家事について深堀りすることは、少ない

まず、暮らしの中にある「家事」。
どれくらいの時間を費やしているか、ご存知でしょうか？
日本人の平均は、約４時間だと言われています。

家事のスキルは多くの場合、家庭科の授業で習うくらいです。
あとは、親のやり方を教わったり、家族ができてから自己流でスキルを身に着けていくことがほとんどです。

家事は当たり前に目の前に転がっているし、終わりもありません。
それを見直す機会も、あまりないのが現状です。

つまり、家事に疲れ果てて悩んではいるものの、
具体的な解決策が見つからないのです。

■がんばりやさんの特徴

世の中は、変化が加速しています。
とはいえ、家事の負担は大変大きいものです。
働き方が多様化し、一人でほぼすべての家事を担う方も少なくありません。

そして、日本人はがんばりやさんが多いです。
私のお客様も、とにかくがんばりやさんなのです。

【がんばりやさんの特徴】

・人からみると、やりすぎくらいやっている
・ＧＯＡＬがないので、どこまでも頑張る
・完璧主義であることが多く、家事も仕事も育児も…！全部頑張る

私がとにかくお伝えしたいのは、
がんばりやさんは、やりすぎです。
もうちょっと、やらなくて良いことを探しましょう。

こんな現状を見てもわかるように、
毎日私たちの生活は、
時間・家事・仕事・育児・介護・・・
たくさんのタスクと戦っています。

家族の誰かを支えるために、自分の時間や労力を注いでいます。
（本当に、優しい方が多いです）

どんどん時間に追われて、自分のことは後回し。
そんな風に、家事に追われてしまったら、
人生の時間を費やしてしまいます。

暮らしを整えることは、特別なことではありません。
どちらかというと、ちょっとしたことです。

でも、そのちょっとしたことで気持ちが楽になり、
自分のための時間も生まれます。

■小さなストレスを解決すること

例えば、
・洗濯洗剤をジェルボールタイプにする＝計量ストレスをなくす
・お弁当カップを使い捨てにする＝シリコンタイプは洗うのが大変
・キャラ弁をやめる

これは、私が今の暮らしを手に入れる前に、導入したことです。
小さくて一見あまり効果のなさそうなことですが、
実はプチストレスからの解放は、積もれば大きくなります。

■理想と言っても、もっと現実的なこと

理想の暮らしってなんですか？
そう聞かれると、おしゃれな空間で・・・カフェに毎日行って・・・
雑誌に出てくるようなことをイメージするかもしれません。

・座ってコーヒーを飲む時間が、欲しい（５分くらい）
・ダイニングテーブルの上の物を片付けたい
・ルンバが動けるフローリング（散らかっていない状態）
・PCを使うためのスペースが欲しい

こんな風に、すぐできそうで、できないことを叶えること。
これも立派な、理想の暮らしです。

■家事を変えるより先に、思い込みを捨てる

家事の仕組みをリニューアルすることよりも先に大切なのは、
自分の考え方＝思い込みを手放すことです。

例えば、毎日掃除機をかけなければいけない、
これは私の思い込みでした。
我が家は、２日に１回が理想。
できなくても、困ったことにはならないとわかりました。

マインドチェンジが、行動を変えます。

■自分が大事に思っている事、これを知るだけで元気になる

一生懸命毎日をこなしている、私たち。
自分が大事にしたいものや、本当にしたいことを認識することは、案外難しいものです。
目の前に一生懸命であればあるほど、自分の径の外の景色には気が付かないのです。

１回立ち止まってみることで、
「自分ってこんな願望があったんだ」
「こんなに頑張ってた」
「もうちょっと、○○に時間を使いたいな」

本音が出てきます。
意外と自分の気持ちに気が付いていなかったと気づきます。

■誰かと一緒に棚卸しすることで、効果が高まる

「自分と、とにかく向き合う！」「自分の棚卸しをする」
とはよく言います。
暮らしを整えたいと思ったら、まずは自分の家事やタスクの棚卸しから始まります。
でも一人で黙々と自分と向き合うと、なぜか最後は「私ってダメかも」と思ってしまう。こんな経験はありませんか？？

ご夫婦で家事の棚卸しをするのは、とっても良い方法です。
お互いの考えを知る機会にもなりますので、ぜひやってみてください。

講座に参加する、サポートを受ける。
こういった方法も、自分一人で向き合うよりも、効率的です。

■まず、自分のことをとにかく褒めて欲しい

毎日の暮らしが、当たり前のように廻っていること。
それがものすごく素晴らしいことです。

家事を担うすべての人に、自分を褒めて欲しい。
この記事を読んでくださった方は、
パートナーや子供たちにも、ありがとうと伝えて欲しいなと思います。

暮らしを整えることは、小さなことを変えることです。
派手でもなんでもないのに、とっても気持ちが楽になります。

誰もが自分を大切にできる暮らしへ、変わることを願って！
明日からも、お一人でも多くの方のサポートをしたいと思います。

読んでいただき、ありがとうございます。
Lifeコーディネーター
Yumiko