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ねこたち=おかあさんの心臓。

「人生折り返してみると」に、自己紹介ページのように書きましたが、
私を表現するとしたら、このタイトルが正解かも。

私は、自他とも認める ネコキチガイ です。
特に、うちのねこたち に対する私の気持ちは、ヘンタイ と言っても過言ではない。 むしろ、誉め言葉である。

何しろ、いつも私の後を着いてくる。
視界にいつも居るのに、邪魔にならない。・・・ぃゃ、なる時もある。ナルトキハシツコク・・・
うちのねこたち とは、相思相愛であると、自信を持って言える。エヘン!

うちには、今、2匹の猫がいる。 先代愛猫家族は文字通り親子だった。
離婚をキメた時の家出で置き去りにしてしまった愛猫家族たちを返してもらってのち、最後の子を見送り、しばらくしてから里親になった猫たちだ。

彼らは、家族のだれよりも居住時間が長く、外に連れていくのは、獣医さんに行くときだけだし、車も動くとキライだと叫ぶ。
これまた文字通り、家ねこである。
二匹ともすでに10年前後のシニア世代。私達夫婦と同じ。

1匹目は、面倒見のいいお兄ちゃん。
彼の約1年後に妹(血縁も地縁もない)も引き取ったのだが、
オスなのに妹ねこの面倒をとてもよく見てくれ、
ほぼ、妹ねこのお母さん猫状態だった。
明るく活発な性格。愛情深く、家族や人が大好き。だけど、怖がり。
お客様が見えると、店主の私より先に挨拶に出ることがあり、
小さい店の中を客用椅子まで案内するのは彼の役目である。
夫を下僕と思っている節があり、早朝、彼を起こそうとし、
毎回、成功している。ワタシハ、ネテルケドネ。

妹は、おっとり型で丸々した体型。
生れたばかりの頃、人間から虐待されたらしく、ひょっとすると目も歯も少し弱いような気配あり。 10年一緒に暮らして尚、時々人から隠れることがある。
お兄ちゃん猫が大好き。 その上、ヒト科の男性も好きな傾向あり。
店のお客様が男性のほうが、探索への出現率高。
寝ている時か日向ぼっこ以外は、大抵、お兄ちゃんねこと一緒に居たがる。
夫の膝に乗って、ドヤ顔してくる。 メス同士、女のバトルがあるが、
その件については、負けておいてやろうと思う。

ねこというのは、とにかく可愛い、愛らしい、キュート、べっぴん。
釣り目でありながら同時にまんまるオメメなのである。
ご機嫌が、目に、耳に、声に、しっぽに、おひげに、全身のうごきに出る。
その大概が、飼い主に対して、『大好き~!』と言っているように見える。

目の端に、あの子達を捉えると、目が吸い寄せられてしまう。
私の心臓がドキドキきゅんとなる。 オバチャンの心臓であろうと!

名前を呼ぶ。何種類も。
2匹しかいないのだが、愛らしすぎると色々と、ニックネームが増え続ける。 おねこ様の下僕たるもの、、、判りますよね?

『食べていい?』と、お願いする。 そして、断られる。
、、、判りますよね? 私だけじゃないですよ。

折衷案として、あのモフモフに顔をうずめて、『吸わせていただく』
ごめんなさあああい~~ヘンタイです~~ でも、まちがいなく、
下僕たる者のたしなみです。

ねこという生き物は、健康の時、臭いがほとんど気にならない。
(私は、目も耳も良くないですが、鼻は結構良い)
強いて言えば、”家のにおい””家族のにおい”つまり”安心のにおい”がする。
けもの臭がする時は、体調が悪いと私は判断する。
”ねこ吸い”は、下僕たる者の務めです。

ねこという種族は、遺伝的に『かわいい』を武器とした種の保存競争に勝ち続けた最終形なのである。 

ねこの前に、ヒトは無力である。 もう、ひれ伏すしかない。
私の愛の対象は、夫と子供達と、猫たちなのである。

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