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不妊治療歴②

腹腔鏡下手術

Bクリニックでは、紹介状があった為、それに遠方から通院の患者ということもあり、スムーズに術前検査と準備が行われた。

子宮の腹腔鏡下手術に特化している先生達で、技術があり、身体に負担なく短時間で手術を終わらせることが出来るという。その為、全身麻酔であるが日帰り手術が可能とのこと。

初めての全身麻酔で不安が大きかったが
2021年春、無事に手術終了。
術後2時間~ほど安静にし、
担当したおじいちゃん先生が、筋腫とポリープ、子宮に溜まった血(内膜症)の写真を見せながら結果を説明しにきてくれた。
どれもそれほど深刻なものではなかったけれど、やって良かったね、綺麗にしときました、とのこと。
コロナ禍でなければ夫も一緒に聞く予定だが、私だけ説明を受けた。
お腹に3箇所穴を開け、カメラを入れて
こんな鮮明な写真が撮れるのだと驚いた。そしてその3箇所の穴だけでそれらを切除し、血も吸い取って綺麗にしてくれただなんて、現代の医学に感謝しかない。

コロナ禍の為、夫の運転で帰宅したのだが、激しい吐き気と頭痛で帰り道は辛かった。

麻酔が切れた後は痛みがあったが、数日で収まった。穴の傷も、数ヶ月後にはなくなった。

術後半年は妊娠しやすい期間です、と説明を受けた。
この半年はリラックスして過ごそうと思った。


体外受精へ

手術が終わって半年。
妊娠はしなかった。

また負の感情に襲われながら、何かしないと落ち着かなかった。
これはもう、体外受精をするしかないのかもと思った。
当時知識はなかったけど、お金がかかることだけは分かっていたから、出来れば避けたい方法だった。
その頃夫の友人夫婦が体外受精をし、子を授かり、夫がその話を聞いてきたらしく私に話してくれた。
住んでいる自治体の不妊治療の助成金制度だと、治療や採卵数、顕微授精かどうかにもよるが、県と市の両方の助成金が使えるからそれほど手持ち金がかからなかったと。

色々調べていく中で、また治療を再開する気持ちが固まった。
隣町にある、不妊治療専門のCクリニックへ通院を始めた。
Bクリニックからの紹介状を持っていったので、いくつかの検査は省略し、今後の治療方針をどうするのか先生とすぐ話すことができた。
先生からはAMHが低い。40代女性の平均値くらいになっていると指摘有り。今までその検査はしたことなかったと思った。
また人工授精するのか、それとも体外受精をするのか、どちらでも希望通りできる。AMHが低いので、私は体外受精を勧めますと説明を受けた。
迷わず体外受精を選択した。

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