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タフティング初挑戦してみたら

上野にあるKEKEというスタジオで、約5時間くらいのワークショップでタフティング体験をした。1週間前に作りたいデザインLINEに送れば、当日は手ぶらで参加できる、手軽な体験教室だ。

ラグのデザインは、ピンタレストや過去にKEKEのスタジオで作った方たちの作品を参考にしながら、どんなイメージがいいのかをしばらく考えてみた。

意外にもラグで作れる柄の再現度が高いため、「あれもいいな、これもいいなと」あれこれ悩んだ結果、結局考えるのが面倒くさくなり、以前作った自分のオリジナルキャラクターのイエティで行くことに。

わたあめイエティ

お昼の12時に着席し、簡単に説明を受けて各自練習開始。
布のキャンバスに、カラフルな系を通した銃のような「タフティングガン」で
ひたすら「ダダダダダダ」と糸を打ち付けるもの。(打ち付けるというよりは、スイッチを押せば勝手にキャンバスに打ち込んでくれる)

打ち込む速さによって、毛の密集度が異なる。早ければ毛が密集して硬い毛並みに、遅ければ間にスキマが生まれ柔らかい毛並みになる。
同じ毛感触にするには、一定の速度を保って打ち込む必要があるから、
集中力が必要だ。

まずは、キャンバスに下書きをする。マジックペンで下書きをしていくけど
これは間違えても後々修正可能だから、問題はない。神経質にならずに
大体の輪郭をなぞっていく。

キャンバスに下書き

下書きが出来たら、次は糸選び。イメージ通りのくすみ色を5色選んでいく。
糸の色数がたくさんあるから、色選びの工程がなんだかんだ一番ワクワクする。
ガンの操作スキルよりも、実は色の配色選びが出来栄えに左右すると思う。
赤や黄色の原色で花柄を作成していた他の生徒さんの作品も綺麗だった。

糸を選ぶ

色選びが終わった後は、下書きの線に沿って一本ずつタフティングガンを打ち込んでいく。練習通り、一定の速さでガンを上へと動かす。この作業が簡単のように思えるが、上に動かすから、腕力も必要で、数時間後には腕がプルプルしてくる。

糸の打ち込みは、色の面積が少ない耳、手、顔部分からスタート。

下の写真は、色面積の少ない顔のパーツや持っているわたあめの部分の打ち込みが終わった状態。体の部分に取り掛かっている最中の様子だ。すでにイエティの原型は出来上がってきている。輪郭ができるだけでも、完成に近づいている、達成感はある。

そして、広い面積のスカイブルーは最後にとっておく。
面積が多いと糸の交換もないから、ひたすら集中して打ち込むのみ。
少しでも曲がっていたり、密集度が足りなかったやり直しだ。
布のキャンバスは小さい穴がたくさん空いているから、糸を抜き取れば
修正はきく。だけど何回もやり直していると布に穴が開くから、開いた時点でもう終了になる。神経質になる必要はないけど、大雑把には出来ない。
何度も書いているが、程よい集中力は必要だ。

タフティングガンを打った裏側

あっという間に数時間が経ち、完成に近づいてきた。
毛並みをバリカンで均等の長さに揃えてあげれば、ほぼほぼ完成。作品と記念写真をとって、1日の体験は終了。
作品は教室の先生たちが仕上げをしてくれ、自宅まで配送してくれる。

糸をびっしり打つとふさふさのラグになる

タフティングを初めてやってみての感想は、もちろん自分のクリエイティビティを最大限に発揮できるのも良かったが、オリジナルのラグができた達成感よりも、何かに集中して作業する時間がタフティングの魅力と感じた。

普段使い慣れない工具での作業も新鮮だし、「ラグ」という作るにはハードルが高いけど、完成したらちょっと友達に自慢できるのも、いい。
何より話のネタにもなる。

さて、次もまた何か創作活動を体験できたらいいな。

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