見出し画像

社会人2年目で1人暮らしを始めた話

気づいたらだらだら過ごしている。
時間の間隔がない。
今日が何曜日かわかっていない。

そんな人は意外と多いのではないだろうか。

自分は最近そんな状態から脱却することができた。
きっかけは1人暮らしを始めたこと。
今回は実家を出て1人暮らしを始めた社会人2年目の変化を紹介したい。

社会人2年目で1人暮らしを始めた理由


端的にいうとお金が貯まったから。笑
これが1つ目の理由。
実家暮らしをすると1人暮らしをしている人が払っている家賃分(相場7〜9万くらい)は貯められるため、自然と貯金ができる。
月に7万貯金すれば1年間で84万は貯まることになる。
自分の場合は”引越しすると50万くらいは飛ぶよ”と周りに聞いていたので、50万消えてもまだ耐えられるかなというタイミングが社会人2年目のタイミングだった。
ただ、3月は新生活シーズンで引越し料金は中々高かった…涙
6月くらいまで待てばもう少し安く抑えることができたと感じるが、思い立ったが吉日ということでモチベーション先行型で1人暮らしを始めてみた。

もう1つの理由は自分の好きな空間が作りたかったから
これまで1人暮らしして家賃を払うくらいなら、実家から通勤して貯めた方が良いという考えを持っていた。
しかし、ある時ふと知り合いのインスタのストーリーをみた時、自分のそれまでの考えが変わった。
自分の好きな作業部屋を作っている様子を取り上げているストーリーで、見た時”自分も自分好みの空間を作りたい” と強烈に心が動いた。
自分のライフスタイルとして、通勤に往復2時間ちょっと、週5で約10時間くらい働く時間の使い方をする中で、どこか物足りなさや平凡さを感じてストレスになっていた。
そんな時にストーリーがたまたま目に止まって、"これだ" と思い1人暮らしにむけて動き始めた。
何気ないストーリーに自分の行動を動かされるのはなんか新鮮だった。

1人暮らしを始めるためのステップ

自分はこのようなスケジュールで1ヶ月間で1人暮らしを決意し入居した。
以下そのプロセスの詳細と大変だったこと。

1人暮らしを始めるまでのスケジュール

1人暮らしを決意

上述したように、知り合いのインスタストーリーに影響を受け興味を持った。
3月のタイミングはピークシーズンで6月あたりの引越しの方が経済的だが、3月は物件の入れ替わりが激しくいい物件に出会える可能性が高いがコストも高い、一方で6月はコストは安く抑えられるが物件の入れ替わりが少なく物件の数も少ないという特徴を知った。
3月から6月にかけて準備したからと言って良い物件に出会える、良い引越しができるというのは考えにくく、結局自分が熱のあるうちに調べたり内見に行きまくったりした方が良いと感じたので、このタイミングでの引越しを決意した。

物件探し

自分が一番使ったのはSUUMO
SUUMOはアプリのUXもわかりやすく、自分的には条件を保存して常に最新の物件が追いやすい点が使いやすかった。
以下に自分が気にしていた条件を紹介する。

  • 家賃:6-9万 (管理費共益費込み)

  • 間取り:1K, 1DK

  • 建物種別:マンション, アパート

  • 構造:鉄筋系

  • 方位:南

  • 駅徒歩:15分以内

  • 占有面積:25平米以上

  • こだわり:風呂トイレ別, 独立洗面台

特に自分のこだわりとしては、自主的な独立の引越しだったために作りたい部屋を作ることを目的としていたため、部屋の広さ、独立洗面台や風呂トイレ別、できれば南向きという条件を大切にしていた。
そのため駅徒歩や家賃や構造に関してはある程度妥協した。

内見

内見は個人的には引越しの醍醐味だと思っていた。
やはりネット上だけではイメージがつきにくいこともあり、最初は平日は仕事で忙しいので週末に固めてたくさん内見しようと意気込んでいた。
しかし、少しトラブルが起こった。
それは、不動産屋が内見になかなか連れて行ってくれないことだ。
最初に内見に行くために訪れた不動産屋は、「この時期は内見に行くと、内見に行っている間に取られてしまうことがあるので、先に決めちゃった方がいいですよ。」となかなか連れて行く気配がなく、結局その場で1から自分の条件を聞いて調べ始めた。
自分はこの物件の内見に行くために訪れたにもかかわらず、意味のわからない対応をしてきた。笑
確かに不動産屋の言うことも一理あり、繁忙期でライバルが多く物件の入れ替わりのスピード感が早いことは確かだった。
しかし、SUUMOで内見に行くボタンを押し、予定を調整し、内見をするために不動産屋に訪れたのに、"内見に行かずに決めろ" と言うのはさすがにナンセンスすぎる。

そこから、"不動産屋は回転率も意識してなるべく内見に行かせない方向で話を進めてくる" と言う学びを得た。
それがわかったため自分は以下のように戦略をシフトした。

1. 内見予約をして調整するタイミングで不動産屋に「内見に行かないと決定しない」「内見に行かせてくれない不動産屋がいてあり得ない」と事前に伝える。
2. 内見予約の数を増やし、気になった物件はとにかく内見予約の調整をする。

引越しは物件とのマッチングである反面、その前の不動産屋とのマッチングでもあると感じた。

物件確定・契約

戦略のシフトの効果もあり、自分は結局SUUMO上で良いと思った物件ではなく、内見予約をきっかけに対応の良かった不動産のオススメする物件で内見に行き、物件も良かったためそこで契約することを決定した。
上述した自分の中の条件と比べて、鉄筋コンクリートではなく鉄骨の構造の物件だが、隣の部屋との接点が少なく音も気にならなかったため問題なかった。
結局自分の希望を伝えて、それを叶えようとしてくれる不動産屋を選べたことが良かった。

入居準備

物件が確定したので、入居までの間に家具の準備をした。
再度内見に行きあらゆる箇所を採寸し、とりあえず生きていけるようにベッド、冷蔵庫、洗濯機を買った。
下の写真のようにエクセルで適当に間取りを作図し、内見の際にはひたすらサイズを書き込み、ついでに家具の配置も決めた。
仕事中にエクセルで作成し、コピー機の前で先輩に「何印刷するの?」と何気なく聞かれた際には少し焦った。笑

採寸の際に使った手書きメモ

このようにして晴れて4/1というキリがいいようなタイミングで自分の1人暮らしがスタートした。

1人暮らしを始めたことで得られた変化


1つ目:先読み力がついた。

生活力が上がったとも言える。
例えば
・朝その日の天気を確認して洗濯を回せるか考えられる
・スーパーで無料でもらえるポリ袋は多目にもらっておいてゴミ入れに使う
・家に必要な家具のスペースを予め測っておいて、適切なサイズの家具を買う

当たり前のことだけど、いざやるとなると慣れるまでストレスや労力を使うことが、自然とできるようになってきた。
個人的にはこれまで実家でなんでもやってもらってきた生活をしていたためこれだけでもだいぶ成長を感じている。

2つ目:ストレスが減った。

これまで実家ぐらしをしている際に周りの友達から、「1人ぐらしをするとストレスが減るよ」 と言われたことが多くあった。
だが、親との関係も問題ないし、現状にストレスを感じていると思い当時は全くピンときていなかった。
しかし、1人ぐらしを始めてストレスが減っていることをとても感じている。
ストレスの正体は不明だが、全ての自分の責任・自由の環境が単純に快適。
実家ではストレスとまで言わないものの自分以外のものが自分の想定外のタイミングで置いてあるような環境が、自分のコントロールできる範囲ではないため、どこか違和感なのだろう。
1人暮らしを始めてそのフリーな感覚が気持ち良い。

加えて、通勤のストレスが圧倒的に減った。
通勤は自分の時間も奪うし、満員電車などでは気持ち良さも害されるし、良いことがない。
一方で1人暮らしを始めてから、会社までの通勤が圧倒的に楽になり、自分の時間も確保できるようになった。
これは自分にとっては大きなメリットであり、自分で自由に使える時間が増えて充実感が増している。

3つ目:自己肯定感が上がった。

実家を離れたからには前述したように全て自分の責任・自由となる。
自分は約1年間の留学を経験し、その際にも自分で生きていくことの経験はしたが、英語力をつけるためにあえて外国人の友達とシェアハウスに住んでいたため、どこか他力に頼れるところがあった。

一方、今回は自分以外誰もいない。
ガス・水道・電気など自分が消費したものは自分で支払う、自分のご飯は自分で作る、自分の環境は自分で綺麗にするという状況。
最初はこのような環境に身を置くことが不安でもあったが、今は少しでも自分ができるようになると充実感を覚えて生活が楽しくなった。
生活しているだけですごいことというおかしな状態が今であり、自分はそれが今は楽しい。

個人的には、洗濯を回して干せる、鍋を作れる、ものが散らからずに整頓されている部屋を保てる、ということに"自分すげーじゃん" と思っている。
レベルが低すぎてやばいかもしれない。笑

料理をしなかった自分が作ったサーモンアボカドトースト。
サーモンを焼いたらだいぶ焼鮭になってしまった。笑

最後に

4月のクレジットカードの引き落としが50万円と、過去一お金を引かれてショックが大きいが、この決断が今後の自分の人生にも大きな好影響を及ぼせるよう、充実した時間を過ごせるように日々楽しく頑張っていきたい。
何か最近ぱっとしないなと感じている人も良かったらぜひ1人暮らしを始めてみるのもアリかもしれない。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?