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社会人の苦悩 ~仕事が面白くなかった1年目の話~

入社して1年が経過し、2年目になった。
学生時代に自身の将来のキャリアのことを少し考え始め、期待を持って入社した。
正直予想していたことと現実はとてもかけ離れていたように感じた。
そんな自分の社会人1年目を振り返る。

入社前の期待

大学2年の時に入社したいと思っていた企業に入社した。
企業としてはサービスを幅広く展開しており、個人的にはいろんなサービスに携わって自分の視野を広げたい、自分の興味関心を見つけたいという気持ちで入社した。
自分は大学時代の最後には別の企業のインターンを経験し、任される裁量が大きく、主体的に仕事ができる環境での充実感を感じていたために、入社した後もすぐに主体的に動いて何かぶちかましてやろうという気合いで挑んでいた。

入社後のモチベの低下と原因


自分のモチベーションの遷移を簡単にグラフ化

4-5月:
研修を頑張ってやろうという気持ちで、研修プロジェクトのリーダーに手を上げるなどモチベ高く行動し、1位をとるなどの成果も出すことができた。

6月:
徐々に研修のプログラムにおいて、"これって何に役立つの?"という気持ちを持ち始め、モチベが低下気味になる。
(実際 "会社の駒としての新卒" 的な要素が強く、新卒のスキルレベルを高めるというコンテンツではなく、肉体労働のような内容だった。)

7-8月:
肉体労働感、誰でもできるし自分の成長も何もないという内容をやらされていることにモチベがガクッと低下。
その中で主体的に改善しようとやる気を出すも、逆にそれが評価されて肉体労働のリーダーとして研修期が増えてしまって、モチベもガクッと下がる。

9月:
研修も終わり営業部に配属された。
かましてやろうと意気込むも、初めての営業に大苦戦。
飛び込み営業で目の前で断られることに萎える気持ちを感じながら、ノルマを抱えていてくよくよしてるわけにもいかないような日々を過ごした。
個人的に人と話すことは得意と感じており営業には自信があったが、いらないと言っている相手に押していくという点がしっくりこずに難しさを痛感した。

10-11月:
最初のぶちかましてやろうという気概はどこかに消え、凡人の日々を過ごした。
営業管理という仕事にアサインされた。
配属後やる気全開というわけでもなく、営業の管理側という立場で自分の頑張り次第で数字をあげられない点に難しさ、もどかしさを感じる。
また、社内の温度感も低くプロジェクトの進捗も悪ければ、誰にも注目されておらずなんのためにやっているのかがわからなかった。

12-1月:
プロジェクトを兼務することになり、業務量とそれぞれのノルマの達成に追われた。
しかし、多少負荷がかかった方が自分として集中力が上がるのか、モチベは下がらず、嫌と言いながらも内心やってやるという気持ちで取り組んでいた。

2-3月:
兼務期間が終了し気持ち的に楽になった。
自分のやりたいことを少しずつできるような時間が作れるようになってきた。
また、先輩にタスクの処理のアドバイスをもらい、マルチタスクをこなす力が少しずつつき始めた。

4月:
重要プロジェクトを先輩の後任として任され始め、クライアント先への常駐も増えてきた。
常駐に対して嫌に思っていたが、すぐに聞ける環境で専門知識が増えてきたことを実感し、自分がこれまでわからなかったことが理解できてきている感覚をもてた。

自分の入社後1年間のモチベの変化を見て、7-8月と10-11月が特にモチベが下がってしまったことがわかった。
原因は以下の3つ。

  1. 自分だからできるというわけでなく、誰でもできる単調な仕事をやらされていると感じていたから。

  2. 自分がそのプロジェクトに興味関心がないため、面白みを感じないから。

  3. 自分から自分の時間を割いてインプットをしようという気になれないから。

解決策と現状

自分なりに一日の大半の時間を注いでいる仕事がつまらないと感じた時には面白くなるようにもがいた。
その改善の観点は2点ある。

  • 主体的に取り組む。

  • 自分の得意不得意に向き合いできることを増やす。

"主体的に取り組む。"

自分から仕事の改善に取り組んだ。
7-8月では単調な仕事を改善しようと、上司やリーダーに役割について提案をし、必要人員数削減などに貢献をした。(自分が肉体労働をする時間を短くできるようにモチベを燃やした笑)
10-11月では、配属後改善をしてやろうと思い意気込むも、本格的に配属され右も左もわからずとにかく知識をつける必要があるということがわかり挫折した。
主体的に取り組むも簡単にはいかないことがわかった。

"自分の得意不得意に向き合いできることを増やす"

自分の課題は自分がやっている仕事に興味がなく、自ら知識をつけていきたいと思えないことだった。
そんな中で自分が自分なりに向き合おうと思ったことが、自分の得意不得意に向き合うこと。

自分の得意なことは、報連相が周りよりも細かくできること。
必要と思ったことはきちんと伝えるし、自分のミスやプロジェクトの懸念点なども早めに共有し、周りのメンバーと解決に向けて検討することができる。
自分の不得意なことは、細かく調べること。
特に知識をつける必要がある配属初期は覚える気もなければ、調べることがそもそも苦手なために、必要なタイミングではいつも人に聞いてしまうため、周りに迷惑をかけていた。
(現在こちらについては、少しずつ人に聞く前に自分で調べるといった意識改善と、調べるのがうまい同期にやり方を教わるなどして改善中。)

特に自分の得意なことを伸ばすことで自分の仕事に対する姿勢は上向きになった実感が多少ある。

自分は現在社内の注目度の高く、毎日進捗報告を求められるプロジェクトを先輩の後任として一部引き継ぎ、クライアント先に常駐するなど大きな役割を3月より任された。
しかし、元々は自分含め同期4人で先輩の配下でサポートをする役割で、自分はそのプロジェクトの議事録係の役割だった。
自分は"できないやつ"と思われたくないため、議事録を読み手がわかりやすいように書くにはどのように伝えたら良いかという点を意識して日々取り組んでいた。
すると、気付いたら同期よりもプロジェクトの全体的な状況を把握できるようになっており、毎日の報告担当の役割も任されるようになった。
仕事自体に興味がないことは今も変わらないが、自分の中で得意なことが評価されてさらに毎日の報告という周りに見られるような役割も任せてもらえたことは素直に嬉しいし、少しばかりはやりがいも持てるようになった。

現状

現在は、クライアント先に常駐するなどど自分の多くの時間を社内的に注目度の高いプロジェクトに注いでいる。
そのためもあってか、プロジェクトにおいて少し大きな進捗があった時に、初めて仕事で嬉しさを感じた。
自分が当事者として関わり、仕事の進捗に喜べたことを自覚することができた。
また、常駐している自分しか知らないことであったり、そもそも部長が自分を「クライアントのけつを叩いて進捗をあげれる人」として常駐員としてアサインしてくれた点からも"自分だからこそできる仕事"ができていることに多少の満足感を感じている。

最後に

自分は1つのことから多くを吸収するタイプではなく、多くのことに挑戦して徐々に吸収していくタイプであることがわかった。
また、これをすれば自分が満足するというものは未だわかっていないが、自分なりのやり方でできることを増やしていき、その過程でそのプロジェクトへの当事者意識が生まれ、上手くいった際に満足を感じるのが自分の仕事のスタイルなのかもしれない。
とりあえず2年目精一杯頑張って、現在は降ってくるプロジェクトに対して頑張るだけだが、3年目には自分が自由に選択肢を持てるように頑張ろう。

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