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他人が異常な程気になる人へ

例えばこんな事で悩んでいませんか?

・歩いていると皆自分を見てる気がする
・電車やバスなんかで前の人の視線が気になる
・すれ違う時に笑われてる気がする
・内面を見透かされているような気がする

この記事はこれらを医学的な目線で治すと言ったものではありません。
この点、まずお断りしておきます。

ちなみに僕は上記の全てに該当します。
一時は30分程度の外出で、丸一日山登りをしてきたぐらいの疲労が溜まることもありました。
精神の疲れからくるものだと思いますが、ちょっと外に出るだけでゲッソリして帰ってくるものですから、昔はよく母親に心配されていました。

そんな僕がどうやって普通の生活が出来るようになったか
体験談程度の内容にはなりますが、同じ症状に悩んでいる人のほんの少しの力になれればと思い書かせていただきます。


HSPをご存知でしょうか?

この記事を見つけたということは恐らくご存知かとは思いますが、
HSP(Highly Sensitive Person)という言葉があります。
意味は「滅茶苦茶繊細な人」です。

これは病名ではなく気質らしいのですが、
現在約5人に1人が該当する気質のようです。
ですから世の中繊細な人だらけだという事です。
これだけで少し安心しませんか?

HSPは簡単にいうと、こんな特徴があるようです。
・考え方が複雑で、物事を考えすぎてしまう
・人ごみや、些細な言葉の刺激に敏感で疲れやすい
・他人の気持ちに影響されすぎてしまう

個人的には、HSPの方は「頭の良い超優しい人」だと思っています。
他人の気持ちを察して、多岐にわたって思考を巡らせられる。
生きにくい世の中なだけで、物凄いハイスペックな人間なわけです。

自信を持っていいんです。

ただその能力を誇る事すら遠慮してしまうに至る余計な思考・気持ち、
それもHSPなのかなとつくづく厄介な気質だと思います。。


ほぼ100パーセント気のせい

一度や二度でも、少し心を開いて誰かに相談したことはありますか?
そしてほぼ全員「気にしすぎだよ」といった意味の答えが返ってきませんでしたか?

でも、これが答えだと分かってはいるものの信じる事が出来ないというのが厄介ですよね。
なぜなら考えすぎてしまうから。
そして、なんとか気のせいだと納得させて生活していても、偶然耳にした言葉がグサリと刺さってまた塞ぎ込んでしまう。
僕はこんなループでした。
同じような方はいらっしゃるでしょうか。

でもやっぱり答えは「気にしすぎ」なんです。

例えば僕と同じように容姿コンプレックスがあるとしましょう。
そして道を歩いていると、すれ違いざまにこんな言葉や声が聞こえてきました。
「キモっ」「何あれ」「見た?」「はははは」
すると、恐らく全て自分の事を言っていると思ってしまうでしょう。

ですが、こんな事を言うのは少し気が引けますが、
世の中の殆どがいわゆる美男美女、ではありません。

あなたは容姿に自信がないだけで美男美女なのかもしれませんし、
そうでなくとも、その他大勢の一員なのです。
そして髪が薄い、太っている、顔が良くないなど、自分の理想と違った容姿だったとしても、そんな人は何百万人といます。

もしすれ違いざまに暴言を吐く人がいたとするなら、ずーーっと吐き続きていなければいけません。
かなりの重労働です。

あなたも友達や家族と話をするとき、笑いますよね。
それに気持ち悪い話をしてたら「キモっ」と口にするでしょうし、
話題の動画の話をするなら、「見た?」とも言います。
変わったポスターがあれば「何あれ」というお話もするでしょう。

そんな言葉の切れ端を拾ってしまう。
辛いですが、これもHSPだと思います。

もしあなたがドラゴンボールのピッコロみたいに緑色の肌をしていたとします。
すると必ず注目を受けますよね。
それが確実にあなたに注目してるであろう他人の状態です。
想像できますでしょうか?

さて、他人の目や言動が気になるといった方は
確実にあなたの事に注目しているでしょうか?


弱い者を叩き、強い者を引きづり降ろす風潮

弱そうな人を見ると態度を大きくし、強い人相手だと陰口を叩く。
こういう風潮が悲しい事に特に日本では多い気がします。

もし心ない言葉や態度をする人間がいたとしたら
それはあなたが弱い人間だと判断されてしまっている可能性が高いです。

そんなの差別的なことをする人が悪い、気にする必要はないというのが正論かと思いますが、求めてるのはそうではないですよね。
世の中が変わらないのであれば、自分が変われば良いのです。

それは内面や外見を全く別人に大改造できる!ということではなく
本当に簡単な事なんです。


姿勢を良くして気持ちゆっくり行動する

他人が初対面で自分よりも弱いと判断するのは、
以下の3つが多いように思います。

・おどおどしてそう
・性格が暗そう
・常に緊張している、してるように見える

いわゆる「根暗そう」という状態ですね。

明るい性格でも暗い性格でも、それは善悪じゃありませんし
緊張しがちなのは本気で物事に取り組んでる証でもあります。
これらは何も恥ずかしがる必要はないのですが、僕は「損をしやすい」と思っています。

ですから、良くも悪くも「普通を演じる」というのが解決に繋がるのではと考えています。
弱々しい印象だと強く当たられがちですし、逆に威張っていても陰口を叩かれます。威張っている所を突っ込まれて急に弱々しくなるのは目も当てられません。

普通を演じてください。
自分に嘘をついてまで。。と思われるかもしれませんが、
「演じ続けて自分のものにすれば、それは自分だ」というのが僕の持論です。

その為の第一歩として、
・姿勢をよくする
・何事も気持ちゆっくり行動する

これだけで周りの目は随分違って見えるようになると思います。
最初は慣れないかもしれませんが、ここは是非ゲームか何かと思って続けてみてください。


演じる事こそ成長の鍵

自分に正直に生きる。
素晴らしい言葉です。

一般的には嘘偽りなく、自分を晒け出して生きようという事だと思いますが、
僕の解釈は少し違います。

自分の嫌いな部分は正直に認めてそれを克服して生きていく。
こういう事だと思っています。
そしてその克服する方法は演じる事だと考えています。

俳優・女優さんが作品によってどんな役にもなれるように
あなたの人生もどんな役にでもなれるんです。

簡単!!とは言いません。
でも小さい所から続けてみてください。

僕は中学校や高校の頃はブサイクだと言われて、自分でもそうだなと鏡を見ながらつくづく悲しく思っていました。
詳しくは自己紹介を見ていただると嬉しいです。
当時は自信がなくうつむきながら生活していましたが、あの人かっこいいなーとか、あの人の受け答えの能力すごいなーとか、真似をしながら生きてきたことでイケメンと言われるようになったり、全然動じない人だねと言われたりするようになりました。
謙遜するつもりもありませんし、誇張するつもりもありません。
ここでしかお伝えしていませんし、ただの事実だけです。

そしてこのブログは何かを売るというような情報商材でもありませんから
嘘を言っても僕には何のメリットもありません。
同じような悩みを抱える方にほんの少しでも力になれればという気持ちだけです。

ただ、方法は演じる事だけでは無いのはわかっています。

人間それぞれ自分に合った方法があると思いますから、
今あなたが取り組もうとしている事があるならそれを優先してください。
どうせ無理だと思ってもまずは実行してください。
それは必ず経験値になり自信につながります。

もし取り組んだことがダメだった場合や、
今何をすれば良いか全くわからない、光が見えない時は
理想像を演じてみる、言い換えれば自分に嘘をつくという方法を試してみてください。

オンラインゲームで演じて喋ってみるのもよし、
バイトの面接で演じてみるのも良いです、
演じてみるときっと相手の反応は今までと違ったものになります。
そうなればきっと、「あーこうすれば良いのか」と何かに気づくはずです。

今までの自分と違った自分になるんですから、最初は違和感はあるでしょう。
でも、信じて続けてみてください。


どんな人でも無意識に演じている

想像してみてください。
友達と話す自分、上司と話す自分、子供と話す自分。

全部違いませんか?

子供をあやす時のやり方はきっと母親だったり、テレビや本、動画で見たものを演じている事が多いですし、
上司と話す敬語や態度も、何かに影響されて演じているに過ぎません。

でもそれを長く続けていると自然に出来てしまっていますよね。

最初は誰もうまく出来なかったでしょう。
演じて、慣れて、自分のものにするというのは無意識に誰もがやっていることなんです。

それを意識的にできたら、何にでもなれると思いませんか?

そして、何だか面白くないですか?

是非記憶の片隅でも結構です。
悩んだ時、実行してみてくださいね。






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