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第4回鹿行ウルトラマラソン レポート


3月13日(日)、北浦湖岸100キロを走る
第4回鹿行ウルトラマラソンが開催されました。

スタートは早朝5時、まだ日の出前の時刻です。



コースはこちら。


スタート後、鹿行大橋手前の湖岸沿いの道から鉾田方面へ。


鉾田市にかかる橋を折り返し対岸のエコハウスが10キロ地点になります。


5時37分頃、トップランナーの方が、折り返し地点の橋を渡り
走り去っていきました。



エコハウスのある鉾田市安塚公園は桜の名所として有名ですが
開花はまだもう少し先のようでした。

鹿行大橋は行方市と鉾田市を結ぶ橋。
1968年開通時の鹿島郡(大洋村)と行方郡(北浦村)の地名から。


当時は県道でしたが、1993年に国道354に昇格。
東日本大震災で旧鹿行大橋は崩落してしまいましたが、老朽化ですぐそばに新鹿行大橋の建設が行われていたため、翌2012年4月26日に復活しました。


朝日が昇る頃、鉾田から戻ってきたランナーたちが駆け抜けていきました。



行方市に戻った後は、潮来市へ。

5キロごとに給水所が設けられており、水だけでなく、オレンジジュースやコーラ、スポーツ飲料なども。

ここは先月まではたくさんいたハクチョウのいた潮来白鳥の里。
残念ながらハクチョウたちは飛び去った後ですが、様々な水鳥たちが
羽を休めていました。


また、5か所のエイドステーションがありここは潮来市延方のエイドステーション。

エイドステーションには、飲み物だけでなく、おにぎりやバナナなども。


また、各市の特産品を取り入れたどら焼きもありました。
潮来市はマコモ、鹿嶋市はイチゴ、神栖市はピーマン、行方市はサツマイモ、鉾田市はメロンを使った白あんが入っています。


次のエイドステーションがあるのは神栖市にある息栖神社一の鳥居付近。

常陸利根川沿いの堤防で、行きのランナーは土手下の道路へと誘導され
土手沿いを走るのが帰りのランナーです。


エイドステーションは、息栖神社の一の鳥居のそば。
この鳥居は息栖神社だけでなく、鹿島神宮の南の一の鳥居を兼ねていると言われています。

一の鳥居の奥にあるのが息栖神社です。

息栖神社 https://ikisujinja.com/


一の鳥居の両脇に2つの小さな鳥居があり、その下に忍潮井と呼ばれている四角い井戸井があります。
それぞれの井戸に瓶があり、白御影石で銚子の形をしているものを男瓶、土器の形をしているものが女瓶と呼ばれています。

194年に造られたと言われている忍潮井は、1000年以上もの間、清水を湧き出し続け、女瓶の水を男性が、男瓶の水を女性が飲むと二人は結ばれるという言い伝えがあります。
現在この水を直接飲むことはできませんが、境内の手水舎の奥の湧き水は、忍潮井と同じ清水だそうです。




息栖神社のエイドステーションは鳥居のすぐそばにありました。

正確には、息栖神社のエイドステーションをぬけ、土手を上った先が
60キロ地点のよう。

次は鹿嶋へと向かいます。


このマラソンの一番のフォトスポットといえるのが鹿島神宮西の一の鳥居。
多くのランナーが足を止め、写真を撮ってから通り過ぎていきました。

鹿嶋を抜け、次は北浦大橋へと向かいます。
北浦大橋は、鹿嶋市と行方市を結ぶ橋。

1997年竣工北に竣工され、長さは1295.8m。
淡水湖では日本第2位の長さを誇る橋となります。

北浦大橋の先にあるのが白浜エイドステーション。

タブレットやチョコレートの他、焼き鳥なども並んでいました。

白浜ステーションから、再び北浦大橋まで戻りますが
今度は橋桁を潜り抜け、再び北浦湖岸沿いを走ります。


そしていよいよ、スタート&ゴール地点である行方市北浦公民館へ。


今回の申込者は432名 (男性396名 女性36名)
参加者は369名 (男性337名 女性32名) 
うち完走者は290名 (男性268名 女性22名)
トップの方は6時間45分00秒(女性は9時間25分52秒)でゴールとなりました。

ゴール地点の関門時間は19時でしたが、
5分ほど前に最終ランナーと共に見守り車が到着し
無事に第4回鹿行ウルトラマラソンが終了となりました。

毎年、このレースに参加しているオスペンギンの山中さんは
今年は、70キロ地点まで走りぬいたそう。

70キロ地点での閉鎖時刻が15時だったため、リタイアとなりましたが
とても素敵な笑顔をしていました。


完走することも大切ですが、100キロとういう超人的レース。
まず自分がどこまで走れるかを試してみるのも大切なのかもしれません。


まだまだコロナの終息が見えない世の中ですが
自分の限界にチャレンジしているランナーと雄大な北浦の自然に
とても素敵な1日となりました。

来年こそ、コロナが収束し、さらに盛大な大会になることを願っています。


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