46万回のありがとう #132 女性は戦えない
これはワタシが46万回のありがとうを言うまでの奇跡の記録。
132日目。
6月23日、厚く重たい雲で覆われた空。
少し前に、「Wounded Tiger (邦題:手負の虎)」を読んだ。
真珠湾攻撃成功の暗号電報「トラ・トラ・トラ」を打ったことで有名な淵田美津男に関する本だ。
これを読んでから、人生にはシナリオがあるとしか思えなくなった。
全部決まってるとしか思えなくなった。
だからワタシは、今朝投稿したログにも書いた通り、自分の人生において無駄な抵抗をやめたのだ。全部最後はうまくいくようになっているのだから。
ワタシが影響を受けた淵田の数奇な運命を少し説明する。
真珠湾攻撃の後、戦況がアメリカ優位となったミッドウェー戦では、淵田はその直前に行われた盲腸手術からの回復のため戦うことができなかった。それでも船に乗り戦地に赴くが、日本軍の暗号を読み取り待ち伏せしていたアメリカの攻撃を受け、淵田の乗る船は沈む。日本側だけでも3,000人以上の死者を出したこの海戦。淵田は傷口を押さえながら、そして両足を骨折しながらも、沈みゆく船から生き延びた。
淵田は広島に原爆が落とされた8月6日、たまたま上官に呼び出され、その日それまで滞在していた広島を離れている。しかし、その後すぐに、原爆が投下されたというニュースに、今度は「広島を調査せよ」との命令で原爆が落とされたばかりの広島に再び舞い戻る。一行は原爆がもたらす身体への影響をこの時もちろんわかっていない。
原爆直後の広島を歩き回った淵田の一行はその後皆、体調不良を訴える。淵田も検査のために病院に呼び出されたが、本人にはその理由がわからなかった。淵田は一行でただ1人、自覚症状もなければ検査でも異常は見つからず、後遺症に苦しむようなこともなかった。
その後、彼は聖書と出会い、この不思議な出来事の数々を「生き抜いた」のではなく「生かされた」のだと自覚したそうだ。
自分が生きる意味を考えても、ワタシにはまだわからない。
死ぬときに感謝してくれる人がいれば、それが答えかもしれない。
さて。
朝の挨拶をして以降、なんのやり取りもしていなかった彼に、「ねえ。この本読む?貸すよ。」と写真を送ったら、既読と同時に「これ何?」って返信が来た。
でも返信ではなくて彼は彼で別件でワタシに連絡してきた。
(彼の質問の「これ」とはマグロだったんだけど、笑)
こういうシンクロは初めてではないから、改めてテレパシーってあるよねと思う。
それから今日の気づき、もう一つ。
すでに概念としては常識とも言えるぐらい浸透している『男女平等』。
でも、女性には体の変化(月のリズム)が常にあるし、ワタシたちはエモーショナルな生き物だ。共感を好み、小さいもの、か弱いものを放って置けない母性がある。愛の生き物だと思うんだな。
一方で男性はプロバイダーであり、守ることで自信をつけていく生き物だと思うのだ。プレッシャーを糧に、戦っていくということがDNAに組み込まれている。今の世の中の流れとしては戦うの定義が少し変わってきている気もするし、「男性だから、女性だから」という発言はそもそも時代遅れかもしれない。それでもやっぱり生物学的な性差はあると思う。
狩猟に出る男と、コミュニケーションをとり皆仲良く暮らすことで村を守りながら男の帰りを待つ女たち。本来はこれなんじゃないかなとワタシは思うのだ。
仕事に没頭していた頃のワタシはまさに狩猟している男の状態だった。だから、気づかないうちに体調が悪くなる。月のものが来なくなり、イライラしてとても攻撃的だった。元旦那に「この家には男が2人いる」と言われたこともある。
でも今、仕事はお金を得るためにやるけれど、それ以上のことはしない。体調を崩してやっと本来の自分の心地よいポイントに気づけたのだ。
彼といるときは甘える。いろんなお願いをする。
男勝りだった頃はこれができなかった。
甘えてみると、これが実は簡単なことで居心地がいいことに気づく。ワタシが甘えることで彼は「守る」「与える」を達成する。守らせてあげるということができる。
本来の役割(とかいうと、現代の多様化社会ではタブー視されそうだけど)に戻った方が、ワタシは心地よい。
でもワタシの場合は「本来の役割」を探していたからそこに辿り着けたわけではない。あくまでいろんな経験をして漂流してきたからなのだ。波に委ねた結果でしかない。
今振り返ると、いっときは絵を描いたり、小説を書いたりしてバランスをとっていたこともある。その時はまだ結婚していて、まるで結婚生活から逃げ出すかのように小説を書き、絵を描き始めた。そうすると、その中に自分を客観的に見出すことができるようになった。
今は、彼といることで仕事でアンバランスになった自分が自然に戻っていくのがわかる。
それから、自分の好きなことに没頭できる幸せがワタシを整え、ワタシを創ってくれる。
読んでくださる方にありがとう。
スキくださる方にありがとう。
画像提供ありがとう。
ありがとうは言われた側にも徳が積まれていくそうです。
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