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性格診断したらスライムだった件

どうも、スライムのLidです。
題名の名前が似てるあのアニメの方の
スライムは関係無いです(性格も違うし)。

今回はゲームネタそのものではありませんが、
皆さんの生活に活用していただきたいものが
テーマになっております。

その名も、「MBTI」です。
別の名を16タイプ性格診断とも。

細かいことは省略しますが、
ヒトの千差万別な性格を16個の箱の中に
放り込んだらこうなる、ってヤツですね。

MBTIとは?


正式名称をMyers-Briggs Type Indicator
と言い、ユング心理学における類型を元に
形作られた性格分析指標だそうです。

ユング心理学、ペルソナ3/4/5で
用いられているのでご存知の方もいるかも?

アナタはどのタイプでしょうか?
興味があれば是非お試しください。
https://www.16personalities.com/ja

ちょっとだけ注意点。
性格とは、アナタの生まれつきの(先天的)特性を指します。
後天的な、役割に応じて変質する特性は人格と言います。
この違い、覚えておいてくださいね。
(なので人格診断にも使えるこれはちょっと違和感あるかも)

ということで、診断するうえで気をつけるべきポイントは3つ。
1. 普段のアナタならどうするか、という点で回答(気分で変えない)。
2. 嘘偽りの無い、正直な選択を。
3. 曖昧(中立的)な回答は少なく。

自分はINFPというタイプでした。
この診断を作った親子も揃って
このINFPだったとか。

スクリーンショット (8)

該当するであろう有名人やアニメ・ゲームキャラは
意見の対立も多く見られるので割愛します。
一般的特徴もググれば分かるので割愛します。
(ちょっとだけ後述してますが)

INFPはスライムだ

このタイプ、スライムなんです。
あの、最弱で名高いドラクエのスライム。

画像1

(画像はパズドラのダイ大コラボのやつです)

画像選択ちょっとミスった感あるけど、
レベル1だとものすごく弱いんですね。
勇者が最初から倒せる程度には。

それが、レベル99の最強クラスになると・・・

画像2

何もかも別次元に感じる強さに。
冗談抜きでこれくらい成長の余地がある
ってコトですね。超・大器晩成タイプ。
(性格そのものはホイミスライムの方が近いかも)

何故か、と言われると、真ん中2文字がNFであるこのタイプは
理想主義者なのです。高い目標を掲げるのが得意です。
ただ、I型、P型が組み合わさると・・・

内向的(I)なので他人に助けを求めるのが苦手、
計画的に行動するのが苦手(P)なので、具体案がなかなか出せない。
突然変な事を言い出す(N)、物事への判断基準が感情(F)である、
といった特性がすべてネガティブに結びつきやすく、
人一倍夢見がちで地に足つけていない、変人に多いタイプです。

回り道が多く、なかなかゴールを目指そうとしないのんびり屋とも。
とにかく、何にでも100点満点の回答が欲しい。
妥協すべきところを理解できないとつらいかも。

精神の成熟具合によってどれだけ頼りがいがあるのかも
まるっきり異なるタイプであるとも言えます。
芸術や音楽など、自分の求める美に敏感でもあるので、
実際にそうした活動を職業にすることもあるかと思います。

まさに自他共に心を成長することが大切なタイプであり、
表面的には他人の苦痛を和らげるヒーラーでありながらも、
個人主義、実力主義を地で行くタイプでもあります。

心理機能という他者理解のための「鍵」

題名のスライムタイム終わり。
ここからは真面目な心理学的な話になります。
(興味が無かったらゴメンナサイ)

そもそも、INFPが何の略かと言うと、
Introvert(内向的)
iNtuition(直観) (※ここだけ2文字目です、しょうがないね)
Feeling(感情)
Perceiving(知覚)
となり、ESTJタイプとは真逆に位置します。

そのESTJタイプは、
Extravert(外向的)
Sensation(感覚)
Thinking(思考)
Judging(判断)
という、4軸すべての傾向が異なっています。

それにより、構成要因である心理機能も順番が逆転します。
INFPの場合、Fi-Ne-Si-Teの順によく使う機能であり、
ESTJの場合、Te-Si-Ne-Fiの順によく使う・・・といった具合です。

1つ目が主機能、2つ目が補助機能、3つ目が代替機能、4つ目が劣等機能、
とそれぞれ呼ばれるものになっています。

INFPの主機能Fi とは?
この機能、名前の通り、普段からよく使います。
RPGでいうところのメインウェポンですね。
Fiとは、内向的感情。つまり、自分自身の感情を元に
物事への判断を下す機能です。
興味が持てないものにはまず目を向けることすら有りません。
逆に、興味さえあればドンドン深掘りすることも厭わないのです。
多くの場合、暴走を避けるため、補助機能や代替機能を
セットで用いることで問題解決を図ります。

ただ、主機能がこのFiの場合、困るのが幼少期です。
他の機能がまだ使いこなせない時期なのでとかく視野が狭く、
思い込みの激しさに繋がりがちです。自分勝手でもあります。
小学生の頃とか、本当に幼稚というか、くだらないことばかり
していた記憶が鮮明に蘇ります・・・。

美的センスとか、審美眼、倫理観といったところにも
通じる機能なので、本当に不謹慎なことはしない傾向にあります。
(ジョークを言うべき場面を理解している、とも言えます)
他人に寄り添えるのはFiがブレーキとしても上手く機能するからです。
INFPISFPの方は特に大切にしましょう!

補助機能Ne とは?
次に、補助機能。これは、字の如く主機能だけでは
手に余る部分を処理するのに用いられます。
こちらはサブウェポン。サブだけど使い勝手は良い。
Neとは、外向的直観。つまり、外界に向けた心の目です。

生物学的な目とは異なり、表面的な事には拘らず、
本質的な「答え」に迫る知的好奇心とも言えます。
自分は心理学の学位を持っているわけではないですが、
なるべく正確に伝わるよう1ヶ月以上調査に時間を費やしました。
知識を自分でも扱える「知恵」に変えること、
それがこの機能でできる本質的な性質だと思います。

代替機能Si とは?
第3の機能。組み合わせとしては、主機能とセットになります。
補助機能を用いるべきではないと判断した場合、
この機能が代わりに用いられます。
なので代替機能と呼ばれます。単に第三機能とも。
Siとは、内向的感覚。つまり、Neの裏返しの部分です。
サブウェポンの逆手持ちといったところでしょうか。
ゆえに、扱いにくく優先順位が下がります。
Siは自分の中に眠る過去に紐づいています。
あの時、こうしていたから・・・など、
自分の歩んだ道のり、ルーティンワークを司る部分でもあります。
INFPの人は代わり映えしない光景に飽きやすいのですね。

劣等機能Te とは?
最後に、劣等機能。そう、扱うのが苦手な機能です。
メインウェポンの枷とでも言うべき部分でしょう。
自我の影となる、抑圧された部分。
ペルソナ4において、認めたくない自分の一部として
シャドウが現れ、認めることで統合が果たされるという場面があります。
この劣等機能をモノにするのは難しいのですが、
長い人生のゴールに到達した一部の人ならなんとこれすら自在です。
Teを活用できているINFPの方はごく稀な成功者ですが、
適職の例に作家が挙がることからも察せるかと思います。

Teとは、外向的思考。Fiの裏返しとなっています。
自分がどうしたいかといったことは抜きにして、
客観的事実がどうであるか、論理的矛盾が無いか、
といったことが目立つ特徴になります。
過去の栄光にすがるのはどうかと思いますが、
工学の修士号を取っていてもなおこの混沌とした書き方なので
まだまだ物書きとしての先は長いでしょうね。
(修士論文は論理的妥当性・正確性が求められるので大変でした)

機能の序列は性格によって異なる
ここまで、INFPの例について長々と書きましたが、
他15タイプの場合、機能の序列が異なります。
しかも、Niやら、Tiやら、Seやら、まだまだ紹介してない機能が・・・
これ以上は下記のサイトに解説を譲りますが、
他の人の思考、その過程が手に取るように分かるようになります。
http://center.main.jp/mbti/other.html
https://character-seikaku.memo.wiki/

視野を広げるための地図

延々と書いてきましたが自分の事を知って終わり、では意味がありません。
他のタイプのことも知ることが重要です。
他のタイプも色々な特徴があります。
その原因まで知っているという人は少ないでしょう。
まさに、MBTIは他者理解という宝の地図とも言えます。
人間関係で悩む人に向けた説明書のようなものですから、
無用な衝突を回避するのに有効活用できますね。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
アナタの人生がより一層良いモノになりますように。




・・・まだ足りない?そんな方のために。

オマケ1 MBTIの影

オマケが有ったらそこまで読むのが人のサガ。
MBTIには良い事尽くめ、みたいな書き方をしましたが、
当然、その影即ち批判される点もあります。

1. 再現性に欠けるため、学術的信頼性に欠ける
2. 傾向による分類なので中間的性格を前提としていない

といった点が挙げられます。
ただ、個人的にはこれらには反論の余地もあると思います。
1. に対してはそもそも、性格を診断できていない、ということです。
つまり、何処かのプロセスに嘘や偽りが紛れているとも言えます。
(そもそも質問の意味が分かっていない、などもあり得ますが)
後天的に得られる仮面、人格は環境や努力によって
扱えるようになるのでその人の本質的特性には必ずしもあたりません。
あくまで、性格と人格は別であることを意識してください。
といった旨を書いたのはこのためです。
自分の場合、元々正直者という一面であるINFPタイプだったからか、
記憶が定かではない10年ほど前にもINFPという結果が出ています。
嘘や方便を利用するタイプの方ほど注意するべきところでしょう。

2. に対しては、境界面性格(自分の命名です)という概念です。
たとえば、INFPとINTPという性格の両面が垣間見えるとき、
そのどちらも本質的特性だとみなす、ということになります。
特徴を見比べて、どちらも当てはまるというなら
そうした性格タイプであることも許容していると、
自分は考えています。
この場合、INXPと表記すると良いかと思います。
また、複数の診断方法を試すとより理解が正確になるでしょう。

スクリーンショット (7)

こんな感じに。INFPならISFPや、INTPENFPINFJなど、
やはり隣同士の性格タイプの素質というのは見られやすいようです。
逆に、正反対のタイプとなる可能性はほとんど無いと言えます。
(それが性格というモノです)

いずれにせよ、占いやオカルトよりは精度の良いモノ、
という認識で用いると良いかと思います。

オマケ2 他者診断という落とし穴

あくまで、MBTIは自己診断によるタイプ特定がメインであり、
他者にこの部分がそうである、という決めつけを
行うものではありません。

そのため、他人の言動をベースに診断すると
本質を見失う可能性が大いにあると言えます。
(本心から発した言葉とは限りませんし)

そもそも、本家は有資格者によるヒアリングによって
ベストフィットタイプを決定するという過程を経るモノです(有料)。

そのうえで、納得できるか否か、といった
フィードバックも含めた方法ですから、
本来は他人が勝手に決められないのは分かりますよね。

架空の人物への適用を考えるのなら、公式の資料集が参考になるでしょう。
また、セリフや行動の背景も理解したうえでないとミスタイプの
原因になるので、何度も見直し、熟考を重ねて判断することを勧めます。

ホラ、解釈違いって嫌でしょう?

オマケ3 不慮の事故などによる変質

何度も言いますが性格とは普通、変わり得ないモノです。
しかし、これはあくまで生涯脳機能が正常に働き続けた場合です。
(この連続性が保証されないならそもそも性格など存在しないでしょう)

不慮の事故によって性格が変わってしまった・・・
なんて人、ひょっとしたらいるかもしれません。
ヒトの脳は心の3部分を構成するのに用いられています。

心の3部分とは、イド・自我・超自我というモノです。
イドは心の原初の部分で、本能を司る部分です。
欲望無しにヒトは生きられません。
超自我とは、理性そのものと言える部分です。
自分という存在を俯瞰的に眺めるのですから、超然的ですね。
自我はそれらの間を繋ぐ手綱と言える部分です。
無意識・意識・前意識とも言い換えられるかもしれません。
(正確な表現でなかったらすみません)

もしも、それが崩壊してしまったら・・・
脳機能は、再生の際に他の部位で機能を代替するので、
心理機能までもが別物になってしまう・・・と考えられます。
つまり、性格が変わってしまうのはよほどのレアケースです。

最後に

ここまで書いたことまで理解していただけると幸いです。
オマケまで読んでいただき本当にありがとうございました!

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