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マシュマロに届いた「普段聴いてるプレイリストを公開してほしい」という要望にフルパワーで応える回

先日、一通のマシュマロが届きました。

単刀直入に本題から話します  リコライスさんが普段聴いてる曲のプレイリスト一部でも全部でも構わないのでぜひ共有してくださると僕としては泣いて喜ぶレベルに嬉しい限りです 以前一瞬だけ執筆なさっていた月一の音楽記事や、その前から不定期にオススメなさっていた数々の曲の影響で、音楽を聴く習慣を得られました 軽率にデレ絵きっかけでフォローしたところもっと大きな“学び“をリコライスさんから得られました  音楽に全く造詣がなかった僕にとっては感謝しかないです 本来以前の自分ならここで「またあの記事企画を復活させてほしい!」って図々しく匿名で願っていたと思うのですが、流石にあの長い空白期間を経験すると軽率にそんなお願いもできないなと思いました なのでリコライスさんの手を煩わせず、リコライスさんのオススメの音楽を教えてもらうにはこれしかないのかなと思いました… 何卒ご検討のほどお願いします… | マシュマロ 匿名のメッセージを受け付けています。 marshmallow-qa.com

その後に届いたマシュマロも含めて要約すると

貴方のおかげで音楽を聴く習慣がついた。もっと色々と知りたいので普段 聴いているプレイリストを公開してほしい。
ジャンルは何でもいいが初心者なのであまり玄人向けの楽曲はわからないかもしれない。けど色々と知りたいので上手いこと頼む。

なるほど...プレイリストかぁ...言うてめっちゃ散らかってるからなぁ...
まとめるつっても何万曲あるかわからんし...だいたい今そんな時間が...

🐣🐣🐣🐣🐣🐣 できたぁ~ 🐣🐣🐣🐣🐣🐣░P░L░A░Y░L░I░S░T░ ░F░O░R░ ░M░A░R░S░H░M░A░L░L░O░W░M░A░N░
░P░O░P░ ░D░E░ ░K░I░K░I░Y░A░S░U░I░ ░I░R░O░N░N░A░ ░Y░A░T░S░U░ ░M░I░X░

というわけで自分の性癖をすべて投入したプレイリストを作りました。
聴いたときに「あ、こういうの好きかも」と好奇心を抱く入り口になりそうな楽曲を中心に何となくジャンルごとにまとめたのでお時間があるときにでも聴いてみて下さい。何か一曲でもお気に入りが見つかれば幸いです🐣

■01-16 何か良い感じになるゾーン(dream/chill/lo-fi/phyche/Weird/etc...)

グッドメロディと独特のゆるさがあって流すと良い感じになるゾーンです。ふわっとしたいときに聴くと良い感じにふわっとなるのでオススメです。

01.Dionysian State/Mild High Club 
2021年。AOR、シティポップ、ドリームポップ、ブラジリアンポップ、モダンサイケetc...色んな良質な音楽のテイストを取り込んだ上で難しい方向に行かず圧倒的ポップさでまとめあげる手腕に脱帽です。音量をどれだけ上げてもまったく煩くならないのがすごい。今年一番聴いてるかもしれない一曲。
02.Loretta/Ginger Root
2021年。現行のミュージシャンでトップクラスに好き。もう出す曲ほんと全部良くて片っ端から全部好きなんですけどこの曲は特に最高。イントロから終わりまで1ミリの隙もない完璧なポップス!今年の個人的ベスト好き好きトラック候補。職人芸なんだけど可愛くてキャッチーという理想形です。
03.Ralphie/Post animal
2018年。昔の大御所バンドがバラードのラストでやりそうな衝撃的なイントロでまずノックアウト。からの爽やかで軽快なポップ進行で再度ノックアウト。0:47~「サビはあっさり系タイプの曲なのかな…」と思ってたら実はサビは1:17~であまりの良さに再びノックアウト。超カッコいい。
05.Get Down/Still Woozy
2021年。基本的にノスタルジックでどこか懐かしいメロディみたいな概念に弱いのでこの曲も2秒でノックアウト。今の時代、サブスク受けするキャッチーなメロディをいかに早く聴かせるかが大事らしいのですがおかげでサビ/フックはじまりの曲が増えて個人的にはめっちゃありがたいです。
07.Aerostar/Video Age
2020年。80s'テイストをこれでもかと取り入れた上でちゃんと新しくてちゃんとキャッチー。遊び心たっぷりの可愛らしいAメロからしっかりと決めにかかってくる必殺のサビはありそうで他に全然ないVideo Ageならではのキラートラック。このアルバムは全部良いので是非聴いてほしいです。
16.Sunshine State/Pixey
2021年。これはもう一発で片腕持っていかれます。まさに90s'マナーど真ん中のブレイクビーツ+明日死ぬとしても絶対に体が動いてしまう一撃必殺のキャッチーなフックでフロアがトチ狂う姿が幻視できます。最高です。

■17-42 いろんなヒップホップ(trap/R&B/UKrap/soul/alternative/etc...)

様々なタイプのヒップホップおよびヒップホップを出自とするポップミュージックが並ぶゾーンです。ゴリゴリに硬派なギャングスタラップよりも音楽的にカラフルでポップな曲が好みなのでそういう曲が多いです。

17.Needed You/Bad Boy Chiller Crew
2020年。最近ハマってるUKrapのグループ。グライムやガラージといったクラブミュージックが背景にあるのでサウンドがあんまし重くないのが好きでよく聴いています。本人達のルックスがその辺にいそうな普通の兄ちゃんなのもビースティーボーイズ味を感じて好きです。
20.Fill Me In/Craig David
2000年。この曲はヒップホップではないけどUKrapを聴き始めたついでに思い出したシリーズです。今聴いてもやっぱこの滑らかなフロウと声はめちゃくちゃカッコいい。一発で仕留めにかかってくるサビのキャッチーさと完成度は大げさではなくポップ史に残る大傑作だと個人的には思います。
23.SAD!/XXXTENTACION
2018年。最初聴いたときはもうほんと衝撃。こんなに音数少ないのにサウンドが豊かで、こんなにBPM遅いのにスピード感があって、おまけに死ぬほどキャッチー。10年代のベスト好き好きトラックのひとつです。
24.Walk It Talk It/Migos
2018年。トラップ(ヒップホップのビートの種類)の何が面白いん?全部一緒やん…みたいに思ってた自分に面白さを教えてくれた人達。ちょっと難しい話ですがトラップを退屈に感じてた時期はこの曲をBPM(曲のテンポのこと)73の遅い曲だと認識してたんですけど、ある日MVに出てくる観客の動きを見て「BPMに対して人間の動き速くね?」となって試しに一緒に首振ってみたら「あっこの曲BPM146だ!うおぉー速い!」と急に理解してその瞬間に今まで退屈に聴こえてたトラックのスピード感とかラップがどういうリズムでハメられてるのか全部わかって世界が変わったという思い出があります。なのでトラップがイマイチわからん…という方はぜひ今感じてる倍のテンポもしくは4倍のテンポで首を上下に振ってみて下さい。首関節の隙間に言葉がスポスポと小気味よくハマる感覚が発生したらもう終わりです。
29.EARFQUAKE/Tyler, The Creator
2019年。ヒップホップを出自としながら音楽的な表現領域をどんどん拡張していくタイプのミュージシャンが大好きで、この人もその一人。サウンドだけでなくファッションも最高。他にもアウトキャストのandre3000、CeeLo-Greenといった才能あふれる黒人ミュージシャンによるポップミュージックは本当に素晴らしい作品が多いので「ヒップホップかぁ…」的な先入観は捨てて色々触れてみると新たなお気に入りが見つかるかもしれないです。
42.GOOBA/6ix9ine
2020年。聴いてるだけでIQがガンガン下がっていきそうで好きです。海外のリアクション系youtuberの方が「マジでうるせぇ…何言ってるかわかんねぇし…ほんと嫌いだわぁ...」って言いながらノリノリで踊ってたのがめっちゃ笑いました。これに対抗できるのは卯月コウの鍋ラップしかない…

■43-79 インディロック大好きゾーン(rock/pop/postpunk/tweepop/etc...)

なんだかんだで一番聴いてきたゾーンなのでボリュームがあります。
細かいジャンル的な事情はいったん横に置いてとにかく音が何らかの形でキャッチーな楽曲を並べたので好奇心への導入にはなると思います。

43.The Overload/Yard Act
2021年。聴いた瞬間に「はい決まり。優勝!」ってなりました。ポストパンクというジャンル自体が完全初見の方にとっては少し説明を必要とする音楽なので純粋にサウンドだけでオススメするのは難しかったりするんですけどこの曲はそういうの一切不要。サウンドが単純に超カッコいい。
46.Bad Dream Boy/Hippo Campus
2021年。何でもできる器用なバンドなのですが新作がまさかのインディロックモードで大興奮。イントロの時点でキャッチーですがもう0:41~のフックで一発ノックアウト。やっぱ強いメロディを書けるというのは何のジャンルであれ最強ですね。このバンドはどのモードでもいい曲書くのでオススメ。
47.The Way That I Love U Has Changed/Chris Farren
2018年。インディポップ界隈でトップクラスに好き。「ノリが良い」「メロディが良い」「キャッチーなサビがある」「可愛い」「基本楽しいんだけどどこかちょっと切ない」「3分前後で終わる」といった個人的な性癖をすべて満たしてくれる数少ないミュージシャンです。一生好き。
50.Everything Is Everything/Phoenix
2004年。開始5秒で「あっ天才来ちゃった」ってなった名曲。あれです、究極の寿司は口に含んだ瞬間にシャリとネタとわさびと醤油が混ざり合い宇宙になる的な話です。もう単純に音が良すぎる。余計な音一切なし。そしてポップ史に残る最強のフックeverything♪ is everything♪はぁ…良い…
55.The First Single/The Format
2003年。古い曲ですけど今でも宝物のような一曲。ぶっちゃけ似たようなテイストの曲はいっぱいあると思うんですけど何か特別好きで定期的に聴き返してはエモくなってます。ハッピーで踊りながらも涙腺に来る的な曲が性癖なのはこの辺の影響が大きいと思います。
61.Dreaming/Bad Nerves
2020年。メロディセンスがずば抜けてるのでもっと寄せた曲も書けると思うんですけど、その才能をストレートなパンクビートに託すという生き様が最高です。そう、バンドなんてやりたいことをやって飽きたら解散すればいいんですよ。人々は未来などないことを思い出すべきです(急な偏った思想)
66.TeenageBlues/Vistas
2020年。あまりに良すぎて単独でnote記事を書いてしまったくらい傑作だったアルバムを代表する一曲。これ以上の曲を作れるのか?と当時思ったんですけど今年出た新譜も名曲揃いでまた引きました。ポップバンドの良心として末永く活動してもらいたいです。ポップバンドの未来です(前項との矛盾)
75.A Teenager in Love/Pains of Being Pure at Heart
2009年。所謂ネオアコとかトゥイーポップと呼ばれる北欧製の家具がたくさん置いてあるオシャレなカフェでカーディガンを着た薄味の男子が小声で歌っている感じの音楽(偏見)もヒップホップと同様に意外と聴く人を選ぶジャンルかなと思いますが、この辺に並んでるバンドはどれも本当に音楽的に素晴らしいキラキラした宝石みたいなポップミュージックばかりなので是非聴いてもらいたいです。淡い青春感みたいなやつならこのジャンル一択です。

■80-88 何か良い感じになるゾーン2(bedroom/dream/lo-fi/jazzy/etc...)

1より更にゆるめでぼーっとしてるときに流すと良い感じになるやつです。食後とか寝起きとか眠い時とか死後に流すと映えると思います。

81.LOCKET/CRUMB
2017年。この手のサウンドの一つの到達点。ジャズソウルをベースとした甘く痺れるようなメロディとサイケデリックな音像による程よい眩暈感とガレージロック的なフィジカルと汚し感が絶妙にブレンドされためっちゃ美味しい毒薬みたいな曲です。今年出た新譜も半端ない出来でしたので是非。
85.Everytime/boy pablo
2017年。洗練されているようでどこか人懐こい中毒性のある浮遊感がクセになるインディポップの魅力全部入り的なboypabloさんの代表曲。特に用事がない夕方に川とか見ながら聴くと川の流れに集中できてとても良いです。
音楽性と聴きやすさが同居してるので入門編としても丁度いいと思います。

■89-103シンセポップっぽいやつからのディスコっぽいやつからのソウルテイストのポップからのなんか全体的に楽しい感じのゾーン(色々)

シンセポップっぽいやつからのディスコっぽいやつからのソウルテイストのポップからのなんか全体的に楽しい感じのゾーンです。楽しい感じゾーン

90.Pop Therapy/Video Age
2018年。二回目の登場VideoAgeさん。これ以上ふざけると「ダサい」の閾値を超えて向こう側に行ってしまう紙一重ギリギリのところで生み出される最高のシンセポップ。サビがグッドメロディ&可愛くて大好き。この曲に合わせて散歩すると異常に楽しいので家から出て運動するのオススメです。
96.A Week Away/Spearmint
1999年。ゆったりとしたレトロ調のイントロに「こういう曲か~」と思って聴いてると0:26~異常が発生し「!?」ってなって以降最後まで瑞々しさと爽快さを併せ持った最高のポップミュージックが弾け続けるビックリ箱みたいな曲。あんましロンドンのバンドっぽくないのも面白いですね。

■104-109サンシャイン感がすごい(sunshinepop)

人間はポップを追求すると最終的に海に行きたくなる理論のゾーンです。
目指してる高みが高みなので皆さん編曲レベルがバカ高くて素敵です。

107.One Drop Of RainThe/Explorers Club
2020年。このバンドを知ったときは衝撃でした。完全に後追いだったので「いったい何者!?完成度ヤバすぎない!?」と調べたところ彼らがデビューした瞬間に世界中のサンシャインおじさん達が全員号泣しながら満面の笑みを浮かべて最寄りの海に入水していったらしいです。嘘ですが実話です。

一応説明すると神話の時代にビーチボーイズという大量の人間の頭を狂わせたそれはもう偉大なバンドが存在していまして、そのフォロワーは誰もが本気であのサウンドをあのハーモニーを再現することに人生を捧げているのですが(故にファンも濃い&耳が肥えてる人が多くワナビーサンシャインはすぐに斬首され山に埋められる)ここまでのクオリティをやってのけたのは見事としか言いようがなく僕も彼らの曲を聴いてすぐに入水しました。「っぽい」で終わらずにオリジナリティがあるのが何より素晴らしいですね。

■110-110マジで良い歌ゾーン(indiepop/indiefolk/retropop/etc...)

素晴らしいソングライティングによる本当に何度でも聴ける歌ゾーンです。普遍的な意味での良い歌という点では一番ここが聴きやすいと思います。

111.Rom-com Gone Wrong/MATT MALTESE
2020年。イントロの甘く蕩けるフレーズ一発で持っていく大好きな曲。今風のトラックメイキングと昔ながらの伝統的なソングライティングのハイブリッドといった手触りで、若い人もベテランもどちらも楽しめる素晴らしい曲だと思います。聴きながら歌って一緒にハモるとすごく楽しいよ。
115.The Cavalry/Ryan Power
2018年。ここ数年でもトップクラスに美しいと思う一曲です。AORっぽい爽やかな海風吹いてます感を基調にブラジリアンポップ風味の洒脱なコード感やアレンジ、語り掛けるような優しい歌声。すべてがあまりにも上質で「僕みたいな下品な人間がすいません…」という気持ちにもなります。最高。
122.New Music/Another Michael
2021年。奇跡のような歌声と穏やかなアルペジオ、そして美しいクワイアがゆっくりと重なり合っていき、まるで上質な絹織物を編んでいくかのような丁寧な音像の重なり合いが頂点に達してドラムが入ってくる瞬間の美しさは筆舌に尽くしがたい感動があります。聴いてると良すぎて寝ちゃう。

■124-149 ウォォーー!!!!!!!!ゾーン(punk/hardcore/metal/etc...)

多種多様な騒々しい楽曲ゾーンですが一応ポップで可愛げがあるやつを選んだので多分聴きやすいと思います。破壊衝動と可愛いは両立するのです。

124.Stallion/The Garden
2018年。クソカッコいい上にとにかく可愛い。ズタズタズタズタ!から急にテンポが変わった後のベースラインが可愛い。ストップの際のドラムフィルも可愛い。そしてなによりこの曲はMVが最高過ぎるのでぜひ見てほしいです。とくに終わり方が本当に良いです。「何?」ってなって絶対笑います。142.Throne/Bring Me the Horizon
2015年。この手のバンドで現在世界最強と呼ばれるBMTHさんの代表曲の一つ。そりゃ売れるわ。こういうパリッと定まったヘヴィなサウンドは絶対にUS産の天下が続くと思ってましたけどまさかUKから出てくるとは…自分が10代だったら絶対このバンドしか聴かない!みたいになってたと思います。
145.Master of Puppets/Metallica
1986年。メタリカが他のメタルバンドと決定的に異なるところ。それはズバリ「曲が可愛い」ということです。ジャンッ!ジャッジャッジャー!なんてイントロは正気では作れないんですよ。普通はもっとカッコつけたくなったり自分を高尚な人間に見せたくなるもんなんです人間という生き物は。それなのにジャンッ!ジャッジャッジャー!ですよ。子供か。これが出来るからメタリカ先輩は今日も最前線でやれてるんです。「可愛い」これがなにより大事という学びがこの楽曲にはあります。ジャンッ!ジャッジャッジャー!

■150-159 機械は友達ゾーン(IDM/futurebass/cmplextro/house/etc...)

ピコピコバキバキドンツクしたゾーンです。身体を動かすダンスミュージックもあれば聴いて楽しいドローンミュージックもあるので用途に合わせて聴くと良いと思います。

■160-166 おやすみゾーン(postclassical/chamber/acoustic/drone/etc...)

すごく静かなゾーンです。アート方面に行き過ぎると「ちょっとわからんなぁ…」になっちゃうと思うのでなるべく聴きやすい曲を選びました。

161.Vapor Trails/Grouper
2011年。アンビエントとかドローンミュージックと呼ばれるずーっとホワーンて鳴り続ける音の微細な変化や質感の妙、音が重なっていくことによる響きの美しさみたいなものを静かに愛でたり瞑想したり音を出すことの意味を問うたり寝たりする音楽がありまして、そういう音楽に歌を乗せた静謐で美しいポップミュージックの名曲です。ジャンル自体が「それは本当にポップか?」と聞かれるとアートの側面も強いので難しいところですがこの曲は普通に聴いて楽しめるポップスだと思います。睡眠時のお供等にオススメ。
163.20:17/Olafur Arnalds,Nils Frahm
2015年。ポストクラシカルと呼ばれるジャンルは映画や超大作ゲームのBGMにありそうな超壮大な路線からシンプルなピアノだけの小品みたいなのも色々あってコレ!とは言いにくいのですが個人的には静かなピアノ系が好きでよく聴いてます。Nils Frahmの作品はとりわけ聴きやすくて好きです。
165.Give Your Baby a Standing Ovation/Town&Country
2000年。これも所謂3分で終わるポップソングではないけれど、昨今のポストクラシカルと呼ばれる音楽を経た耳で聴くとまた新鮮なので時間に余裕があるときに何となく流しておくと急に「理解した!」がくるかもしれません。ため息が出るほど美しい曲です。うちのおばあちゃん一押しの曲です。
166.Love Proceeding/BADBADNOTGOOD
2021年。今年リリースされたすべての音楽の中で一番感動したやつです。
鳴らされる音の一つ一つの存在感、躍動感、激しくも温かみのあるアンサンブルを包み込む流麗なストリングス、すべてが混然一体となってコロナ渦で完膚なきまでに打ちのめされた社会と人の心を再生していく生命力みたいなものを勝手に感じて都合よくエモくなって姑息な涙を流しています。

■167-200リファレンス先として頻繁に参照されている神話の時代の名曲

ここから先は「これから音楽を色々聴いていきたい!」っていう方が今聴く必要は全くないです。ただ今後色々と聴いていく内に「あれ…?なんかこのジャンルのこの界隈って似たような気配がするな…?」つってサウンドの向こうにぼんやりと神々のシルエットが見える瞬間が来ると思うんですけど、そのときの為に現行のミュージシャンがよく参照する神話の時代に生まれた名曲をいくつかリスト化しておくので何となく記憶に留めておくといつの日か「ああ!こことあれがこうなってこう!」つって点が線に繋がって面白くなるかもしれないです。ジョジョのスタンドコレクションではないです。

■おわり

…というわけで合計200曲12時間のプレイリストができました。本当はあと9800曲選びたいのですが今年が終わってしまう気配があったのでとりあえずこれで。こんだけあれば何か一曲くらいお気に入り見つかるっしょ!!!!

趣味で気まぐれに書いてる音楽の話を真剣に読んでくれて、その上で音楽をもっと知りたいと思ってマシュマロを投げてくれたその情熱というか新しいことを学びたいという熱意に感謝と敬意を表して真剣に選びました。
冒頭に書いた通り、自分の守備範囲の中から「なるべく聴きやすい」「各ジャンルへの入り口になりそう」な曲を選んだつもりなので、このリストが皆様の今後の素敵な音楽ライフに少しでも役立てたら幸いです。ではでは~🐣

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