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私 - ラマナ・マハリシ

この身体の内に「私」として立ち現れるものが意識である。自分の身体のうちのどこに、まず「私」という想いが現れるか調べてみると、それは自分の心であることが知られるだろう。そこが意識の起源の宿る場所である。人が、絶えず「私」「私」と考えていると、いつしかその想いは心に集められてゆくだろう。他の想いはその後にやってくる。

微細なものである意識が、頭脳や感覚器官を通して外部へ出ると、粗大なものである名前や形が立ち現れる。意識が心の内にとどまっていれば、名前や形は消えてしまう。意識を外に出て行かせず、…心の内にとどめておきなさい。

意識が心の内にとどまっているときには、すべての想いの源である「私」は去り、常在の自己が輝くだろう。
ラマナ・マハリシ

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